東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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【出前講義】愛媛県立西条農業高等学校・特別講義実習「高等植物における生殖・受粉反応--自家不和合性・受精・品種改良--」(6/16)

2015年6月17日 (水)

 前日までの快晴がうそのように、朝から雨模様。昼にかけて、ずいぶん強くなって。梅雨の晴れ間であれば、農作業をするのに、都合がよいのですが、なかなかそうはいかず。。。実習をするという日が、こんな雨の日に当たるのも、日頃の行いでしょうか。。。前日の今治市内での2件のふるさと出前授業(鳥生小学校近見小学校)に続いて、今では今治市の隣の市になった、西条市内にある愛媛県立西条農業高等学校へ。西条農高へ伺ったのははじめて。3月まで今治南高の園芸クリエート科でお世話になっていた別府先生が異動され、新しい学校でも出前講義をお願いできないかと言うリクエストを頂きましたので。ありがとうございました。伊予西条駅から加茂川にそって、山の方へというのが西条農高がある場所。農業高校と言うことで、渡辺も普段の植物管理で使っている化成肥料など、農業に関することを普段から学習できるように、。あらためて、化成肥料の中の窒素成分などの計算法を考えさせられました。

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DSCN7528.JPG 午前の講義は、食農科学科の3年生。講義では、農業生産において重要な受粉、受精。受粉、受精が起きなければ、果実、種子生産はできないわけです。そのためには、農作物の花をどれくらい知っているか。咲くことが希なサトイモ、サツマイモ、レタス以外は、ほぼ理解していたのではないでしょうか。普段からの先生方の指導であったり、毎日の観察の賜物ではないかと。

DSCN7530.JPG 午前の講義は、食農科学科の3年生。講義では、農業生産において重要な受粉、受精。受粉、受精が起きなければ、果実、種子生産はできないわけです。そのためには、農作物の花をどれくらい知っているか。咲くことが希なサトイモ、サツマイモ、レタス以外は、ほぼ理解していたのではないでしょうか。普段からの先生方の指導であったり、毎日の観察の賜物ではないかと。受粉反応、自家不和合性の動画を見て頂き、どの様なことが起きているのかと言うことを考えてもらい、子実形成の重要性を改めて認識してもらえたのではないかと。

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IMG_3845.JPG 講義の後半は、品種改良。品種改良の目的、現在、主力のF1雑種品種育種について。雑種強勢が起きるメカニズムはわかってないものの、こうした種子があることによって、そろいがよくなり、栽培効率もよくなると。講義の最後は、講義のあとの実習に向けて、果実の横断面の比較したものを見てもらい、こうした種子形成の場所がどのように変化するかを実際に観察すると言うことで、次の時間に。

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IMG_3857.JPG 講義のあとは、外での実習。小雨模様でしたので、ビニルハウスでの実習。この季節なので、ウリ科、ナス科の果菜類を中心に。メロンもきれいにネットが形成されていましたが、このネット形成によって価格にも影響すると。本当は中身の味なのですが。。。メロンの収穫には少し早いので、代わりに、スイカを使って、種子がどの様に配置しているかを実際の横断面で、観察。雨がほぼやんだところで、外に出ているスイカの雄花、雌花の観察。雌しべの柱頭と種子形成の関係も実物を見ると言うことは、理解しやすかったのでは。さらに、同じウリ科のキュウリの横断面も。あわせて観察。

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DSCN7565.JPG では、ナス科ではと言うことで、ナスの花と果実の横断面の比較。こうした心皮の数が増えたのも講義で行った品種改良の賜物。ちょっとした観察で、新しいことに気がつくものと言うことがわかってもらえたのでは。こんな観察力を駆使して、課題研究もがんばってほしいと。。。

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DSCN7573.JPG 最後になりましたが、西条農高校長・信尾校長先生、成高教頭先生、担当の別府先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 午前の講義の前に、信尾校長先生とお目にかかって、今日の講義のことなど、少し時間を頂戴して、お話しできました。ありがとうございました。

DSCN7514.JPG PS.のPS. 農業科の先生方の部屋の外には、「ちゃんと勉強するように」ということを方言で。ほっとします。こういうのを見ると。

DSCN7513.JPG PS.のPS.のPS. 当日の夕方には、西条農高のHPに渡辺の講義のことが記されていたのを発見。丁寧に書いて頂き、ありがとうございました。渡辺の調査不足だったのですが、渡辺が講義に来ることが、HPに告知されており、案内のpdfもuploadされてありました。ありがとうございました。

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【出前講義】今治市立近見小学校「キャベツとブロッコリー」(2015年度ふるさと出前授業-7、6/15)

2015年6月16日 (火)

 午前中が鳥生小学校。はじめて出前講義に伺った小学校。午後からは今治のどちらかと言えば、北部にある小学校。学校の近くには近見山があり、渡辺も何度か近くに伺うことはありましたが、実際に伺ったのははじめてとなる、近見小学校。学校に行く途中には、市営球場が新しくなっており、渡辺が高校時代には、手動のスコアボードだったのが、電光掲示板に。また、時間を見つけて、近くまで行くことができればと。高校2年の夏の甲子園の県大会予選の時には、スコアボードを書いたあるバイトをしたことを思い出しながら。。。時代の変遷を。。。

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DSCN7471.JPG 講義の最初にお話し頂いたのは、森校長先生から。森校長先生には、上朝小学校、下朝小学校合同の講義の折りに、下朝小学校の校長先生として、お世話になり、今回、この近見小学校でもお世話に。ありがとうございました。校長先生のお話に続いて、代表の小学生の方から、2011.03.11の東日本大震災にむけて、被災地に緑を取り戻そうという「緑のバトン」と言う企画で、応援頂いているというコメントを。被災地の沿岸部は、復興にはまだまだと言うことで、こうしたことに対して、遠く離れた今治から、応援頂いているというのは、本当に心強い限りでした。ありがとうございました。

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DSCN7479.JPG 講義の内容は、午前の鳥生小学校と同じ「キャベツとブロッコリー」。午前と同じようにキャベツとブロッコリーの違い、同じ所を考える。その前に、まずは、トマトをモデルとして、植物の生長について復習を。トマトだけでなく、他の植物でも同じような生長のことがいえるものはと言う問いに対して、午前の鳥生小学校よりも多くの植物、作物の名称が出てきたのは、よく観察できているなと。これを踏まえて、キャベツ、ブロッコリーの生長を説明して。で、キャベツとブロッコリーを交雑することはできる、つまり、新しい植物を育成できる。そのために、実際のキャベツとブロッコリーの実物を見ながら、どこがどの部分なのか、改めて、考えて。では、キャベツとブロッコリーの遺伝子を混ぜるとどの様な新しい植物ができるか。まさに考える理科という感じかなと。。。

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DSCN7483.JPG 25min、グループで考え、早くにできるグループもあれば、なかなか、考えがまとまらないグループも。それでも他のグループがプレゼン練習を始めると、彼らから刺激を受けて、大急ぎで。どのグループも無事、プレゼンができるように。このあたりは、理科専科が渡辺が小学校の頃から浸透している今治ならではと言うことだと。

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DSCN7490.JPG この後は、午前同様にホワイトボードの裏表にはり付けて、プレゼン。質問時間を午前中に失敗したので、質問数を少し制限して。2つのクラスからたくさんの質問でしたが、何とか厳選して。もちろん、渡辺も疑問に思ったことは、質問。こんな時、想定していなかった質問が出ることも多くて。そんな時、とっさの判断で、グループの誰からしっかりこたえているのは、素晴らしかったです。これも、最初に話をした東日本大震災のことを考え、想定外の事への対応を普段から考えているからでしょうか。

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DSCN7497.JPG 発表のあと、渡辺から答えというか、理科として考えたとき、何が正しいのかを改めて説明して。そのあと、全体の集合写真。この前に渡辺のカメラの電池が。。。集合写真は、また、後日掲載と言うことで。いずれ、みんなで世界に向かって情報発信。最後は、代表の方から、今日の講義が自分たちにどの様な刺激になったかなど、とてもしっかりとしたコメントでした。素晴らしかったです。

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DSCN7506.JPG 講義のあと、森校長先生と昨今の教育事情についてずいぶんお話し頂きました。ありがとうございました。最後になりましたが、近見小学校校長・森先生、教頭先生、6年生主任・越智先生、6年生の担任の先生方をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 近見小学校のHPには、月曜日の渡辺の出前講義のことがすでにuploadされていました。当日は、プールの公開だったようで。天気もよかったですので。

 PS.のPS. 6年生の担任をされている先生は、渡辺が小学校の頃にお世話になっていた先生のことをご存じで。世の中、狭くできているのをここでも感じました。今後ともよろしくお願いいたします。

 PS.のPS.のPS. これで、2015年度「ふるさと出前授業」の6月実施分、7つの小学校で講義ができました。梅雨の走りで、晴れ、雨など今年度は天候不順でしたが、とてもactiveな児童の皆さんから元気をこちらが頂きました。7つの小学校の先生方に感謝するとともに、「ふるさと出前授業」の日程調整等の裏方というか、統括頂いた今治市立吹揚小学校の高橋校長先生にお礼申し上げます。ありがとうございました。吹揚小学校の記事に書き忘れたのですが、秋冬の今年度・2回目の「ふるさと出前授業」の予定などの相談もさせて頂き、どの様な小学校が参加されるかも伺っております。さらに、先週の金曜日には、四国中央市立川滝小学校・村上校長先生から理科の研究会への参加も賜りました。今から秋冬になるのが楽しみです。ありがとうございました。

 

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愛媛からのおみやげーず(第一便)

2015年6月16日 (火)

マスコです。仙台は毎日蒸し暑い日が続いております。

娘の保育園でも、もうすぐプール開きです。今年から水着着用らしいので、水着を買わなくては。

ビビりな娘(4歳)を今年からプール教室に通わせようか、と画策していたら、家の近くの市民温水プールで教室をやっているとの情報が入りまして。

まさに渡りに船なので、早速問い合わせしてみようと思います。

 

さて、現在、渡辺先生は地元愛媛県へ、ふるさと出前授業の旅へ出られております。

途中、共同研究先に寄られたりするようですが、なんと長丁場2週間!えらいこっちゃで、しかし。

ぜひ、体調お気をつけ頂き、無事にお戻り頂きたいものです。

渡辺グループメンバー一同、愛媛の方角に向けて五体投地の心持ちでお帰りをお待ちしています。

そんな渡辺先生の出前授業の様子は、随時こちらのダイアリーから確認出来ます。

要チェキラ(古っ)ですよ!

 

さて、そんな渡辺先生から、たくさんのおみやげたちがラボに送られてきましたよ!

いつもメンバーへのお心づかい、本当にありがとうございます!

まず、母恵夢のお菓子詰め合わせ。

人気のうずしおパイや、バリィフィーユはじめ、お菓子のテーマパークやでー、という感じです。

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写真撮影時点で既に減っており、スキマに唐饅が入っています。

これが、次の日の朝には、

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さらに減るのでありました。恐るべし。やはりうずしおパイが人気ですね。

 

つぎに、柴田辮治商店のモナカです。

現在で、なんと九代目になるお店とか。歴史あるモナカのようです。

なんと、このモナカのために、行列も出来、売り切れる日もあるそうで。

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さっそく、実食してみました。中には、柴の印が入った最中種(地元の餅米使用)が。

餡がさらしの中に、粒がしっかりした小豆(北海道産の最高級品とのこと)が入って美味しいですね。

上品な甘さがします。

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このモナカのウラには小槌がかたどられているのですが、勤勉、家の繁栄を願う幸せのしるしなのだとか。

縁起よいお菓子、ありがとうございます!

 

いや、和洋色とりどりのお菓子、今回も沢山いただいたなあ、と思っていたら、渡辺先生からラボに電話が。

 

"水曜日に、もう一便届くから。中でも鶏卵まんじゅうは賞味期限が短いから気をつけてね!"

 

という訳で、第二便を楽しみに待つメンバー一同でした。

 

 

マスコ

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【出前講義】今治市立鳥生小学校「キャベツとブロッコリー」(2015年度ふるさと出前授業-6、6/15)

2015年6月16日 (火)

 金曜日は四国中央市立川滝小学校新居浜市立金子小学校への出前講義。6月のふるさと出前授業もこの月曜日が最後。金曜日のように湿度が高いわけでなく、また、暑すぎることもなく、好天に恵まれたのが、何よりでした。午前中に伺ったのは、鳥生小学校。渡辺が小学校の頃でしょうか。以前にも出前講義で伺ったことがありますが、立花小学校から分かれてできた小学校。どこにできたのかというのは、意外と知らないままで。。。比較的町中に近いとはいえ、周りには水田があったり、畑があったりで、自然が残っている場所。最初に校長室に伺ったときには「カナヘビ」を捕まえて、学校に持ってきたという子供さんがいらしたとか。この自然をしっかり活用して、日々、がんばってほしいなと。と言うことを少し高井校長先生とお話ししたところで、会場準備。というか、高井校長先生は、昨年度まで、美須賀小学校の校長先生として。先の吹揚小学校への統合の関係で、鳥生小学校へ。新しい小学校で、こうしてお世話になることができるのもありがたいことです。

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DSCN7431.JPG 3時間目が始まるより少し早かったですが、準備が整ったと言うことで、講義をスタート。最初に渡辺の自己紹介をしたあと、先に校長先生と話をしていた鳥生小学校の周りの自然を学校の行き帰り、日々の生活でもいかして、自然の変化を学んでほしいと。こうしたことを最後に言うことを思うのですが、すぐに忘れてしまうので。忘れないうちに。で、初日の桜井小学校以来の「キャベツとブロッコリー」の講義。最初にトマトの例を出して、種子から生長して、結実、種子形成までを復習。トマトではもちろん、こうしたlife cycleを覚えているわけですが、それ以外には、ないかなということをで。たくさんの植物、作物が同じようになっていると、確認作業を。では、今日の講義のテーマである、キャベツ、ブロッコリーでは、どの様になっているのか。桜井小学校では、どちらも観察したことがあると言う生徒さんもいましたが、いないことの方が、一般的。で、キャベツとブロッコリーの生活環を説明し、実物を見てもらったあと、この2つの植物は、もともとケールというものを人間が品種改良して、できたもの。では、一緒にしたら、どの様な新しい植物ができるかと言うこと。

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DSCN7438.JPG これを各班ごとに、きちんと相談して、まとめて、発表すると言うこと。それを最初に担当の先生からコメントいただき、子供たちが何をやるかが明確になったところでスタート。いつもなら、時計だけで何時までと言うようにするところを、何かに使う逆算タイマーで、25minをカウント。もちろん、書いている途中で、渡辺の方から、のこり時間をコメントしましたが。それでも、やっているみんなには、わかりやすかったのでは。また、途中で、こちらが書いた黒板の絵について、説明を求めに来る方も。植物の基本を改めてわかったのではないでしょうか。時間が来たところで、タイマーが知らせてくれて、5年生の先生が笛を吹いて。そこで終了。時間を守って、全部仕上げることができたのは、さすがです。普段から時間を守ることができているのだと、感動でした。

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DSCN7448.JPG 発表をするとき、感動だったのは、どのグループも全員でそろって、一例をしてから、発表をはじめて、終わったら、終わりましたと。とてもしっかりしていました。また、ホワイトボードを用意して頂き、表裏にはり付けて、次々と発表できるように工夫頂きました。ありがとうございました。また、たくさんの質問があり、少し時間をoverしてしまいましたが、なんとか。最後に、では、どんな植物になるのか、はじめに書いたホワイトボードで改めて、理解を深めてもらいました。茎が相互に重なると言うことはよいですが、根っこがなくなるようなつながり方がおかしいことは、わかってもらえたでしょうか。

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DSCN7456.JPG プレゼント質疑に時間を割きすぎたので、講義が終わったところでの質問の時間が取れず。。。手紙の中に質問は書いておいて下さい。そのあと、代表の方からしっかりとしたお礼の挨拶。ありがとうございました。感動でした。もちろん、ここでも世界に向かって情報発信。そのあとは、講義をした児童の皆さんと一緒に給食。質問が取れなかったので、いろいろな質問の時間に。いろんな事に興味を持っていて、感動でした。

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DSCN7467.JPG 最後になりましたが、鳥生小学校校長・高井先生、教頭・赤宗先生、出前講義担当・長井先生、5年生の担任の先生方をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 校長室の周りには、たくさんの生き物が観察できるように。その中でも感動したのは、カブトムシが幼虫からさなぎになるところが、ガラスコップの中で見えるようにしてあるもの。この時には、すでにさなぎになっていましたが、しばらく前には、時間をかけて、幼虫からさなぎになるのを観察できたとか。普段は、土の中で起きているイベントをこうして見えるようになるのは、よいことだなと。。。他にもトンボなどあり、楽しい空間でした。是非、毎日観察してみてはと思ったくらいでした。

DSCN7468.JPG PS.のPS. 昔、日吉小学校で理科支援員をされていた方が、金曜日の四国中央市立川滝小学校の出前講義のHPを見て、「やさいのおなか」という小学生向けの本のことを教えていただきました。ありがとうございました。基本、縦断面になるのだと思いますが。そんな本。どこか大きな本屋さんで見つけてみたいなと。ありがとうございました。

 PS.のPS.のPS. 鳥生小学校のHPに出前講義の記事がuploadされているのを、見つけました。こちらが詳しく書いていないポイントなども。ありがとうございました。

 PS.のPS.のPS.のPS. 2012年に愛媛新聞に大型コラム「道標 ふるさと伝言」を掲載しましたが、渡辺の後任として、執筆された方が、渡辺の高校、大学の後輩の方でしたが、出身の小学校がこの鳥生小学校とか。。。これも不思議なご縁だなと。ありがとうございました。

 

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【出前講義】新居浜市立金子小学校「花の不思議な世界」(2015年度ふるさと出前授業-5、6/12)

2015年6月14日 (日)

 午前中が四国中央市立川滝小学校での出前講義。午後からは、川之江駅と今治駅の真ん中くらいに位置するでしょうか、新居浜駅から車で5minくらいの所、いわゆる、町中の小学校、新居浜市立金子小学校へ。金子小学校での出前講義のきっかけも、今治小学校でお世話になっていた理科専科の岡田先生が教頭先生として異動され、それ以来。岡田先生は転出されたのですが、ちゃんと岡田先生のことを覚えている方々も。それだけ子供たちに溶け込んで仕事をされていたのだろうと。。最近、気がついたのですが、学校の玄関には、多くのところで「ソテツ」が植えられていること。こんなちょっとしたことにも、目が向かないと気がつかないのだなと。

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DSCN7362.JPG 最初に校長先生から渡辺のことを紹介頂き、渡辺からも今治から新居浜に来る先のきっかけなど、いくつかのことを話して、今日の講義テーマである「花」のことから話を。花の名前を知っている、知ってないというのは、大事なことでないというと、間違いかも知れないですが、普段から身の回りを観察する、注意を払うことの大切さ。

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DSCN7368.JPG それとあわせて、どの花とどの花が似ているか、いわゆる、分類の問題。身の回りには、例えば、キク科、バラ科、アブラナ科の植物をたくさん見ることができ ます。その例として、キク科の花の形を考えて。花の真ん中の部分に種子はできるし、周辺には花弁が見える。不思議な構造をしていると。それを説明するの に、周りの花弁の花を「舌状花」と言うのですが、その言葉は難しいので、どう説明するのがよいかと思っていたら、「飾り」というようなとてもフィットした 言葉を言ってくれる児童の方が。とてもわかりやすい説明ができたなと。

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DSCN7377.JPG では、リンゴは。。。バラ科。他に似たような花、つまり、他の種はと言う問題。サクラ、モモ、ウメ、サクランボ、イチゴ。よく観察できているなと。そんな花の構造から考えてみると。雌しべの先端は複雑な構造。余りの小ささにびっくりだったのでは。また、雌しべの先端での花粉の吸水、発芽、花粉管伸長はやっぱり、「へーーー!!」だったようです。というか、受粉反応が身近の花でこんなことになっているのに、不思議に思うのかなと。

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DSCN7384.JPG で、リンゴをモデルに、花から果実形成まで。大きな果実になれば、リンゴに見えるのですが、最初は、そんな風に見えない。でも、似ているバラ科の果実には。それを考えるのも普段からの観察の賜物だなと。ここからはリンゴの品種名は知らないけど、ミカンの品種はたくさん知っていることを実感してもらい、せっかくなので、冬にリンゴが出るようになれば、新しいリンゴを食べて、この講義のことを思い出してもらえれば。。。

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DSCN7394.JPG 最後のパートはリンゴの不思議のさらなる部分の自家不和合性と受精できるものは、種子であって、その周りの果実の部分は何かというのを考えること。あと、この日がかなり天気がよかったからかも知れないですが、と言うか、渡辺のミスなのですが、リンゴに蕚片を観察できることを失念していて、次の所に話を行こうとして。この自家不和合性のところで、金子小学校での出前講義でいつもびっくりさせられるのが、「自家不和合性が必要な理由」、つまり、他の遺伝子を混ぜる方がよい理由。今回もストライクでこたえてくれた方が。この小学校の先生方の普段からの指導で何かあるのでしょうか。びっくりです。と言うか、感動です。是非、渡辺の所で一緒に研究をしましょうと。感動でした。

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DSCN7418.JPG 講義が終わったところで、質問の時間、十分な時間をとることはできなかったですが、たくさんの質問をもらいました。質問できなかった方は、講義のあとに、感想などの手紙を書くと。その中に質問を書いておいて下さい。そのあと、代表の方からしっかりとしたお礼の挨拶。ありがとうございました。感動でした。もちろん、ここでも世界に向かって情報発信。少しピントが。。お許しください。学校に到着して、講義後に本田校長先生と昨今の教育事情ついて、お話しする時間を頂戴できました。ありがとうございました。

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DSCN7427.JPG 最後になりましたが、金子小学校校長・本田先生、教頭・今村先生、理科専科・千崎先生、6年生の担任の先生方をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 前日、6/11(木)には、三陸沖、宮城県沖、岩手県沖などでM5クラスの地震が結構な頻度で。何かの前兆でないのか、気になると思っていたら、6/12(金)は、宮城県沖地震が37年前に発生したと。。。火山活動などが活発になっているので、ちょっと気になるわけですが、しばらく仙台に戻れないので。。。何もないことを祈りつつ。。。もちろん、南海、東南海という大きな地震が起きないことも。。。
 


 

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