東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

生命科学セミナー「ゲノムインプリンティング --DNA脱メチル化に不可欠な新たなプレイヤー--」を10月13日に開催

2009年9月 1日

生命科学セミナー「ゲノムインプリンティング --DNA脱メチル化に不可欠な新たなプレイヤー--」を10月13日に開催します。ゲノム配列が明らかになった今、ゲノムの修飾、ゲノムインプリンティングが、様々な場面で研究され、その重要さが増しています。われわれの研究室でも、アブラナ科植物の自家不和合性における優劣性、葯の発現に伴うsmall RNAの発現など、いくつかの論文発表をしています。それらは、研究室の成果をご覧ください。

http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/work.html

今回は、奈良先端科学技術大学院大学・バイオサイエンス研究科・木下 哲 特任准教授に、セミナーをお願いしました。胚乳は植物に特有な細胞で、3nの細胞であり、母方から2nが由来し、父方から1nが由来する特異な細胞から、発生が始まります。この胚乳発生での遺伝子発現調節は、エピジェネテックな遺伝子発現制御のモデルとして取り上げられ、ゲノムインプリンティングでは、木下先生は世界をリードしている方です。エピジェネテックな遺伝子発現制御、ゲノムインプリンティングは、動植物に関係なく、ホットな分野だと思いますので、ぜひ、ご参加いただければと思います。


10/13(Tue), 16:00~18:00に、生命科学研究科・本館・3Fの大会議室で行います。たくさんのご来場をお待ちしております。

わたなべ