東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【お知らせ】JST Science Window 2010年 早春号 (2-3月) の「せんせいクラブ」に、書評、掲載

2010年1月20日

 丸2年くらい前に、初めてJSTで支援しているSSHという活動を知った。SSH, Super Science Highschool事業である。そのときは、東北地区の発表会で、岩手県の水沢高校にお邪魔した。高校生がこんなサイエンスをしているのだと、新鮮であったのを覚えていると同時に、自分が高校生の頃に、こんなことがあればよいのにと思ったのを覚えている。

 

 関連リンク: NewsRelease 東北地区SSH指定校・合同発表会コメンテーター 2008.01.28


 それ以来、SSHの指導で出前講義をすることが多くなり、鹿児島県の錦江湾高校では、ダイコン多様性研究の指導を行っている。遠隔地であり、20校近い参加校を指導するということもあり、internetでの双方向通信が可能となっている。

 

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 また、今年度からJSTの「科学者の卵養成講座」という事業も東北大で行っており、各方面から、ご指導、ご支援、ご声援を受けながら、何とか1年が過ぎようとしている。

 

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 そんな折、このようなアウトリーチ活動をがんばってみようかと思わせてくれたJSTSSHの担当者の方から、JSTが発行している「Science Window」という雑誌の表紙が、葉ボタンであるということを教えて頂き、アブラナ科作物を扱っている研究者としてはいたく感動したのを覚えている。


 関連リンク:研究室ダイアリー キャベツ・多様性・人のつながり。。。。 2009.11.18


 そんなつながりもあり、その雑誌の最後にある「せんせいクラブ」という書評というか、コメントというか、そのような記事の依頼を受けた。いつも1,000字を超える文章を書くことが多い中、600-800字という制限もあり、編集委員長の方にはずいぶんご迷惑をおかけしたが、何とか昨日刷り上がった。

 

 Science Window 2010年 早春号(2-3月) pdf版 ダウンロードはこちら (file size 8.45MB)


 file sizeが大きいのは、渡辺の記事は34 pageにあり、それ以外にもサイエンスの記事がたくさんあるからである。downloadは大変かもしれないが、ご一読頂ければ、幸甚である。ここまでのいきさつ等記してある。

 何よりこうした記事が、サイエンスを指導している小中高の先生方のサポートになり、また、その指導を受けている生徒さんたちの理科離れを防止してもらえれば、幸いである。このところ、こうした文章を書くようになったのも、それ相応の年齢になったからかもしれない。

 

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わたなべしるす


PS. 本質とは関係ないかもしれないが、1/18の「化学」の記事のとなりは、2009年の「ノーベル賞」の説明があった。また、今回の本紙には、東北大・工学部を卒業され、ノーベル化学賞を受賞された田中博士の記事がある。書いている本人だけが、何となくうれしい気分なのは、理系の方なら、理解して頂けるのでは。。。。