東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【出前講義】新居浜市立金子小学校、今治市立今治小学校「花の不思議な世界--りんごの花からりんごができるまで?? --」(2011年度ふるさと出前授業-5, 6、12/01, 06追記)

2011年12月 1日 (木)

 昨日は、今回校内の改修工事の関係などで、出前講義をできなかった、日高小学校との打合せでした。来年度は、春、秋のどちらかではできるというようなことをお話しでき、ありがたい限りでした。また、残りの時間で、今治南の別府先生にアブラナ栽培、遺伝資源のことなどを伺い、今後の参考を頂きました。ありがとうございました。

 前々日は、日吉小、常盤小への出前講義でしたが、3日目の午前は、新居浜市立金子小学校。新居浜市は今治市のお隣のお隣。今回この小学校に行くきっかけになったのは、この日の午後から伺う、今治小学校の理科を担当され、様々なことでお世話になっていた、岡田先生が昇任され、教頭先生としてこの小学校に赴任されたことでした。子供の頃はあまり電車に乗ることもなかったのもあり、同じ愛媛県内なのですが、新居浜駅で下車したことは、今回が初めてだったような気がします。朝から、少し雨模様で、昨日よりもずいぶん寒い気温でしたが、室内は、一昨日同様に、暖房を十分にかけた環境を準備頂き、ありがとうございました。腰の方も、順調な状態で、講義ができました。

DSCN1869.JPG 6年生、4クラスへの講義でしたが、今回は、特にインフルエンザなどもはやってなく、見やすい場所で見てもらえたのは、よかったのかなと。意外と知らなかったのは、お寿司に使う、ユウガオ、つまり、かんぴょうなのですが。。。最近の子供さんたちは、くるくる寿司に行くことが多く、いわゆる、にぎり寿司の方が多いのでしょう。食べる機会が。そんなで、ウリ科、お寿司に使うというのは、今の子供たちには、ヒントにならないのでしょうか。。結構、びっくりでした。初めて、大学の教員が講義をしたのかなという感じで、最初は、手を上げる子供さんたちも少なかったのですが、後半になるに従って、多くの子供さんたちが様々ことをこたえてくれたのは、何よりでした。

DSCN1887.JPG 最後は、集合写真とサイン会。ここのサイン会も盛り上がり、さて、どれくらいサインを書いたでしょうか。。。

 記事を書いている途中で、岡田教頭先生からmailを頂き、「花粉やめしべのことがよく分かった」「楽しかった」「おもしろかった」「知らないことがいっぱいあってびっくりした」などという子供さんたちの反応を聞いて、初めての学校だったですが、こちらもほっとしました。ありがとうございました。身の回りにはままだ、不思議なことがたくさんあります。ぜひ、たくさん観察してください。

DSCN1899.JPG 午後からは、午前の話にも出てきた今治小学校。今治市で出前講義を始めてから、継続している小学校です。これまでの小学校同様に、校長室、理科室とも暖かくして頂き、腰に負担がかかることなく、講義をすることができました。ありがとうございました。今治小学校も、美須賀小学校日吉小学校同様に小規模校ですが、とても活発で、質問にもはきはきと答えてくれたのは、感動でした。何より、他の小学校だったら、たとえば、アサガオ、ヒルガオがヒルガオ科で、その仲間にサツマイモがあるというのを、クイズ形式にすると、ずいぶん時間がかかるのですが、スーパーで見たことがあるという5年生。とても、毎日の生活を観察していました。また、トウモロコシにあるひげのよう見えるもの。あれは、めしべな訳ですが。。それもぱっと、こたえる別の5年生。ぜひ、東北大でいっしょに渡辺と研究をしましょう。すごかったです。

DSCN1916.JPG また、こたえる様子など、昨年教えた子供さんと似ているなと思ったら、その方の弟さん。お兄さん同様に活発で。こんなつながりができるのは、うれしい限りです。どこの小学校でも同じですが、花粉管伸長、自家不和合性の動画の時には、「へーーーーーーー」という歓声が上がったのは、うれしい限りです。植物もすごいんだぞと。。。こんな風に感動を受けながらの講義だったからでしょうか、なんか、子供たちに圧倒され続けた2hrでした。

DSCN1929.JPGのサムネール画像 リンゴ、自家不和合性、生殖、植物の不思議をたくさん理解してくれたのだと思います。また、毎日の生活の中で、観察することの大切さを学んでくれたのを実感できました。終わったあとには、いつものように集合写真。それで終わるかと思ったら、ちゃんとマジックペンを用意している子供さんがいて、サイン会、握手会。「おうちに持って帰って、宝物にしよう。」というのを聞いて、うれしい限りでした。ぜひ、感想などのお手紙をください。お返事を書きますので。

DSCN1935.JPG 最後になりましたが、金子小学校・藤田校長先生、岡田教頭先生をはじめとする先生方、今治小学校・渡部校長先生、理科の渡邊先生をはじめとする先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。また、来年もぜひ、お世話になれればと思います。


 わたなべしるす

 PS. 昨日は、母校の今治西高等学校にも伺い、生物の先生方と今年の東北大学への希望者などを伺い、ぜひ、がんばってほしいと。そんな折、渡辺が大学4年生の時に、教育実習でお世話になった、白川先生が定年されたあと、非常勤でこられておられ、お会いすることができました。とても懐かしく、昔と変わっておられず。何より、実習中に頂いた言葉というか、教えて頂いた、「年をとるほど、雑用は多くなるので、それをどれだけ迅速に右から左に片付けるか。それが、真に自分がやりたいことをやるためには大切である」と。教わった当時は、そんなこと気にすることないほど、雑用もなくだったのですが、今となっては、この言葉の意味の大切さを痛感しております。ありがとうございました。

DSCN1858.JPG それから、10/30にも一度記しましたが、科 学者の卵、SSHなどでお会いしている高校生から、というか、今年の受験生から、AO入試などで無事合格したというお知らせを頂きました。うれしい限りで す。連絡ありがとうございました。もちろん、だめだった方も、その陰にはいらっしゃるはずで。。受験は始まったばかり。捲土重来。きっと希望するところに 行くことができます。もうすこしです。力を緩めることなく、がんばってください。このような応援しかできないのが、なんとも。。。。。。

 追記 今日、12/6に、新居浜市立金子小学校のHPに渡辺の記事を見つけました。ありがとうございました。







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【出前講義】今治市立日吉小学校、今治市立常盤小学校「花の不思議な世界--りんごの花からりんごができるまで?? --」(2011年度ふるさと出前授業-3, 4、11/29, 30追記、12/5追記)

2011年11月29日 (火)

 前日は、美須賀小、立花小でしたが、2日目の午前は、日吉小学校。ここも古くからお世話になっている小学校の1つです。昨年もおじゃましました。玄関まで来たら、校長先生が出迎えていて頂き、感動でした。ありがとうございました。玄関の両脇には、各自で植えている様々な植物があり、その中には、菜の花も。写真を取り損ねましたが、地球温暖化の影響でしょうか、すでにちらほらと咲いていました。やっぱり、菜の花というか、Brassicaの花を見るのはうれしいですね。また、入り口のところにも、今日の講義のwelcome boardも。ありがたい限りです。校長室、理科室とも暖房を入れてくれてあり、腰痛持ちには、ありがたい配慮でした。ありがとうございました。

DSCF0013.JPG 日吉小学校も、いわゆる旧市内の小学校で、子供さんの数が減っており、5, 6年合同の講義でした。6年生は、去年の講義のことを覚えてくれていました。3/11の震災の話を交えたりしながら、リンゴの花から結実するまでのところを説明したり、実際のリンゴを観察してもらったり。こちらが出す問題にもよく答えてくれ、また、とても鋭くこたえてくれたのが印象的でした。

DSCF0028.JPG 6年生の子供さんの中には、明日からというのはあれですが、渡辺が金曜日に仙台に帰るときに、ぜひ、いっしょにかえって研究をしましょうというような子供さんもたくさんいて、感動でした。ぜひ、東北大でいっしょに、アブラナ科植物の多様性と自家不和合性の研究をして、Natureに論文を掲載しましょう。今から、楽しみです。最後は、恒例の集合写真。

DSCF0034.JPG 6年生とは、いっしょに給食をしたのですが、給食の間もたくさんの子供さんから質問が。終わったあとには、握手会もあり、楽しい時間でした。ぜひ、このまま、大きく育ってほしいと思いました。その6年生の中に、すごい自然な質問があり、こちらが今まで4年ほど、全く気がつかないでいたことが。。タイトルの表記が、「リンゴ」と「りんご」になっている。つまり、カタカナとひらがなが混在している。こんなこと、気がつきもしなかったです。いつからこうなったのか、なぜ、こうなったのかも。。気がついた子供さんには、ほんと感動というか、すごい注意力で、科学者の素質があるなと。。。

 午後からは、常盤小学校。初めて出前講義を行った小学校であり、その当時は、理科の授業のプロと呼ばれていた「村上先生」という方がいらっしゃり、理科準備室のすばらしい施設を見せて頂き、その後も、教育センターに訪問したり、自然科学教室でお会いしたりでした。学校に入ると、たくさんのハボタンが植えられてあり、Brassica属植物を研究しているものとしては、うれしい限りでした。丁寧に水やりをしている子供さんたちを見るのもうれしかったです。これからも毎日よろしくお願いします。

 常盤小学校は、日吉小学校からすぐ近くなのですが、こちらは、1学年4クラスある、渡辺が小学校の頃と同じような規模の学校でした。最初に、校長先生、教頭先生と話をしたおりに、校長先生は、渡辺の卒業したあとに、桜井小学校に赴任されたらしく、また、教頭先生は、桜井小学校の渡辺の7級上の先輩であり。びっくりでした。ひとのつながりは。

CIMG0786.JPG ちょうど、季節の変わり目、寒かったり、ぬくかったり。そんなで、かぜがはやっていて、多くの子供さんが休まれているというので、いつもなら、全体がまとまっての講義なのですが、体育館で、クラス毎に一定の距離を置いての講義というのは、初めてでした。ここの小学校でも、校長室、体育館とも暖房頂き、腰痛を気にせず、講義ができました。講義をしていて、クラス毎になっているというのも、1つはよいことがあり、誰かだけとか、どこかのクラスだけというような答えではなく、クラス毎にローテーションでこたえることができるというのは、1つのよいideaでした。どのクラスもたくさん質問に答えてくれました。突拍子もないこたえもありましたが、講義全体は盛り上がりました。

CIMG0795.JPG リンゴのおしりのところに、萼の名残があったり、中には、おしべ、雌しべが枯れたのがあったり。いろいろな観察をして、リンゴの不思議をつかめたのではないでしょうか。午前中まで、持っていた「アルプス乙女」という小さなリンゴを見せるだけだったのですが、少し思いついて、お花の名前を知っている子供さんたちにプレゼント。とてもうれしかったようです。最後の質問は、最初は、少なかったですが、最後は、終令がなっても終わらず、あとは、質問カードにとなりました。ここでも、集合写真を撮って。そのあと、常盤小学校では、サイン会となり、ほぼ、1クラス分の子供たちにサインをしました。とても楽しい時間でした。ありがとうございました。

集合写真 常磐小 2011年11月.jpg 最後になりましたが、日吉小学校・國政校長先生、理科の矢野先生をはじめとする先生方、常盤小学校・越智校長先生、田房教頭先生をはじめとする先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。また、来年もぜひ、お世話になれればと思います。


 わたなべしるす


 PS. 日吉小学校のHPには、早速今日の講義の記事がありました。ありがとうございました。

 追記 常盤小学校分の写真が入っておりませんが、渡辺のカメラの電池が切れ、常盤小学校の先生がとっておられていたのを分譲するときに、ミスがあり、こちらでうまく受け取れず、写真が入っておりませんが、届き次第、uploadしますので、お待ちください。

 12/5 追記 常盤小学校の写真が届きましたので、uploadしました。送付ありがとうございました。

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【出前講義】今治市立美須賀小学校、今治市立立花小学校「花の不思議な世界--りんごの花からりんごができるまで?? --」(2011年度ふるさと出前授業-1, 2、11/28)

2011年11月28日 (月)

 出身の今治市内の小学校で出前授業を初めて、今年で5年目。最初は、今治市立常盤小学校今治小学校でした。当時、常盤小学校の教頭先生をされ、今は美須賀小学校の校長先生をされている、高橋先生にお世話頂き、今年は今治で7校、新居浜で1つの小学校となり、今日はその1日目でした。今年度から、「ふるさと出前授業」と銘打って頂き、自分の生まれた今治へ貢献しているという感じも強くなりました。

 最初の日の午前中は、その美須賀小学校。今治城が近くにあり、いつ行っても学校にたくさんの植物、このシーズンは校章にもなっているたくさんの「キク」の花があり、植物、植物の生殖の研究をやっているものにはうれしい限りです。この小学校は、岩手県釜石市の小学校と、3/11の震災後に交流があったようで、校内にたくさんの関連記事があったのは、うれしかったですね。こんな四国と岩手の被災地が交流してくれている。ありがたいことです。

DSCN1843.JPG こちらがつかれもあって腰を痛めていることにご配慮頂き、校長室、理科室を暖かくして頂き、感謝でした。今年の講義は、リンゴをモデルとした花から、果実ができるまで。また、植物が持つ自家不和合性の性質についての講義でした。リンゴを見せるタイミングを少し間違えたりしましたが、最近できた「とき」という、王林とふじが両親になったリンゴも紹介でき、新しいリンゴが次々とできているのを、実感してもらえたのではと思います。

DSCN1831.JPG 講義の中でも多くの質問をしましたが、自家不和合性がある理由を、他の遺伝子を取り込むことの重要性とこたえてくれた方がいたりで、ぜひ、東北大の渡辺のところで、いっしょに自家不和合性の研究をしましょう。楽しみにしております。最後はおきまりの集合写真。そのあとに、5年生と給食をしながら、いろいろなお話しができたのは、幸いでした。

DSCN1839.JPG 午後からは、今治市立立花小学校。高校の時の通学路ではなかったですが、たまに寄り道をすると、近くを通ったことはありましたが、伺うの初めてでした。

 午前中の美須賀小学校からは、車で10minほどですが、美須賀小学校とは異なり、5, 6年生あわせて、160名近い、今治市内でも大きな小学校だと思います。午前中の理科室とは異なり、体育館で。今日は、例年から比べると、晴れ間も少なかった関係で、ずいぶんと涼しいというより、寒い感じでしたが、美須賀小学校に続いて、暖房を入れて頂いていたのには、感動でした。ありがとうございました。

 5, 6年生がいすに座って整然と聞いているのも、とてもよいものでした。最初に武内校長先生から、渡辺の紹介があったのですが、子供さんたちがぴしっとしていないと、「やりなおし!!」という言葉が飛んだときには、渡辺が小学校の1, 2年生の時の担任だった先生のことを思い出しました。きびしかった。。。でも、その厳しさがあったからこそ、今があるのだと。

DSCN1847.JPG 講義の内容は、午前と同じですが、ヒルガオが、食べ物ではかんぴょうというのは、以外と知らず、これは、午前との大きな違いだったような気がします。この小学校の周りには水田が多いことから、イネが大きくなったり、花が咲いたりするのを見たことがあるという子供さんが多くいたのは何よりでした。学校の帰り道にも、たくさんの植物、花があります。ぜひ、観察してみてください。講義の中では、とても元気な5年生がいて、どんな質問にも答えてくれていました。頼もしい限りです。あっというまの2hrでした。

DSCN1853.JPGのサムネール画像 最後になりましたが、美須賀小学校・高橋校長先生をはじめとする先生方、立花小学校・武内校長先生をはじめとする先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。また、来年もぜひ、お世話になれればと思います。


 わたなべしるす


 PS. 午前中の美須賀小学校の時に、教室に登場するまで、理科準備室にいて、昔、小学校の頃に、こんなところでよく遊ばせてもらっていたなと。たくさんの試薬とか、試験管とか、試験管立て。木でできた。とても懐かしく、今もこの環境で、今治の自然と科学を学んでいるのだろうと、。。






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【出前講義】仙台市立七北田小学校・NSP科学クラブ「花を解剖して、花の構造を理解しよう!!」(11/10)

2011年11月14日 (月)

 渡辺が小学校の頃には、学校の帰り道に花をばらばらにするとか葉っぱをばらばらにしながら、道草を楽しんだのを思い出しいます。ところが、最近の子どもたちは、あまりそうしたことをしない、また、したら、近所から怒られるなど、環境の激変もあるのだと思います。つまり、解剖するという実体験がないまま、高校、大学になって、植物をやるということが多くなったのではと思います。そんなことを打破するために、今年最後の七北田小学校NSPは、4, 5, 6年生で構成されるクラブ活動である、「科学クラブ」で、花、葉っぱ、茎を解剖して、それを並べてみたり、顕微鏡で観察してみたりということを、顕微鏡という科学の力と、やっぱり、手作業の重要性を実感してもらいながら、実験を行いました。

DSCN1715.JPG

 キク、バラ、ユリなどの花を持ち込み、ピンセットで解剖を始めました。今年のクラブの子供さんたちは、とても意欲的で、キクの花びらをきちんと紙の上に並べてみて、300枚以上あったのを数えてみたり、分解もそこそこに、顕微鏡の下で観察をしたり。顕微鏡といえば、今回の震災に伴って、神戸大の理学部の先生から、寄贈された、大型の顕微鏡もあり、いつも顕微鏡とは違うんだな、すごいという声を上げて、観察していたのが印象的でした。葉っぱの表面の気孔を観察している子供さんもいて、教科書で習ったことをきちんとしているのは、感動ものでした。

 こうしたいろいろなものをばらばらにしてみることが、科学への最初なのかもしれません。植物だけでなく、いろいろなものを是非、ばらばらにしてみてください。

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 科学クラブの椎名先生、お世話になりました。ありがとうございました。NSPも今年度は、年明けの環境お話を6年生にすれば、最後になります。楽しみですね。


 わたなべしるす

 PS. 講義の前に、前回のNSPでヘチマのことを学習した4年生もいたことから、沖縄ではヘチマを食べているということを示すために、沖縄で手に入れたヘチマを刻んで食べてみました。好きな子供、においがだめな子供さんもいて、盛り上がりました。

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【出前講義】平成23年度・北東北3県SSH担当者等交流会・コメンテーター(10/31)

2011年11月 7日 (月)

 東北地方だけでも、これまで多くのSSH高など出前講義を行ってきました。前の週には、秋田南秋田高校の生徒さんと交流がありました。北東北に限っても、これまで、先の2校に加えて、弘前、八戸北、盛岡第三、盛岡第一、水沢、一ノ関第一に伺ったり、生徒さんと交流してきております。そんなこともあり、平成23年度・北東北3県SSH担当者等交流会にコメンテーターとして、お願いをされました。

 当日は、北東北、青森、秋田、岩手県のSSH実施校、予定校などから、話を伺い、これからの高大連携に向けて、いろいろな議論ができたのは、何よりでした。SSHに限らず、高校までで何を習得することが大事なのか、大学では何を教育することが大切なのか、そんなことが、時代の流れとともに、変わらないといけないはずが、変わってないというのが、問題点のような気がしました。このことをきっかけによりよい、高大連携が進めば、よりよい教育研究ができるのではと再認識した1日でした。ありがとうございました。

DSCN1599.JPG 最後になりましたが、運営を頂いた岩手県立水沢高校の大平先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。震災に負けず、東北地方から、よりよい科学、教育研究を発信できればと思いました。


 わたなべしるす

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