東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

年度末

2012年3月16日 (金)

片平キャンパスの建物は

老いも

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(史料館・半年以上ブルーシート屋根)

 

若きも

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(プロジェクト棟・外壁補修中)

 

縦横無尽に傷んでおり

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(生命本館・当ラボすぐ脇の階段)

 

補修工事が続いています

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(中庭の芝生には足場置場)

 

今日は

人の気配が少ない建物に日差しが差し込んで

静かな春休みを迎えております

 

卒業される皆さま
入学される皆さま
おめでとうございます

まずは、(特にこんなうららかな日は、)ゆっくりと春休みをお過ごし下さいね

(M)

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機転、責任、連携。。。(3/14)

2012年3月14日 (水)

 この前、テレビだったか何かを見ながら、ふとこんなことを思い出した。

 実験でも何でもそうかも知れないが、失敗したときというか、しそうなとき、これはおかしい。。」と言う感覚が生まれ、ある種の機転を利かせることがある。第六感というか、虫の知らせというと科学的でないかも知れないが。。。やったことのない新しい実験、キットなどを使ったときなど、「あれ?なんでおもったようにならないのだろう。。」と言うことが、たくさんあった(最近は実験するより、書き物の方が多いので。。。こんなことに出くわすのは少なくなったが。。)。こうしたとっさの場合ほど、すぐにその場の対応をしないと、実験結果などがさらにひどいことがある。学生の時、ある試薬を入れただけで、全く結果が出なくて、真夜中まで同じことを3回繰り返して、外が明るくなって、。。。結局、その系ではうまくいかないことにそこまでやって気がつく。経験がないとはいえ、。。どこかで、「機転」が利かなかったのか。。何とも情けなく思うが、こうしたこともやっぱりある種のいろいろな経験がものをいうような気がする。

 こうしたとき、失敗したので、もちろん、自分が悪いのであるが、やり場のない情けなさというか、何でこんなことに気がつかないのだろうかと。。実験を教えてくれた先輩はこんなことを言ってなかったとか、指導教官の教授の先生は、こんなことをしてなかったので。。。ある種、自己責任なのかもしれないが、それだけというも、実験というか、研究室でいっしょにやっているのだから、こんなことをやってみるけどとか、周りに相談してみればと思うことも。また、さっきのようにあたまが熱くなると、というか、血が上るというか、そうなったら、自分でも始末が悪い。。。こうなる前に、誰かそれこそ、機転の利く方が冷や水でも浴びせてくれたら、冷静になって、実験をできるのだと。となりの研究室と共同実験をしていてDNA塩基配列を決めるゲル板を作成していたとき、入れた試薬の量を少し間違えていて、全部に広げる前にあっという間に固まって。。。3回作り直し。。。。情けないというか、あほ見たいというか。まあ、こんな経験もたくさんやっておけば、あとになれば違う実験の基礎となるというのはそうかもしれないが、そのときは、それでは収まらないのが人情である。

DSCN0390.JPG その点では、できることはできること。できないことはできないことときちんと整理をして、相互に連携をする。自分の指導教官の言葉を借りれば、「脳みその拝借」であろう。自分がカバーできるところはきちんとやる。そのとき、相互に連携ができるように少しでも相互ののりしろを大きくするように努力する。そうしたら、うまく連携できるのであろう。独立でいろいろなことをやるのには、事象が多すぎて、今の脳みそでは整理不可能になってきた。まさに、周りの方の「脳みそ拝借」で、毎日が過ぎているように感じる。そんな毎日の脳みそのCPUをお貸し頂いている方々、ありがとうございます(そういえば、今日は、White day。。。。感謝の日でした。)。

 物事が複雑になって、どの糸とどの糸がつながっているのか、ぱっと見にわからないような構図が多い。そんなとき、こうした、「機転を利かせて」、「自己責任というか、明確な意図を持って」、「相互ののりしろを大きくした連携」ができれば、物事、もう少し流れがよくなるのではないだろうか。。もちろん、得手不得手はあるものの。。


 わたなべしるす

DSCN0387.JPG PS. それにしても今年は寒い。雪もずいぶん降ったし。この時期には、西日本からサクラの便りというのが最近のパターンであったが、今年はそうもいかない。つぼみが少しずつ大きくなっているのは事実であるが、仙台では、4月の半ばかそれ以降になるのだろうか。サクラの開花は。。

 PS.のPS. そういえば、春のダイヤ改正の季節。仙台に来た頃、愛媛との往復には新幹線より、寝台列車、いわゆるブルートレインを使っていました。「瀬戸」、「あさかぜ」にはずいぶんお世話になりました。今ではそのほとんどがなくなり、またこのダイヤ改正でもとか。。。。文章にもありますが、昭和のよき何とかなのでしょうか。。。

 PS.のPS.のPS. 出張先の京都の宿で自身の情報を見てびっくり。18:09に三陸沖で、M6.8。そのあと、21:05に千葉県東方沖でM6.1。何もなく、仙台に帰りたい、ふとそんなことが頭をもたげた。。。。


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春に向けて

2012年3月14日 (水)

3月14日です。

去年の今日は、福島原発の3号機が水素爆発を起こしていました。

仙台市内の我が家に電気が来たのはこの次の日だったか、数日後だった気がします。

ニュースは特別報道番組ばかりで、CMも流れなかった。

バラエティ番組も自粛気味の中、3月18日に嵐が自身の番組で"果てない空"という歌を歌ったんです。

全国に向けて、そして被災地に向けて。

あれには、本当に勇気づけられましたね。

今日、思い出しました。。。歌の内容もともかく、スーツがね。良かったですよね。

 

さて、もうすぐ卒業式です。

広井くんが卒業を迎え、4月には新しいメンバーが入ってくる事でしょう。

春とともに、渡辺グループHPも衣替え予定です。請うご期待!

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ホワイトデーのお返しに、ケーキをご馳走になりました。

今日から学会に行かれている渡辺先生はじめ、男性陣の皆様、本当にありがとうございました。

 

増子

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3/11(金)、14:46から今日まで、その20(3/10)。

2012年3月10日 (土)

 あの3/11の震災から、もうすぐ1年になる。あと、18hrとちょっとである。あの日が週末の金曜日で、昨日と同じように、曇っていたような。数日前には、三陸沖でそれなりの地震があって、。。。どうも、そうしたことばかりが気になる。研究室の中は、それなりに戻った。外壁などの工事も、少しずつ始まろうとしている。しかしながら、心の傷はまだ、そのままなのかもしれない。今週から、3/11の日曜日にかけて、震災関連のテレビがあるが、見るに堪えない。。というか、思い出すのか。。。何が起きているのかは、脳みその中が見えないので、どうにもわからない。。。

 震災のことを外の方にも見て頂きたくこのことをつづり始めて、20回になった。最初の頃は、震災のこと、搖れのこと、放射能汚染のことなど、たくさん記すことがあった。もちろん、今も、津波被害地、放射能汚染地では、1年で何がどれだけ進んだのか。。。何の仕組みがどうなっていて、この状況なのか、どうにも。。。せめて心のことだけでもと、いろいろなところで出前講義等で、子供たちの励ましくらいと。。。

DSCN2168.JPG いずれ、ものすごいショックなことであったのは事実で、少しでもいろいろなことをするのが、もちろん、科学者として、であろうが。。。この連載記事を書く筆が進まないのは、もちろん、1年という期間が過ぎたこともあるだろうが、それ以上に、時間では解決できない、復旧の進み方、心の問題など、気になっていることがたくさんあるが、書いてもすぐに解決しないからなのかもしれない。。。

 この日曜日の14:46には、なくなられた多くの方々に黙祷したい。。。。そんなことしかできないと思った、18hrちょっと前である。。。


 わたなべしるす

 PS. 昨日は、SSH、科学者の卵、理数科の課題研究などで講義をしたり、コメントしたりしていた高校生が、大学に合格したということで、研究室に挨拶に来てくれました。この上のないうれしいことです。大学でもがんばってください。


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2年間の振り返り。

2012年3月 9日 (金)

2年間の大学院生活も今日で一区切りとなり、今日は1日片付けに追われていました。
山のような論文などが出てきて、何とも言えない気分になったり。。。

先日は増子さんの記事にもあるように、追いコンを開いて頂きました!
思いもよらないサプライズもあったりで非常にうれしかったです。

2年間を思い返すと色々大変なこともありましたが、トータルでは楽しかったように思います。
研究面では、育種学会・PAGでの発表や論文執筆といった貴重な経験をさせていただきました。

これらも、渡辺先生のご指導があってのことですので、非常に感謝しています。
また、諸先輩方をはじめとしたラボメンバーの方々に助けて頂いたので、
楽しく生活できたのだと思います。
本当にありがとうございました!!

これからも色々と面白いこと、ぶっ飛んだことをやっていけるように頑張りたいと思います。

広井

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