東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

祝!学振内定!!

2008年11月 6日 (木)

D1藤岡君が、来年度からの学振(DC2)に内定しました!
学振とは、学術振興会が「我が国のトップクラスの優れた若手研究者に対して研究に専念する機会を与える(HPより抜粋)」ことを目的とした研究奨励金制度の通称です。ドクターコース学生とポスドクを対象に2種類あり、この奨励金を獲得することは若手研究者にとって高いステータスの1つになっています。フジが内定したDC2というカテゴリーは、ドクターコースの学生が対象で、その採用率は約25%。日本中の多くのドクターコース学生がトライする狭き門。研究経歴(論文・学会発表等)や今後の研究計画等を厳しく審査されます。フジはこの1年、日々の実験はもちろんのこと、第1著者での論文出版や国内学会での口頭発表、国際学会での発表などいろんなことに精力的に取り組み、今回の結果はそれらの積み重ねによって成し得たものと思います。おめでとう、フジ!!

これで、これからの研究生活が素晴らしいものになるベースができあがりました。あとはフジの頑張り次第で如何様にも変わる未来が待っています。さぁて、フジの今後の研究者人生はどうなっていくのでしょう?とても楽しみです。

これからも研究(+少々!?の遊び)に全力投球。一緒にがんばっていきましょう!
ボスと剛さん、両親への感謝も忘れずにね(笑)。

すわべ

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今年も残すところ、あと2ヶ月

2008年11月 2日 (日)

11月となりました。さすがに仙台も冬が近いのを感じさせる頃となりました。朝夕の涼しさというより、寒さになってきました。まだ、今年を振り返るのは早いかもしれないですが、10ヶ月ほど、何をしていたのか、気になるこの頃ではあります。

研究室では、花を解析することが仕事ですが、花を咲かせるためにはそれなりの準備が必要で、また、その花に実をつけさせて、収穫できて、はじめて、完了という気がします。その意味で、少しずつではありますが、いろいろなことが花となり、実をつけています。それを遅れることなく、収穫するように心がけないと。

そういえば、建物の改修工事もどうやら、あと半月ほどで半分が終わりそうです。かなり夜遅くまで突貫工事をされています。できあがりが楽しみです。うちの研究室が入るところは、後期の予定なので、12月からの改修になりますが、合わせ鏡のような構造なので、同じようなものができるかと思えば、楽しくなってきます。

残り2ヶ月でやり残したことを忘れずに、実をつけ、収穫できるように。。。。

わたなべしるす

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夏の忘れ物も。。。秋らしくなりました。

2008年10月 1日 (水)

今日から、とうとう、10月です。そういう意味では、今年も残り3ヶ月です。あっという間でした。つい2週間ほど前まで、夏のような暑さだったかと思えば、朝夕はすっかり、秋らしくなりました。新聞には、宮城県だけが、イネの作況指数が平年並みではなく、「やや不良」なのだそうです。それでも、全国では、大量の余剰米がでるとか。。昨今の米の安全を考えると、是非、国内の安全なものを食したいものです。余剰米は、どうなるのでしょうか。。。「バイオエタノール」というようなことはないのでしょうか。。。せっかく中身が詰まった太陽の恵みです。抜け殻というのでなく、食糧、エネルギー、材料に帰ることができるものです。大切にしてほしいものです。

イネの関係でいえば、近いうちに「イネ」関係の論文発表ができるのではと思っています。多くの方々の協力でできたものとはいえ、それなりに、様々な方面にインパクトあるものになるのではと思っております。ご期待ください。

秋らしくなったということは、夏の暑さが体調に影響をしてくる頃かもしれません。セミのような抜け殻にならないように、体調を維持して、今年の残り3ヶ月をがんばりたいものです。

わたなべしるす

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新しいホームページにして、1年がたちました。

2008年9月18日 (木)

渡辺が仙台に着任してから、3.5年ほどですが、ちょうど、1年ほど前に、今の形式のホームページに改訂しました。
様々な方から、この日記を楽しみにしているなど、ご意見を頂いております。少しでも改善し、情報発信できればと思います。

そういえば、先月の出前授業で高校生の生物の教科書、資料集を見せてもらい、こんなことも学習しているのだと。。。。かなり感動したのと、へーーと思うことがたくさんありました。その中に、マツヨイグサのことがありました。マツヨイグサは、Oenothera属だったように思うのですが、配偶体型の自家不和合性で、1900年代の初めの頃に遺伝学実験がされていて、今は忘れ去られている材料かもしれません。と思っていたら、ちょうど、学内に植物があり、写真を撮りました。最近のデジカメは簡単ですが、結構、きれいにとるのは難しいと痛感しました。。

まあそんなわけで、よそ道にそれましたが、研究室がこれからもがんばれるように、また、ご支援いただけるように、さらには、「マツヨイグサ」のように忘れ去られないようにするためにも、よりよい情報発信をしたいと思いますので、ご期待ください。

わたなべしるす

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そういえば、昔の講義で聞いたような名前「しかくまめ」

2008年9月 8日 (月)

出前講義などを行い、夏休みをとったおかげで、ずいぶん、名古屋以西で過ごしました。今年の猛暑はほんとすごいと実感しました。ゲリラ豪雨とか言う雨にも出会いました。その合間に、「しかくまめ」という、不思議な植物に出会いました。そういえば、20年近く前(??)の作物学の講義で習ったような。。。。webで調べると亜熱帯向けのマメ科作物らしいです。。。全く覚えていません。見たところ、マメ科の花なのは理解できましたが、はじめて見たような気がしました。少なくとも植物体としては、。そんなものが、沖縄ではなく、四国でも普通に栽培できると言うことは、地球温暖化なのでしょう。きっと。。。。

まあ、どこかできいたことがあるというのは、最近記憶が定かでなくなりつつあり、多くなりました。先週の金曜日にもフランス・リヨンのENS LyonのProfessor Matasという方がきて、いろいろな意見交換をしました。15年ほど前に、その研究所に行って、講演をして、そのあとに、とある、自家不和合性関係のlabに連れて行かれて、1hrほど、あれこれと聞かれて、十分に答えることもできず、うなずいていた、悪夢を思い出しました。。。。さすがに今回は、「Yes...」だけでは、まずいので、こちらの言い分もあれこれといったつもりだったですが。。それなりに納得してかえったのは良かったですが、さすがに疲れました。こちらが。。もしかしたら、フランス・リヨンと国際交流が始まるのかもしれません。

フランスといえば、欧州でも立派な農産物輸出国。日本の食糧自給率が40%とか言う状態の昨今、この連携は実りあるものになるのかもしれません。という気がしてきました。どうなのでしょうか。。

わたなべしるす

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