東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

世界的な食糧問題。。。

2008年6月 7日 (土)

昨今、ニュースでは世界的な食糧問題が、ガソリンの高等と同じレベルで議論されています。
昔の人はよく言ったもので、「腹が減っては戦ができぬ」と。。。人間の腹、機械のハラを満足させるために、今の科学は何をすればよいのか、悩ましい限りです。昔のように日本だけ、ある地域だけの問題でなく、地球全体のグローバルな問題になっているので、また、話が複雑化している感はあります。
今行っている研究の先に、こうした問題の解決が、すぐでなくても、10年、50年先には、貢献できるようにならないと。。
そんなことを痛感する毎日です。。。。

わたなべ

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2008アブラナ交配春の陣

2008年5月 8日 (木)

はじめまして。4月半ばから、渡辺先生の研究室でお手伝いをさせて頂いています。
春はアブラナ科の交配のシーズンということで、咲き出すアブラナたちに追われる毎日です。今は、ひたすらピンセットで花びらを除いてはめしべを取り出す作業を繰り返しております。ピンセットを蕾のどのあたりに差し込むところからきれいに速く作業を行うコツがあるように思うのですが、それも慣れからくる勘の世界で、高田さんの花びらを自由に思うままにさばいていくピンセット遣いにはただただ感心させられる日々です。また、プレパラート作りでも格闘中ですが、めしべ出し同様、たまに調子よくできた時はとてもうれしいですね。マイペースでコツコツ地道にやっていこうと思います。
 アブラナの黄色い花は綺麗でかわいらしく、温室で花々の中にいると結構なごませて頂けていいですね。時々我が家のお花たちにも気を配ってあげなければとハッとさせられます・・・。職人さんをイメージしつつ日々の作業にいそしみ、何かしら研究室のお役に立てていければと思っております。

いまたか

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コメの重さ

2008年4月 4日 (金)

先週の土曜日に、長野県小諸市で「食と農コミュニケーションづくりの集い」で、植物の自家不和合性の大切さ、食と農の大切さを一般の方にお話ししました。
その中に、まだ、20歳台だと思いますが、これから農業を始めようという2人の若い方にお会いしました。現在の農業は、まさに経験と勘で行われており、これをどうやって、サイエンスとして明らかにするかが、次世代につなげることとして重要かと言うことで、研究を行ってきました。ところが、世の中には、若い世代にもきちんと経験と勘を継承できる人材がおり、日本の食糧自給率39%をもちあげることができるのではないか。そのためにも、さらに、植物科学研究が基盤となり、その経験と勘をサイエンスとして理解しないといけないと、痛感させられました。
ちょうど、今年度が始まって間もないです。今年も、できるだけたくさんの若い人にサイエンスの心、植物科学の大切さ、おもしろさを教えることができればと思っております。
もちろん、研究室から、サイエンスとして重要な論文発表ができることは言うに及びませんが。。
そんなことを感じる年度末から年度あけの今週でした。

わたなべしるす

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今日で今年度も終わりです。

2008年3月31日 (月)

19年度が今日で終わりです。
特に大きな事件もなく、可もなく不可もない1年だったように思います。明日、4/1からは20年度です。新しい年度には、ぜひ、新しいメンバーにも加わっていただき、今まで以上に研究を発展できればと思います。

自家不和合性、耐冷性、small RNAなどいくつかのトピックで来年度は、論文発表ができればと思います。PD、院生の皆さんだけでなく、共同研究先の先生方とも連携して、と思っております。

今年度お世話になったみなさまに感謝するとともに、新しい年度も、よろしくお願いします。

わたなべしるす

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今年も残すところ。。。

2008年2月 2日 (土)

増子です。
今年も残すところ、あと334日となりました。そろそろ暮れの準備をなさっては如何でしょうか。。。。という桂歌丸師匠のネタが好きなんですが。。。はい、笑ってられないです。もう、1月終わりましたよ。。。早い。。。

閑話休題、最近の植物生殖遺伝ですが、D論・修論の一次締め切り、審査が終わり、先週からD論・修論発表会のための練習が入ってます。D3、M2の皆さん、最終ラップです!研究室内でのD論発表練習~研究室内での修論発表練習~生命科学研究科内でのD論発表練習とここまでが今週で。来週から、生命科学科内での修論発表練習~D論発表本番~修論発表本番と。。。軽く混乱をきたすスケジュール。個人的に、外部記憶装置たるスケジュール管理ツール導入を検討している今日この頃です。

就職活動が本格化してます。当研究室の看板娘、M1ーずがスーツに身を包み頑張っています。現在は説明会、エントリーシート作成がメインらしいのですが、そろそろ面接にも進んでくる時期になってくると思います。私は昔、面接、プレゼンの類が苦手でした。今もさして巧くなってないんですが。。。そんな状況を打破するべく、ある時から"ひとつの面接につき一回は笑いを取ろう!"と自分ルールを決めました。最初は苦笑いしか取れなくて。しかし、徐々に笑ってもらうことで空気がくだけて、より相手に話が伝わるようになってきました。最後から2番目の重役面接で、ビシッと説明も出来、ネタで笑いを取れた時は母さん、俺一人前の芸人になったよ!!って。。。話が違う?すいません。ともあれ、苦しい時期ですが頑張って下さい!

明後日は立春。暦の上では春です。仙台の春はまだまだ先ですが、研究室のメンバーにも穏やかな春が訪れますように。そして、春はナタネ交配の季節。温室では沢山のナタネが来るべき春を待っています。

写真は、学生部屋で飼っている金魚、メタボとその仲間たち。学生さんがお祭りですくってきて育てています。写真を撮ろうと近づくと、エサ欲しさに寄ってきて。。。ぶれてしまいました。どれがメタボか分からなくなりましたが。。。一番大きいのがそうですね。名前の由来は、メタボリックから。他の金魚の数倍食べる元気なメタボですが、最近お腹がぽっこりしてきたようでダイエット中です。PCで目が疲れたとき、忙しい現実を忘れられるちょっとした癒しの空間です。

さて先日、メタボの仲間の一匹がお亡くなりになりました。五十川さんが埋葬し、菜の花を供えてくれたとのこと。謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌。


ますこ

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