東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

いんぎらーと、いばらき旅

2014年6月25日 (水)

こんにちは、M2の辺本です。


ちょっと久しぶりのラボです。
お留守番部隊、お留守番ありがとうございました。
お留守番日記(123)は3つとも植物に関する内容です。
さすが植物を扱うラボですね。


今朝温室の様子を見に行ったら、モンシロチョウが大量発生していました。
地元のふれあい昆虫館のチョウの園を思い出すほど素晴らしい光景。
誰か蝶の研究をしている方いないかしら・・・サンプル沢山ありますよ。

私達は蝶を扱わないので、虫取り網で捕まえて逃がします。
大学院生が虫取り網で蝶を追う姿を、
温室の側を通る方々が不思議そうな目で見ていました。恥ずかしい。
50匹を目指したのですが、48匹捕ったところで疲れが・・・
あ、蝶の数え方は普段「匹」ですが、学術論文などでは「頭」らしいですね。
そんなモンシロチョウ、まだまだ隠れております。(あと20匹はいるかな?)
ストレス発散したい方、温室へGO!


話は変わり、先日曽根さんに遊んでもらいました。
曽根さんが毎日頑張って働く茨城、自然豊かな場所です。

紹介であった牛久大仏も見てきました!本当に大きい!
写真で見るのと迫力が全く違いますね。

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曽根さんの隣に写っている顔でも結構な大きさなのですが、
「大分様のお顔は、この模型の1000個分のボリュームに相当します。」
とのことです。すごいでしょう?
螺髪も大きいです。大坂さんが喜びそうな形だわー。


大仏様の中は想像以上に現代的でしたよ。
皆さんも是非遊びに行ってください。
初めて写経も体験できました。

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あとは、動物と戯れたり、鯉に驚いたり・・・
某テーマパークを意識した感じなので、楽しめました。

いんぎら~っと過ごせました。
曽根さん色々ありがとうございました!
おしゃれで美味しいごはんもご馳走様でした。

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M2 ナベ

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おるすばん日記 Part 3

2014年6月24日 (火)

留守番部隊No.2のますこです。

伊藤さんがおるすばん日記に乗っかってくれてうれしいな。ありがとうございます>伊藤さん

昨日の続きです。

今日はちゃんと写真を撮ったので、温室の野菜と、水耕栽培の様子をリポートしてみます。

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まず、バジルです。もっさもさです。もうジェノバソースにしてもいい位のボリュームになりました。

あまり置いても硬くなるので、今が食べ時かもしれません。

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花芽がついて来るので、深く摘んで葉がかたくなるのを防ぎます。

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左はベビーリーフ。ベビーというか、もう立派なレタスです。

コマツナ、ルッコラ、レタス等の混合種なんですが、今回はレタスが多いです。そろそろ食べようかね。

右は春菊です。脇芽を摘み摘み食べてきました。

そろそろ脇芽が出なくなってきた株もあり、整理しつつ食べてます。

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ミニトマト。かなり立派になってます。ブドウの如く。

この後、少し混んできた下葉を整理しました。泥はねによる病気予防ですね。

脇芽を継いだミニトマトも、だいぶ大きくなってきました。これからに期待ですね。

どちらかというと、脇芽を伸ばして2本で仕立てた個体は花が多いが実が生るのが遅い。

脇芽を摘んで1本に仕立てた個体は、花は少ないが実が生るのが早い、という様子が見られます。

実がとれる時期がズレていいかもしれん。じゅるり。

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オクラーズ。アーリーファイブ、まるみちゃん、赤まるみちゃん、白ひすいが植わっています。

コンスタントに花が咲き、コンスタントに実が生ります。

葉も茂って元気ですね。これも、この後、下葉を整理しました。

毎日、丁度良い実を取ってやらないと、個体が弱る上、硬くなり食べられなくなるので注意して見ています。

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ズッキーニ・ダイナーズ。

非常に大きく、たくましく育っています。葉の白いのは模様で、病気ではないようです。

かぼちゃの仲間なので、受粉が必要です。

温室は訪花昆虫が少ない(いない)ため、人間が受粉してやります。

受粉が出来ている時は実が大きくなります。ダメだと実が黄色くなって枯れてしまうようです。

最近、雄花が咲かなくて、あんまり受粉出来てません。まー、そのうち。

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さつまいも。これは紅あずまだったかな?

徐々に大きくなってきました。良いさつまいもが生ると良いなあ。。。

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キュウリーズ。1号、2号、3号とも、コンスタントに実をならせてくれます。

一度ウドンコ病になりましたが、葉を早目に刈ったり、薬をやったりしたので広がらず、元気にしています。

湿気て寒いといけませんね。時々、泥はねによる病気防止のため、下葉を刈ってやっています。

ある程度の節まで伸ばしたら、頂芽を切って脇芽を伸ばしますが。。。

支柱を超えるくらいになったら切ってもいいなあ。

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今日も素敵なキュウリがなりました。早速冷蔵庫に入れておきました。

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水栽培のミニトマト1号。

一度根ぐされで死にかけ、もうダメだと思っていましたが、復活したので外に出しました。

外にいた方がなんとなく調子良いようですね。窓際だと光と温度が足りないようです。

下葉が薄黄色なのは、一度死にかけたから。上の葉はそうでもないんですけどね。

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つるなしいんげん・サツキミドリ。

コンスタントに生るので、実を次々取ってやります。じゃないと弱りそうな気がします。

今日もこれだけ取れました。少し疲れてきたのか、長い莢が取れなくなってきましたね。

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えだまめ・酒の友。2週間ほど前、無理やり土寄せをしました。

莢がついてきました。もう少し太れば、ほんとうに酒の友になってくれそうです。がんばれ。

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水栽培の野菜たち。窓ぎわなので逆光ですいません。オクラーズ。

徒長はしていますが、水栽培と窓際と相性がいいのか、特に支障なくコンスタントに実がなります。

柔らかくて、くせがなく、美味しいオクラになります。

苗立ての際にかなり大きくしたのも良かったかもしれません。

光が少なくても、トマトやキュウリのように障害が出づらい感じがしています。

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ペットボトルを横にして作った水耕栽培器では、にじいろ菜(不断草)を育てています。

種から水栽培ですが、だんだん大きくなってきました。多少徒長していますが、今後どうなるか。

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ミニトマト2号は、ひょろひょろですが、元気です(ピンボケすいません)。

1号を外に出したら調子良さそうなので、これも外に出そうかなあ。

ミニトマトは光が多い方が調子が良い気がするな。

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きゅうりは一時すっかり葉が枯れ、茎だけになってきましたが、脇芽が出て、葉が広がってきました。

もうダメかな、と思ってたんですが、もうちょっと様子見ます。

最近、暖かくなって廊下の温度も上がったので、調子が良いのかも。

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水耕栽培は、窓際でやってみて、一番相性が良かったのはオクラでした。

他、きゅうり、トマトは光が足りないのか一時寒かったのか、徒長して実もあまり付かなくなってきました。

今後どうなるか、観察してみます。

 

さて、明日には皆帰ってくるかな。お土産話を楽しみにしています。

おるすばん日記でした。

 

 

ますこ

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おるすばん日記 Part 2

2014年6月24日 (火)

お留守番部隊No.1の技術補佐員、伊藤です。
今日は昨日より涼しく、怪しい雲行きの仙台です。
またスコールのような雨が降ったりしなけけばよいのですが、、、。
仙台の梅雨特有の寒暖差に身体がついていかず、
体調を崩す方も多いのではないでしょうか?
健康管理に気をつけたい今日この頃です。
さて、前回Diaryに載せたユリの木ですが、面白い形に変化しましたよ~。
花が散り、ローソクの炎のような形をした集合果が顔を見せました。
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運良く落ちている果実を発見したので拾って切ってみました。
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小さい種がいくつも出来ているのが分かります。
甘くて良い香りも漂ってきます。
さてさて、この後どう変化していくのか、また楽しみです。
果実をなるべくアップで撮影しようと思い近づいていると、
なんだか葉がテカテカ光っているのにも気がつきました。
雨も降っていないのにと不思議に思ってよくよく見ると、
照かりは葉脈に沿っていて、触るとベタベタした感じ。
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う〜ん、ユリの木さん、何か出してるね。
ユリの木は蜜源植物で良質の蜂蜜が得られるというし、
葉の形も楓に似ているので、メープルシロップみたいな物かなと期待してみましたが、、、、舐めるのはちょっとためらう。
今度勇気のある学生さんにでも試してもらおうかな?
そんな妄想にふけっていて、ふと、時折研究室に蜂が飛び込んでくるのもこの木があるせいかもなんて考えたりして。
基本的に飛ぶものは苦手な私ですが、渡辺先生がいるお陰で安心。
いつも新聞紙片手に撃退してくれます。
渡辺先生の不在中に蜂が入りませんように!
長い出前講義の旅から早く帰って来る事を願っています。
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(ナベさんに撃退された蜂。綺麗な標本になって飾られています。)
いとう

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おるすばん日記

2014年6月23日 (月)

お疲れさまです。主婦(ますこ)です。

お留守番部隊No.2(隊員2名、No.1は伊藤さん)です。

素晴らしい快晴の仙台、月曜日を有意義に過ごしております。

渡辺先生はじめ、メンバーがそれぞれ出張に出ておりまして、私はメンバーの植物の水やりとか、実験とか、データ整理とかしています。

あ、魚の水替えは明日やります(業務連絡)。

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今日は、昼に温室の野菜を調理して食べました。

題して!オクラきゅうりうどんです。どーん!

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セブンイレブンのひやしたぬきうどんに、キュウリとオクラを山盛りぶっこみました。

セブンイレブン自慢のモチモチ麺とオクラの相性が最高です。キュウリの歯ごたえもたまりません。

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キュウリとオクラをもうちょっと細かく刻み、昆布とナスとか足したら、山形のだしになるんだけど。

 

だし、とは、山形の郷土料理のひとつでして、夏野菜と香味野菜をみじん切りにし、醤油などで和えたもの、即席漬けの一種です。

みょうがや、ニンジン、ピーマン、めかぶなどを入れるところもあり、家庭ごとに様々な味があります。

ご飯にかけてよし、豆腐にかけてよし。そうめんに、うどんに、冷製パスタにと、何にでも使えます。

どんぶりにひとつ作っても、あっという間に食べてしまうのが不思議。

簡単に作れるので是非どうぞ。レシピもいろいろあるよ。

作るのが面倒な方は、スーパーでも売ってますので、見かけた際はぜひ試してみてください。

山形では、だしをご飯にかけ、冷たいお茶と氷で冷茶漬のようにして食べることもあるとか。

夏の暑さを乗り切る知恵ですねーー。

 

最近、温室の野菜たちは絶好調でして、ばんばん実が生っています。

キュウリや、オクラの株を去年より増やして良かったなあ。

これから暑くなるにつれ、収穫量も増えることでありましょう。

温室の野菜の最近の様子はですね、明日、写真撮って書こうと思います。

水栽培の野菜たちの様子も書くよ!

 

 

ますこ

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グローバル、ビックデータ、責任(6/22)

2014年6月22日 (日)

 「グローバル」と言う単語をいろいろなところで見かけ、使う。今回採択が決まった「飛翔型科学者の卵養成講座」は、JSTからの「グローバルサイエンスキャンパス」委託事業の一環である。学生、院生、助手の頃、1990年の終わり頃までかもしれないが、海外出張というか、海外での学会参加は大変であった。あの当時は、いわゆる「科研費」の旅費の支出は国内に限られており、海外に行くことができたのは、大型プロジェクトの総括班予算などに限られていた。そのおかげで、一度、アメリカ、カナダの自家不和合性研究者の研究室を訪問し、どの様な環境で、どの様なことをトライしようとしているのかなど、たくさんの収穫があった。その時は、はじめて1人での海外出張で、今のようにnetが充実していなく、日本の新聞、国内の状況など、気になっても、知るのをあきらめるしかなかった。たまに、日本人に会って、日本語をしゃべることができると、望外にうれしかったというのを思い出す。ところが、今は、科研費で海外出張も容易になり、海外での研究状況なども吸収しやすくなった。また、海外に出ていても、netがあり、mailでやりとり、webで日本の新聞などのHPで何が起きているかもわかる。ただ、そんな時期だからこそ、海外の何がよくて、また、日本でもここは評価できるという所を見極めて、だから、海外へ行く、国内でがんばると言うことを考えないといけないのではないだろうか。

DSCN2855.JPG そんな評価、簡単ではない。たくさんの要因を1-0のどちらかで評価できればよいが、そうはいかない。アンケートでも、どちらでもないと言うような項目もあるくらいで。先の「科学者の卵養成講座」でも、アンケートを行うことがあるが、100名分のアンケートの集計さえも単純ではない。紙に書かれているものを集計は容易ではない。そんなこともあって、最近は、webでのアンケートも多くなった。たぶん、自動集計をしているのだろう。ただ、その集計したdataが何を意味しているのか、それを解析するのも一苦労である。昔であれば、主成分分析であったり、因子分析等の統計手法がとられ、アブラナ科植物の形態形質を師匠の日向先生が解析されていたのを思い出す。その当時は、大型計算機に紙に穴を開けたものでdata入力をしたといっていたような。いずれ、現在であれば、ビックデータを解析してとなるのであろう。ただ、何が意味があるのかを考えるのは、最後は人間であり、ものごとをやっているひと。計算機の能力、解析手法が改善されても、意味のある要因をどの様に抽出して、物事の本質を見いだすのは、容易ではないということは自覚してデータを扱わないと。。。そんな評価について、今朝の新聞にも記事があり、なるほどと。。

 ただ、そうしたビックデータから「これ」と言うものを見いだして、どの様な実験を展開するのがよいかなど「戦略・戦術」を見いだせば、見ている現象がより明確になるのだろう。この場面では、この方法とか、この材料とか。その意味で、もっと数学力と遺伝学を融合しないといけないと思うが、すでに「数学」というのを学習しなくなって、かなりずいぶんとなる。なのでというと怒られるかもしれないが、若い者と異分野とコラボしてと思う。ただし、最後は、この手法でやる、これでまとめるなど、決断をするという責任はこちらにあると思う。グローバル化の現代。身近な身の回りだけでなく、世界と勝負していかないといけない。何を言って、何をして、何を導き出すのかという責任を背負っているのだと思って、やらないといけないのだろう。。。。何とも難しい時代であるが、ある程度の立場である限り、しょうがなことであり、それを乗り越えたところに、何か光り輝く、すごいことが待っていることを期待して、がんばるしかないのだろう。たぶん。。。

DSCN3057.JPG
 わたなべしるす

 PS. 久しぶりに、3 wordsでの書き物をした。しばらく書いてないからであろうか。どうも筆が進まず、苦労した。日々の努力がどれだけ重要か、改めて、再認識。。。修行をしないと。。。


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