東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

高田の新年度

2014年4月 9日 (水)

新年度になりました。
仙台も桜が咲き始め、暖かくなって参りました。

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以前にも書いたかもしれませんが、
ある理由で、私のアブラナ交配シーズンは非常に遅く
ゴールデンウィーク頃に全てが咲き揃う様にしています。
そのため、この時期は抽台前の植物のサンプリング等でばたばたしております。

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話題を一つ。

アブラナを使って研究をされている研究者のあいだでは、
一定期間の交配により花粉症を発症するというのが通説になっております。
一般的なスギ、イネ科雑草とは違い、アブラナ花粉のみに対して花粉症になるようです。
最近の学生さんの発症具合などを見ると、早い人では2シーズンほどで発症する方もおります。

花粉症ではない→→交配をそれほどやっていない→→実験をあまりしない
というような暴論も耳にすることがあります。

以前は、喫煙者は花粉症にならないとの噂もありましたが
最近では、この説が覆される事例も多く観察されております。

一般的には、体の中である基準値があり、それを超えて花粉を浴びると
アレルギーが発症するとの説もあるようです。
私はこの基準をダムで表現することがあります。

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ちなみに
私は、未だ花粉症を発症しておりません。
ダムにはまだ余裕があるようです。
交配数、経験年数は十分だが、花粉症を発症していないという方をご存じの方がおられましたら教えてください。
みんなで血液サンプル出し合ったら、おもしろそうな研究になりそうに思うのですがいかがでしょうか。


今年も花粉症になりませんように。
TaKaDa@でかいダムを持つ男

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新年度の主婦です

2014年4月 8日 (火)

新年度になり、一週間が過ぎました。増子です。

仙台では、早くも桜が咲いています。

場所によりますけど、片平キャンパスでは三分~五分咲きくらい。

東北大学出版前にある、八重の梅も見頃ですねー。

今週前半は暖かいので、お花見には最高の日よりですね。

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さてそんな月曜日、席替えをしました。

渡辺サブグループでは1年に1度くらい?、席替えをしています。

席は、席替え隊長・なべもとの指示のもと、くじで決めました。

PCも来る学生のために、画面も入れかえて、つなぎ直します。

来るM1後藤くんのために、デスクトップPCの画面付け替える席替え隊長。

今年の春、隊長は"画面の配線"アビリティをマスターしました。

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席替えビフォアー。

混沌とした居室、散乱する液晶画面。

床に散乱するゴミとケーブル、アダプター、そして(写真に写ってないけど)大量のホコリ。

積み上がる書類の山を前に、もう休憩する、を連呼する主婦(ますこ)。笑うさかぞの、変顔をするなべもと。

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席替え中には、様々な遺物が発掘されました。

 

"こ、これは昔の生データ!懐かしいのう・・・。"

"これは・・・ペンス?5ペンス??イギリスに行きたい。"

"このケーブル、さっき同じの3本見ましたよね・・・捨てましょう。"

 

とか、やって半日。

 

席替えアフター。

(♪ちゃららーらららららーらららららーらーらららーー・・・(大改造!劇的ビフォーアフターのあの音楽))

なんということでしょう!

あんなにゴミが散乱していた床がピカピカに!

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(♪ちゃらーらーらーらーららーーららーららーらー・・・)

様々な伝説が生まれては消えた、居室の一番奥の席は封印されました。

フリーPCと文庫本、ぬいぐるみが置かれ、カフェカーテン(100円)の揺れるくつろぎのスペースに。

先日卒業した須藤さんの写真をオサレな木の枠(100円)に入れ、メモリアルアイテムとして配置。

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大坂くんが遺した文庫本は、生殖文庫として生まれ変わりました。

(こっそり、主婦の不要本を足しました)

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これから新しい席で、新しい心ざしで頑張っていきたいです。ビシッ!

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主婦ますこの今年度の目標は、


楽しく仕事をする。柔軟に行動する。お菓子貯金をする。


の3本でお送りしたいと思います。

 

んがぐぐ。

 

 

増子

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柑橘類とバリィさん

2014年4月 8日 (火)

こんにちは。
M2になりました、田口です。
なべさんから愛媛のお土産をたくさんいただきました!
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たくさんの柑橘類とバリィさんグッズ。
せとか、不知火、はるみ、レモンと・・・

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安政柑という大きなみかん(?)
なべもと氏が思わず頭に乗せたくなるサイズです。

バリィさんグッズはラボのみんなで分けました。
バリィさんの隣にいる小さいのはイヨノ助というんですね!
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私はこちらのピンクのカップをいただきました。
でもペン立てにする予定です。

明日も残りのせとかを食べられるという楽しみができました。

M2 田口

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1200年、お接待、感謝(4/8)

2014年4月 8日 (火)

 前にも書いたかもしれないが、大学で仙台にきてというか、東北地方に来て、この4月で30年。愛媛・今治で生活したのが18/48=0.375(37.5%)、30/48=0.625(62.5%)という割合に。すっかり東北人かというと。。。しゃべっている言葉は未だに「今治の方言」。研究室の皆さんに、渡辺の言葉を理解してもらっている感じで。。。申し訳ないと思いつつも、捨てられない言葉であって。。。昨日まで所用で、愛媛に。子供の頃はそうでもなかったような気がしましたが、今年はずいぶんと春のお遍路さんが多いなと思っていたら、四国霊場開創1200年というきりのよい数字なので、町中であったり、駅であったり、菅笠をかぶって、金剛杖をついてというお遍路さんをずいぶん見かけました。小学校の校区内にも第59番札所の国分寺があって。。。桜井小学校の頃から、遠足とか、絵を描くとか。そんなことでいっていたのを昨日のようなことに思い出しますが、35年くらい前となるというのが、不思議でしょうがないのですが。。。こうしたお遍路さんが歩いているの見ると、春になったのだなと思っていた風景を久しぶりに見て、何というか季節感というのは、様々なもので感じるのだなと。

DSCN2022.JPG お遍路さんというと、「お接待」というのがあったような。。詳しいことはWikiを見るまで知らなかったが、地元の方々がお遍路さんに飲み物、食べ物などを無償で提供すると。。その代わりに、お遍路さんは、持っている納札をわたすと。。そんな仕組みだったのだと。単に、知らないところにきて困っている方におもてなしのようなそんなことかと思っていたら、。。。そういえば、昔何かのHPを見たときに、愛媛大学の取組の「特色ある大学教育支援プログラム」で、「「お接待」の心に学ぶキャンパスボランティア」というのがあったのを思い出した。愛媛というか、四国らしいなと思って、というのを思い出す。ちょっとした心遣いでお手伝いをすること、それが大事なのではと。。。。

 で、ちょうど1週間ほど、研究室を留守にしていた。その間、こちらがふと忘れていたのが、植物への水やり。大きく育ったので、また、花芽もつき始めたのでと思って。水やりをお願いしないといけないと思いつつ。慌ただしく、出かけて。。。でも、ちゃんと忘れずに水をかけてくれていて。。。写真を撮ってくれた学生さん曰く、「スカイツリー」のように高いと。。。。確かに。。というより、ちゃんと気にかけてくれて、1 weekいない間、水やりをしてくれたスタッフには、感謝である。植物を育て始めるとなかなか、途中でやめることもできず。。。植物というか、生き物を扱っている研究室だからこそ、そんなちょっとした「お接待」の心ではないが、そうした気持ちを大事にすることが大事のであろう。。。そんなことを感じることができたこの1週間であった。

P4070215.JPG ということで、今年度も共同研究であったり、様々なことでお世話になる多くの方々に感謝しつつ、これまでのアブラナ科植物の自家不和合性研究の長い歴史を振り返って、常にお接待の気持ちを忘れないようにして、今年度もがんばってみよう。そうすることで、四国で見たお遍路さんの姿が、形を変えて、仙台での研究教育で見えてくるのではと。。。今年度もよろしくお願いします。。。


 わたなべしるす

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新年度、春を迎えて

2014年4月 6日 (日)

 こんにちは。農学部2年生木幡です。去年の2セメスター開始よりこの研究室でバイトをさせていただいておりますが、この4月でちょうど半年になります。今までにこの学生バイトの件でお世話になった渡辺教授および、諸先輩方には感謝するばかりであります。私自身といたしましては入学からはちょうど1年となり、この1年間大学生としてどのようなことを学べたのか振り返ることも多い今日この頃でありますが、節目のこの4月に新たな決意を持って、収穫の多い年度にしたいと考えております。

 さて、話題は変わりますが前回記事を書かせていただいた時に紹介いたしました、いわゆるスプリングエフェメラル、春植物ですが、ここ数週間の春陽気もあり、どんどんと芽を出しています。桜と同様に地域ごとの気候の違いで萌芽のタイミングは異なりますが、花の盛りとなるのは仙台では4月の下旬ごろでしょうか。地元の埼玉よりは半月ほど遅くなりそうですね。以下では私の育てている春植物のうち、先陣切って咲き出した植物たちを少し紹介させていただきます。

(写真) セツブンソウ(キンポウゲ科)  撮影H26年3月26日

セツブンソウ.jpg 節分の時期よりもだいぶ遅くなりますが、春の兆しを感じて真っ先に咲き始める植物です。白い5枚の萼片に花弁から変化した黄色い蜜槽、紫色の葯がバランス良く並び、1枚の鳥肢状の苞葉の上にその花が1つだけつきますが、その姿は非常にかわいらしい印象を受けます。大株に仕立てると一つの球根からたくさん芽が出るので、非常に華やかになります。

 (写真) フクジュソウ(キンポウゲ科)  撮影H26年3月24日

フクジュソウ.jpg 正月になると、ホームセンターなどに並ぶ姿をよく見かける植物ですが、鮮やかな黄色の花はその名にふさわしく福寿を象徴しているようです。残念ながらファイル整理中に花全体の画像を失ってしまったのですが、幸いルーペを用いて高倍率で撮影したものは残っていました。この画像では中心に固まって存在する柱頭に群がるように葯があるのが分かります。この植物は早春に蕾をもたげ、太陽の当たる日中にだけ花を咲かせ、暗くなると閉じてしまいます。太陽の光に反射すると黄色い花弁がいっそう輝かしく見えます。

 花も美しいこれらの植物ですが、植物の観察では芽生えから休眠まで、生育サイクルのすべてに注目することで、開花時のものとはまた異なった印象、新たな発見があり、見る者を飽きさせません。

 冬が明け、これからは春から夏、秋へと花が咲き誇るにぎやかな季節になります。栽培品を観察するのはもちろんながら、近くの山に散策に行き、林床に咲く小さな花たちの営みを見るというのも楽しいかもしれません。

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