東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

お土産とバレンタインデー

2014年2月17日 (月)

増子です。

仙台は今週末も大雪でした。沢山の雪が降り続き、雪かきに追われた週末になりました。

雪だるまを作る娘は大喜びですが、大人は大変です。

交通にもかなりの混乱がありました。

今回の大雪で場所によっては、孤立している地域もあるとのこと。

コンビニやスーパーに物が無く、人が並んでいる様子を見ると、震災の時を思い出します。

災害レベルの積雪だったんだなあ、と実感します。

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さて週明け、雪の轍を超えてラボに来たら、沢山のお土産がありました。有り難いことです。

まず、香川県の銘菓 観音寺と、京都の生八つ橋、季節限定・柚子風味です。

皿に載せると、高級感を醸し出す組み合わせ。

先週から渡辺先生は福島~香川~京都へ出張に行っており、その際のお土産ですね。

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観音寺は洋風のおまんじゅう。カステラに黄身あんが包んであり、寛永通宝の銭型が押してあります。

卵のやわらかな香り、すっきりした甘さが特徴で、お茶にもコーヒーにも合うお味だと思います。

シルシルミシルサンデーで紹介された事もある、隠れた銘菓なんですよ。

生八つ橋は季節限定の柚子風味。香りがとても良いです。

柔らかな求肥と餡のバランスが絶妙ですね。皆で美味しく頂きました。

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渡辺先生、ご馳走様でした!

 

また、須藤くんが東京で、東京ばな菜の花を買ってきてくれました。

菜の花を実験材料に使う我々としては、見逃せないお菓子です。

ふかふかのカステラ生地に、花柄が印刷してあります。かわいらしい。

中は、バナナシェーク味とのことで、甘いミルクが引き立つクリームが入っています。

非常に春らしい味がしました。凍らせても美味しいとのこと。

菜の花だけど、真ん中がピンクで花びらが5枚なのはご愛敬。本当は4枚ですからね。

しかし、良い発色でふっかふか。食べるのが勿体ないなあ。食べちゃったけど。

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須藤くん、ありがとう、ご馳走様でした!

 

さて、先週金曜日(2/14)はバレンタインデー。女性陣でかねてから用意していたブツを出しました。

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日本が世界に誇るJapanese chocolate bar。ブラックサンダー(2箱)です。

かの金メダリスト内村航平も大好物。愛されて20周年。現在では年間売り上げ1億3000個を誇ります。

しかし、発売から10年程は若者をターゲットにするも、関西の駄菓子屋に細々と置かれている程度、売り上げも低迷していました。

ある時、若者が集まるのは大学、学生生協をターゲットにしよう!と販売を始めることに。

すると、京都大学生協・菓子部門で1位を獲得するまでになります。

2006年、"生協の白石さん"に取り上げられると、インターネット上での知名度も急上昇。

コンビニでも取り扱われる事になり、全国的販路を得ました。

加えて2008年、北京五輪で内村航平選手が銀メダルを獲得すると、彼の好物としてブレイク。

2012年には年間売り上げ1億3000個というビッグブランドに成長した、と。

wiki先生が教えてくれました。

すごいなあ。お菓子に歴史ありですねえ。あきらめない姿勢が大事ですね!

さて、そんなブラックサンダーですが、去年10月から発売20周年ということもあり、非常に攻めてます。

ワン・ディレクションの映画"THIS IS US"とのコラボに始まり、今回のバレンタインのキャッチコピーは一目で義理とわかるチョコとなってます。

素晴らしい振り切りっぷりです。思わず買っちゃいました。

当日は、男性陣を代表してM2大嶋くんに贈呈しました(伊藤さんから頂いた巨大アポロとともに)。

贈呈後、大嶋くんからブラックサンダーを頂く女性陣。美味しいねえ。さくさくさく。。。

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沢山あるので(40個)、だいぶ楽しめそうだ、と思ってたら、週明けにはもう残り少なくなってました。

皆、甘い物を欲しているんだなあ、と思いました。

たくさんのお菓子に囲まれて幸せな週明けでした。

ありがとうございました!

 


増子

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【出前講義】岩手県立盛岡第三高等学校・SSH課題研究等報告会・コメンテーター(2/17, 19追記)

2014年2月17日 (月)

 先週は火曜日が福島県立福島高等学校のSSH運営指導委員会木曜日が香川県立観音寺第一高等学校・SSH研究成果報告会運営指導委員会土日はまた、豪雪が。。。日曜日、仙台にもどったら、少し解けて、学内の雪も少なくなっていたはずなのに。。。また雪が。。。足下ばかりが気になっていたので、本館の脇にある樹木が倒れていたのは、事務からの連絡があるまで気がつきませんでした。この写真は生命の事務の方から使わせて頂きました。ありがとうございました。というか、注意力、観察力がなかったのだと。。。教育研究では、大切なことなのに。。。まだまだ、修行です。

2014021613200001.jpg さて、今週は3校目のSSH課題研究等報告会、運営指導委員会が岩手県立盛岡第三高等学校1997年12月~2005年3月までいた盛岡市。仙台がかなりの雪だったので、盛岡はもっとすごいことになったのかと思ったら。。。駅前にも雪は少なく、学校の前も。。今回の豪雪がかなり局地的であったことを実感した一面でもありました。

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DSCN1745.JPG 午前中はまず、「震災からの復興と今後の防災のあり方」と言うことで、1年生から日本語、英語での発表。まちの復興のあり方、漁業の6次産業化、がれき処理、バイオ燃料、心のケア、震災アーカイブス、防災教育というのが、日本語での発表として。英語の発表は、震災医療、脱原発、農業復興。いずれも、震災という問題をきちんととらえて、これからどうすればよいかという提言であったかと。。。ただ、実際にそれを実現するために、さらなるハードルがあると言うことをもう一歩進んで深く考えてほしかったと。。。また、それらの問題には、現在の日本が抱える様々な問題の一端でもあると。。。そうしたことを理解できれば、。。と。もちろん、一方で、他地域でうまくいっている「高知県馬路村のゆず」の例が出てきたり、安政南海地震の時の「稲村の火」の例。和歌山県では、今でも「稲村の火」のことは確か、和歌山県内では小学生の時から学習しているとか。そうしたこともぜひ、学習して下さい。これに引き続いて、ディベート決勝。テーマは「原発撤廃の是否」。とてもシビアな問題で、。。。論理性をどこまで突き通し、相手の論理の破綻したところを見つけて、どこからそれを突き崩すのか。プレゼンの人選の順番もポイントかもしれないと。。。去年のディべー決勝から見たら、ずいぶん、論理的に進化したのではないかと。。。。プレゼンもジャッジも。こちらが高だろうと思ったジャッジで、他の運営指導委員の先生方と、ほっとしたのでした。また、今回の活動の場所が、体育館というのもあるかもしれないですが、時間をカウントに運動部の部活の逆算タイマーを使っているのは、とてもniceでした。今年は、英語でのディベイトも。テーマは「ILC(International Linear Collider)の日本への誘致の是否」。日本と言うよりも、岩手県にという方が、現実に即した形になったのでは。。。defenseとattackという単語を見たら、ディベートでなにをすべきなのかという意味がより明確になるのでは。。。

DSCN1746.JPG 午後からは、課題研究発表会。数学、物理、化学、生物、地学の5分野から9個のテーマ。最近はどこの高校でも、数学を扱うようになってきているのは、よいことかと思いますが、テーマをどうするかなど、難しいところがあるのは、致し方ないところだと思います。他のSSH高の皆さんも同じように、悩まれていますので。実験系では、繰り返し実験をしていて、分散、標準偏差を出しているのは、よいことだと。。。一方で、やっている実験の科学的背景が何なのかと言うことが不明瞭なのも。。。SSHのSはScienceです。なので、科学的に考えること、なぜそうなるのかと言うことをしっかり実行して下さい。おもしろい現象が見えているのに、気がつかないと言うのもあったような。とてももったいないです。身近な不思議に気がつくこと。それが考える力を養成することになるのだと。。。

 最後の講評では、運営指導委員の先生方から。プレゼンをするときに、原稿は読まないことは大事でしょう。読まなくても自分たちの実験ですから、覚えていても、当然でないかと。。。また、結果からそれを最もよく表すタイトルにすると言うことなど、午前中のこともまとめて。。。他の先生方からは、背景にある「物理現象」の理解、自分で考え、判断する、なぜ、この実験をしているのか、この実験系でよいのか、実験の全体像を考える、答えのないことを考える、外部で発表するなど、これからのこちらの活動の参考になることがたくさんありました。

 今回のSSH研究成果報告会でお世話になりました、校長先生、副校長先生、県教委の先生方をはじめとする関係の先生の方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今年度のことを踏まえて、次年度、さらなる発展を祈念しております。


 わたなべしるす

 PS. 2/19, 追記。出張から戻って、慌ただしくしていた関係で、発表当日の夜に、課題研究を発表した生徒さんから、こちらのコメントを受けて、さらにがんばってやってみるというか、まだまだと言うことを実感したと。とても謙虚ですばらしいと思います。何かを達成したら、そこがてっぺんと思うかもしれないですが、世の中はそんなことはなくて、さらに新しい高い山がそびえたり、そこを目指すというか、登ろうとすることがほとんどです。ぜひぜひ、これからもがんばって下さい。楽しみにしていますので。



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【出前講義】大谷高等学校・EDUワークショップ・グループ学習「進化論を唱えたダーウィンも注目した高等植物の自家不和合性」(2/15)

2014年2月15日 (土)

 昨日の関西の雪を見ていた限り、今日、関東・甲信・東北でこんな雪になるとは。。。それも2週連続で。。。仙台はニュースでしか見ることができないですが、28cmにまでまた積雪。。。頭を抱えるばかりです。ちょうど昨年と同じパターンで、一昨日が、観音寺第一高等学校。1日おいて、京都市内の大谷高校。昨年同様にグループ学習を中心とした活動で、進路指導部長の田村先生からお願いされたものでした。最寄駅から歩いていると、ウメか何か、バラ科の花でしょうか。

DSCN1722.JPG すぐそこまで春は来ているのだと感じる一方で、学校内には雪が残っていたり、。。もちろん、学校の中にも、黄色い春の花を見つけて、もう少しがんばれば、春と思いつつ、テレビ、netでは、。。。東北の春はもう少しかかりそうです。

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DSCN1726.JPG 講義の内容は去年と同じですが、学年進行がしているので、2年生といっても去年の1年生ですので、新しいメンバー25名弱。去年と同じで、文理関係なく、文理の割合はだいたい、50:50だったのでは。最初にこちらからの自己紹介をしたあと、この高校での特徴であるグループ活動。自己紹介の時に、渡辺の出身の今治市で知っているものといって、「今治タオル」がわかっていたのは、うれしかったですね。あと、ゆるキャラのバリィさん。ただ、それぞれのパーツが今治市のどんな特徴と言うことは、意外と知らないようでした。せっかくです。この機会に覚えて下さい。そのあと、A~Dの4つのグループに分かれ、最初は、野菜などの写真を見てもらい、考えてもらうことから。京都の町中の学校の関係もあるのでしょうか。わかったのは、キュウリ、ネギ、ナスくらい。ムギとイネは慣れないと区別はつきにくいですし。。。もう少し自分たちが食べている野菜を知ってもよいのでは、何より、京野菜というのもあるくらいですから。。。これを機会にぜひ、食べているものが何か、それはどんな植物なのかを考えてみて下さい。あと、恒例となっている「ヒマワリの上のハチはどこから来て、どこへ行くのか。。。」。多くの高校で、ひまわり-1, 2, 3, ....というところを。そうでない花を答えてくれましたが、季節感が。。。。。いつもの「ワープできるハチ」と言うパターン。学校の中にもいくつもの花があります。ぜひ、そうした花を見て、季節感を大切にして下さい。

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DSCN1732.JPG 後半は花粉管伸長、自家不和合性の動画。へーと思われたのは、何よりでした。また、リンゴの花が咲いているところと、実際の関係。。。意外だったと思います。実際に切ったリンゴも見てもらいました。ぜひ、また、自宅でもやってみて下さい。最後は、名古屋大の東山先生に使わせてもらっている、受精の時の動画。植物も考えることができるというか、そんなように見えることに驚いてもらえたのは、何よりでした。また、質問の時間には、なぜ、今のような職業になったのかと。。。小学校の頃のアニメ(マジンガーZ、科学忍者隊ガッチャマン)の博士、教授の影響だと。。。そんな身近なところに、将来を決めるものがありますので、ぜひ、そうした目で、身の回りを見るようにして下さい。と言うことで、あっという間の2hrでした。

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DSCN1741.JPG 最後になりましたが、加護先生、進路指導部長・田村先生、校長先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。次年度、また講義にうかがえるのを楽しみにしております。


 わたなべしるす

 PS. 系列大学の先生で歴史に詳しい方とお会いして、昨今の教育事情、文理融合に向けての方策など、これからのアウトリーチ活動だけでなく、アブラナ科植物を違う角度から見ることもできるようになりました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

 PS.のPS. この日、ソチ五輪で初の金メダリストにスケートの羽生結弦選手。渡辺が出前講義で5年くらい前からでしょうか、伺っている七北田小学校の出身。うれしいですね。今度、七北田小学校に伺ったとき、何かあるのでは。。。楽しみです。


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物理、気象、心理(2/14)

2014年2月14日 (金)

 また、雪が降り始めた。というか、明日の京都市内での出前講義で京都であるが、関西も雪で大変なようである。最初は、暖冬といっていたような。。。そんな冬。というか、冬のソチ五輪が始まって、1 weekが過ぎたとか。スポーツは見るものというか、寒い雪の中でなにかをするというのは、自身としては苦手である。スキー、スノーボードはやったことがないというか、スキー場に行ったことがない。仙台にきて、30年になるのにもったいないと言われるが、寒いときに、寒いところにいくというのは。。。やっぱりだめである。ただ、高校時代に苦手であった「物理」現象が随所にあるような。典型的と思えるのは「カーリング」。石と石がぶつかる。その速さと角度を考えると。。ただ、理論の通りにはいかないというのが、人間がやるスポーツだからであろう。ちょっとしたコントロールで、思ったようになったり、ならなかったり。。。

DSCN1718.JPG 氷の条件というか、製氷も理論的な平面ではない。その意味で、微気象というか、そんなこともあるのだろう。こうした細かな数値を仮定して、シミュレーションするというのはできないのだろうか。たとえば、SSHの課題研究のようなことで、一連のことをシミュレーションしてみるのはどうだろうか。netなどのゲームをやるより、おもしろい結果が出るような気がする。もう少し気象が大きく関係するのは、スキーであろう。雪質によって使うwaxも違うとか。スキーをしたことがないので。。。正確にわからないのであるが。。。それから、スキーのジャンプはジャンプ台の形状によっても、先の物理現象も影響を大きく受けるであろう。もちろん、気温、風速、風向など、考えないとというか、その条件でどうするかをより考えないといけない、そんなこととなると、物理現象だけではなくなる。

 つまり、刻々と変わる気象条件にあわせて、どのように「即時対応」するかというある種の心理戦になる。というか、心理面をより強化することも大事なのであろう。こうなると、スポーツであるが、刻々と変わる世界状況に合わせて、自分たちの研究をどう展開するのか、どの様に発表するのかなど、研究をするということとも相通じるというか、同じような感覚になる。次の一手をどうするのか、それをどの角度から、それによって、展開が違ってくる。あと、1 weekくらいあるのだろうか。ソチ五輪。スポーツから多くのことを学んで、研究に活かさないと。。。これも異分野融合ではないのだろうか。。。。こんなことをしないで、明日の出前講義に備えて、宿題をしないと。。。

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 わたなべしるす



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生命科学研究科修了祝賀会2013

2014年2月13日 (木)

昨日で研究科の博士修士研究発表会がすべて終了し
夜には修了祝賀会が催されました.

高橋研究科長からのありがたいお言葉と乾杯のあとに待っていたのは・・・

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昨日は昼間から食べっぱなしで全くお腹は減っていなかったのですが,
目の前においしそうな料理があるとついつい手が伸びてしまいます.

毎年恒例,職人さんに目の前でお寿司を握ってもらえるコーナーも設けられていました.

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私はわさび抜きをお願いして,「子ども舌だねえ」と返されるのが毎年の恒例になりつつあります.
わさびがあると味が引き締まっておいしいんですけどね・・・涙が止まらないんですよね・・・


修了メンバーもそれぞれ楽しんだようです.

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全員揃って発表をつつがなく終えることができて,本当によかった.
私もとてもうれしいです.

今期の修了メンバーとは,私も一緒に色々と経験を積むことができました.
試行錯誤することも多かったので何かと迷惑をかけてしまいましたが,それぞれ助けてくれてありがとう.
数年後にラボ生活を思い返したとき,「あんなこともあったなあ」と思ってもらえれば嬉しいです.

さか

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