東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【研究成果】「アブラナ科植物における自家不和合性の分子遺伝学、生理学、生物学的解析」という抄録(Review article)をProc. Jpn. Acad. Ser. B.に発表(12/14, 26追記)

2012年12月14日

 東北大農学部の日向研究室でアブラナ科植物の自家不和合性研究を始めて、25年、四半世紀が過ぎたということをこの記事書きながら。。何という長さなのか、あっという間なのか。どれだけのことに貢献できたのか。。。論文リストなどは、HPにも作ってあるが、。。。そんな折り、国際誌Proc. Jpn. Acad. Ser. B.の編集委員長からアブラナ科植物の自家不和合性についての抄録の執筆をお願いされました。ちょうど、2011年の3/11の前後だったような。、何とか、2011年にいろいろな思いもあって、書き上げたかったのですが、やっぱり、2011年には。。。。でした。その抄録が、先日、HP上に公開されました。

DSCN0392.JPG 論文は、

 Watanabe, M., Suwabe, K., and Suzuki, G. (2012) Molecular genetics, physiology and biology of self-incompatibility in Brassicaceae. Proc. Jpn. Acad. Ser. B. 88: 519-535.

Abstract: https://www.jstage.jst.go.jp/article/pjab/88/10/88_PJA8810B-02/_article

Article: https://www.jstage.jst.go.jp/article/pjab/88/10/88_PJA8810B-02/_pdf

 から見ることができ、freeでdownloadできます。自家不和合性の歴史のようなものになっていて、これから自家不和合性研究をしようという方には、多くの論文を引用してあり、参考になるのではと思います。

 また、綴られたvolumeの表紙にして頂き、Captionは、指導教官であった日向先生が書いて頂きました。何とも言えない記念となりました。ちょうど、今年もあと、半月ほど。これを弾みとして、来年はより多くの論文発表で貢献したいと思います。なお、CaptionのHPは現時点でまだ公開されていないので、公開された時点で、また、お知らせします。

 わたなべしるす

DSCN0391.JPG PS. 12/26に、Captionが書かれてあるHPが公開になりました。というか、見つけました。師匠に書いていただけるというのは、この上ない幸せだと。。。ありがとうございました。