東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【研究成果】岩波生物学辞典第5版に「自家不和合性」等、生殖関連項目を執筆(3/14)

2013年3月14日

 岩波書店の「生物学辞典」。高校生の時代にこんなものの存在さえ知らず。。。大学になって、教養部で、当時の「生物科学BI, BII, DI, DII」という1, 2年の講義があったような。担当された教官は、その専門が、ョウジョウバエ、タンパク質立体構造というか熱力というか、あとは、植物の光応答ともう1名、誰かいたような気がするのですが、すでに思い出せません。。。教科書を使った講義もあれば、専用の講義資料を生協で購入したり。。。いずれ、高校では、生物Iだけを履修して、受験では、物理I, IIと化学I, IIを使ったものには、DNAの二重螺旋とか、コドン表とか。。。初めて聞くような言葉も多く、戸惑ったのは事実でした。最初の1年は。2年目には、少し落ち着いて。。。そんなことができたのも、図書館で、本をめくったり、辞書にお世話になったり。。。当時は、今ほど細かな本もなく、また、辞書のたぐいも少なかったのは覚えています。なので、岩波書店の「生物学辞典」には、とてもお世話になりました。たぶん、当時使っていたのが、「第3版」。そのあとに、第4版が出たというのは、聞いていましたが、ちょうどlabを仙台から盛岡に移動する前の年だったこともあって、当時の日向研では、第4版を購入したのは覚えていますが、盛岡では買わずじまいだったような。。。

DSCN5119.JPG そんな使う側であった人間が、そうではなくて、執筆する側に。。。思いもよらないことを、数年前にお願いされ、専門の「自家不和合性」と「生殖に関わる項目」をtotal 6項目執筆したような。。。こうした辞典ができるまでには、編集に多大なる時間がかかることから、依頼から出版までに時間がかかり、。。。「第5版」の出版は、2013年2月26日。昨年末には気にしていたのを覚えているのですが、失念していて。。当日は、木町通小学校で出前講義を行っていました。執筆に当たり、共同研究でお世話になっている、奈良先端大の高山先生との共著で、原稿を仕上げました。

 そんなで、まだ、手元にないのですが、HPで見る限りは、従来の生物学辞典を踏襲しており、とても懐かしく、いろいろなことを知るために、めくったのを思い出します。今のように、Internetで調べれば、何でも出てくるのとは違った時代でしたので。。。

 個人でという方は多くないと思いますが、研究室には、。。という1冊かと。。。まずは、生協の書店など、見て頂き、ということではないかと。。。実物が来た時には、追記を打ちますので。。。


 わたなべしるす

 PS. お昼前に、本物をgetしました。外観は、昔のそのもの。自分が書いた原稿が、辞典になるというのは、また、。。。。ありがたい限りです。

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