東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

2013年3月の記事です。

【お知らせ】BS日テレ「世界発!コロンブスの台所」の制作にコメント・貢献、エンドロールにクレジット, 4/4放送分(3/13, 27追記)

2013年3月13日 (水)

 昨今社会貢献ということで、出前講義というが主流ですが、昨年は、FMラジオに生出演2009年には、テレビ大阪の番組に出演。テレビ大阪の時は、菜の花の畑での撮影。花粉症の渡辺には、ずいぶんときついものがありました。琵琶湖湖畔での撮影を今でも思い出します。

 さて、そんな年度末近いとある日の出張先でmailを開いたら、BS日テレの番組制作会社から、いわゆる、キャベツ、ブロッコリーのたぐいであるBrassica oleraceaの起源というか、祖先というか、そうしたものが、どうやって現在の栽培されているものになったのか。という問い合わせをいただきました。農学部で、日向研究室だった頃に、アブラナの世界的なコレクションがあり、B. oleraceaの祖先種というか、野生種という様な種である、B. insularisとか、B. incana、B. creticaというのが、植えられてあり、B. oleraceaの花とよく似ているなとか、白い花もあるんだとか。そんなことを、栽培していたガラス室で見かけることがありました。変わった種名だなとか、何年も同じ個体を栽培し続けることができ、基部のところは、木化して、木のようになって、キャベツが木になる。。。何とも不思議な光景だったのを覚えています。また、葉っぱは、とても堅くて、これを食べるのはというくらい。。。これを食べるように品種改良したのだろうと。。。それくらいにしか考えていませんでした。というか、見たことがないというのを想像するのがどうも苦手で。。。もちろん、栽培化、domesticationというのは、特定の方向に高い選抜圧をかける訳なので、高い進化圧と考えることはできる訳というか、考えられるようになったのは、最近かもしれません。

DSC_7545.JPG そんな昔から今まで学んだこと、日向先生とお目にかかる機会があり、その時に、昔のことを伺ったりしながら。採種の旅にも出られたことがあったり、ご一緒したりしたこともあったので。それらの知識を総動員して、番組制作のお手伝いというか、コメントというか。こう考えるのはどうでしょうか等々。

 その番組がようやく完成し、もちろん、渡辺がヨーロッパまで行って、現地で話しをする訳ではないのですが、こうしたことを評価頂き、エンドロールでクレジットとして渡辺の名前が流れます。かなりの感動ものというか、初めてのことです。

 番組は、

 BS日テレ・「世界発!コロンブスの台所」(毎週木曜日:21:00~21:54, 初回は4月4日)
 です。その記念すべき初回に、このキャベツの祖先の話
が取り上げられます。

 お時間の許す方、夕食後の少し落ち着いた時間帯だと思います。初回以降、食卓というか、台所並ぶ、野菜たちが、どの様にして現在に至ったのかということで、話しが続くことを楽しみにしつつ、。。ぜひ、ご覧頂ければ幸いです。

DSC_7548.JPG
 わたなべしるす

 PS. 4月の番組改編の直前ということもあり、まだ、HPにこの番組の案内がありません。でましたら、もう少しわかりやすいようにlinkを入れ直して、追記します。その時は、Twitterでつぶやきますので。。。もう少しお待ち下さい。

 PS.のPS. アウトリーチ活動といえば、Super Science High school (SSH)にも、いろいろなところで貢献できたのではと。。。そんな折り、昨日、SSHでお世話になっている高校の先生から、次年度の採択結果がHPに掲載されたと。採択になったところ、そうでなく、悔しい思いをしたところ、いろいろだと思います。こちらができるのは、まずは、採択された高校への出前講義かと。。。全体で200校規模となり、かなりheterogenityもあって。普通科、理数科、農業科等々。次年度もより多くのところに貢献できればと。。。

 PS.のPS.のPS.(3/27追記) 上記の番組のところにもlinkを入れましたが、4月の番組改編での新番組として、BS日テレのHPから、情報発信されたのを見つけました。番組の案内人は、中村橋之助さん。毎日、食べている野菜などの歴史を探るというもの。どの様に栽培化されたのか、それは、科学と歴史の融合であり、これからのサイエンスのあり方である、文理融合のようなものを感じていて、協力した方としても楽しみになっています。初回は、キャベツとジャガイモが素材として、取り上げられるようです。

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【お知らせ】第54回日本植物生理学会年会PCP特別企画ランチョンセミナー「論文投稿から審査、受理に至る過程」、3/21(木)に実施(3/6:再掲)

2013年3月 6日 (水)

 仙台もきょうは10oCを超えて、少し春らしくなってきました。もちろん、日陰には、まだ雪が残っています。明日からもあたたかいようなので、これで雪は解けてしまうのでは。ようやく、春という感じです。春になれば、いわゆる、アブラナ、Brassicaのシーズンとなり、アブラナの花粉症の渡辺には、きついものがありますが、学生さんたちには、やっと、花が咲いて、実験が本格化する時期でもあります。

DSCN5707.JPG 2/7にもお知らせしましたが、岡山で開催される、日本植物生理学会年会の初日、3/21(木)のお昼の時間に、ランチョンセミナーで、渡辺もこれまでのeditor経験を踏まえて、お話しします。

2013 PCP特別企画ランチョンセミナー
論文投稿から審査、受理に至る過程- Editor視点からの問題点-
(PCP編集委員会主催・OUP協力)

日時:3月21日(木) 12:30~13:30
会場:Y会場


 渡辺の提供する話題は、
 「論文の審査では、どのようなことが見られているのか ~審査される前に考えておくべきこと~」

 としておきました。初めて論文を書くのがどれくらい大変かというのは、25年くらい前に、修士論文のdataをPCPに投稿する時に、いやと言うほど、わかっています。かけないこと、かけないこと。。。。ただ、少し書くようになれば、toolと同じようなもので。。。では、そうした時、もう一段、よりよいものを投稿するためにはということで、もう一度、足下を見てほしいと言うことで、お話をしたいと思います。

 前後に、京都大・鹿内先生、理研・榊原先生が、よりscientificな話題提供かもしれませんが、渡辺のにも、おつきあい頂ければと思います。なにより、先着100名にお弁当とお茶も要されるとか。。。(事前申し込みは不要です。)おなかを満たして、論文を書くための頭も満たしてはいかがでしょうか。

 学会に参加される方、当日お目にかかれるのを楽しみにしております。

DSCN5597.JPG
 わたなべしるす

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