東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【研究成果】「研究者が小中高生の理科教育にかかわるために-東北大・渡辺をモデルケースとして-」という抄録を「化学と生物」に発表(4/1)

2013年4月 5日

 アウトリーチ活動というのは、今では、大学と小中高連携など、ずいぶんと一般的になってきましたが、2005年に始めた頃は、出前講義とか、出前授業といわれて、やることに対して、これという評価というか、そうしたこともあまりなかったような。。。それが、一定の評価をされるというか、かなり義務的になったのは、「科研費」等の外部資金との連動からでしょうか。

 これまでにどれくらいの活動をしてきたのか、正確にわかりませんが、昨年度は、100件近い小中高での講義、実験等を行ってきました。こうしたことについて、日本農芸化学会の「化学と生物」の編集を担当している先生から、ぜひ、書いてほしいと。。。日本農芸化学会に記事を書くのは、大学院生の頃に自家不和合性の話しを、助手になった頃に、最近のおもしろい研究の紹介を書いて以来のような。とても懐かしく、また、共同研究をしている、磯貝先生、高山先生の主たる学会でもあり、何ともいえないうれしさと身の引き締まる思いで、お引き受けしました。

 論文は、

 渡辺正夫 (2013) 研究者が小中高生の理科教育にかかわるために-東北大・渡辺をモデルケースとして-. 化学と生物 51: 263-266.

Kagaku&Seibutsu1.jpg タイトルなどが、HPに公開されています。1年後には、J-STAGEから公開されるようですが、手元に多くの別刷を用意しましたので、ぜひ、読みたいという方で、お近くで手に入れるのが困難な方。ご連絡下さい(電子版がopen accessになった時点で、また、HPでお知らせしますので。)。もちろん、「化学と生物」は、大学生協の売店、大きな本屋さんにはあるのではと思います。

 この記事がきっかけとなって、自分自身のアウトリーチ活動をさらにversion upするとともに、皆様方のきっかけなれば幸いと思った次第です。


 わたなべしるす

 PS. 昨日、「コロンブスの台所」が、21:00-21:54に、放送されました。番組の最後の方に、ケールから、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどが、栽培化され、分化したというモデル図のところで、渡辺の名前と「監修」と入れていただきました。テレビでそのようなのを見たのは初めてで、感動でした。見るのを忘れた方など、お知らせ下さい。何かの対応ができると思いますので。また、再放送がある時、お知らせします。

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