東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【お知らせ】科学研究費・新学術領域研究「ゲノム遺伝子相関」26-27年度公募のお知らせ(9/5)

2013年9月 5日

 このHPはいろいろな方が見ておられるので、これは自分には関係ないお知らせというもいくつかあるのではと思います。今回のは、大学等で研究をされている方で、HPを見ている方々対象かもしれないですが、大学の研究室では、こうした活動を通して、研究費を獲得して、研究をしたり、アウトリーチ活動をしているということを知って頂く一環でもあると思い、このお知らせを掲載しました。もちろん、渡辺自身、本領域計画班の研究分担者であり、この領域を盛り上げる立場でもありますので。。。

IMG_3377.JPG 将来、研究者を目指して、このHPをご覧の方もいるのではと思います。大学で研究をするとはということを研究費を獲得するということも必要なのだと、将来に思いをはせて頂ければと思います。もちろん、先日書いたように、こうした異なる分野を横断したような大型研究だけでなく、個別の研究もあるので、その書類書きはもちろん、この秋の渡辺の大きな仕事でもある訳ですが。。。

 では、お時間のある方、ぜひ、ご覧頂ければ、幸いです。


 わたなべしるす

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以下、転載

皆様、

新学術領域「ゲノム遺伝子相関」では、平成26-27年度の公募研究を募集しております。皆様からの積極的なご応募をお待ちしております。また、ご不明の点はお気軽にお問い合わせ下さい。

領域HP
http://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/genetics/

文科省、公募要領、計画調書ダウンロードのページ
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/boshu/1339062.htm

「ゲノム遺伝子相関」公募要領
 今日の生物学は、均一化されたゲノムを持つ扱いやすいモデル生物を中心に発展してきた。一方、自然界の生物集団は多様なゲノムとエピゲノム構成を持ち、それらが相互に協調あるいは相反し合うことで、さらに多様な表現型や従来の遺伝学では解の得られない複雑な生命現象が生み出される。こうした遺伝的協調やコンフリクト(「ゲノム・遺伝子相関」と呼ぶ)は、同一細胞内や同一個体内では勿論のこと、異個体(例えば、オスとメス)や異種個体(例えば、宿主とパラサイト)が出会う際にも発生する。
 本領域では、多様な生物種を対象に、ゲノムの組合せにより個体内あるいは個体間に生じる「ゲノム・遺伝子相関」の実体を解明し、それらの中に含まれる共通機構・原理を明らかにすることを目的とする。さらに、これらが複雑かつ多様な生物種を生み出してきた進化の過程を検証し、「ゲノム・遺伝子相関」の概念を取り入れた新たな遺伝学分野の創成を目指す。
 このため、下記の研究項目について、「計画研究」により重点的に研究を推進するとともに、これらに関連する2年間の研究を公募する。1年間の研究は公募の対象としない。また、研究分担者を置くことはできない。
 公募研究の採択目安件数は、単年度当たりの応募額500万円を上限とする研究を12件程度、さらに1,000万円を上限とするゲノム解読や研究支援者の雇用を必要とする研究を4件程度予定している。
 公募研究では、計画研究で扱う現象に加え、雑種強勢、共生など、幅広い「ゲノム・遺伝子相関」現象に関する提案を求める。バイオインフォマティクス、理論科学の提案も歓迎する。特に、若手研究者からの萌芽的・挑戦的な提案を期待する。
(平成24年度公募研究 平均配分額 5,082千円 最高配分額 9,000千円)

領域代表 高山誠司(奈良先端科学技術大学院大学)
事務局 木下 哲(長浜バイオ大学)
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