HOME > 研究経過報告 > 研究成果がPlant Cell Physiol.に掲載されました

研究経過報告|新学術領域|ゲノム・遺伝子相関

「研究経過報告」内を検索

研究成果がPlant Cell Physiol.に掲載されました

 我々は、低分子量Gタンパク質OsRac1がイネの免疫において中枢を担うタンパク質であることを明らかにしている。しかしながら、OsRac1 による防御関連遺伝子の制御機構は、不明であった。OsRac1 による防御関連遺伝子の制御機構を明らかにする目的で、恒常的活性型のOsRac1 により発現誘導がされる転写因子を検索したところ、basic helix-loop-helix 型転写因子であるRac Immunity I (RAI1)を同定した。(RAI1) PAL1 WRKY19 等の防御関連遺伝子のプロモーター部位に直接結合して、遺伝子発現調節を行っていることが明らかになった。さらに、OsRac1 MAPK3 あるいはMAPK6 によるリン酸化を介して転写因子RIM1 の活性を調節し、PAL1 OsWRKY19 の発現を調節することが示唆された。



pcp kim.jpgのサムネール画像


ページトップへ|新学術領域|ゲノム・遺伝子相関