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山元班の研究成果をもとに総説で新しい仮説を提唱しました

ショウジョウバエのニューロンの性を決定するFruitlessFru)タンパク質が、クロマチン構造制御を通じてその機能を発揮することは、原著論文、Ito, H. et al. (2012) Cell 149, 1327-1338に報告しています。その研究により、FruHDAC1を標的サイトに動員すると雄化が進み、HP1aを動員すると脱雄化へと向かうことがわかりましたが、この二つのどちらが動員されるのかを決める仕組みは不明です。これについて、蛹化の前後に二峰性のピークを示して上昇するステロイドホルモンのエクダイソンが、HDAC1HP1aとを継起して標的に動員するとする仮説を、雑誌Flyに発表しました。

 

出典:Ito, H., Sato, K. and Yamamoto, D. (2013) Sex-switching of the Drosophila brain by two antagonistic chromatin factors. Fly 7, 87-91.


エクダイソン仮説.jpg

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