東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【書評掲載】JST Science Window 2012年 早春号(2-3月)の「せんせいクラブ」に、書評「連載やトピックが興味深く、感動した」掲載(1/25)

2012年1月25日

 JSTが発行している「Science Window」表紙で、キャベツと同じ種の葉ボタンを見た衝撃から、丸2年だろうか。あっという間なのか、長いというのか、。。

 今日、発表された、Science Window 2012年 早春号(2-3月)のせんせいクラブ」に、書評「連載やトピックが興味深く、感動した」という文章が掲載されました。前回のトピックとして、遺伝、育種をしてきたものとしては、シカの角の形態変化は、これからのモデル生物でないものを考える大切なことかと。また、イチゴの育種という年限のかかること。その過程で、選ばれしものは、最終的に1つになる。それ以外は、排除しないと、大量の子孫を維持できない。そんなことを取り上げてもらった感動を記したものでした。

 今回のScience Windowでは、表紙がウメ。とてもきれいに咲いている写真で、ウメもアブラナと同じで、自家不和合性の性質を持っています。もちろん、分子メカニズムは違うのですが。年頭に、このような写真はうれしい限りです。特集では、震災から1年ということで、科学技術と社会ということを取り上げており、出前講義を行っている渡辺としては、考えさせられました。また、放射性物質の海への放出の影響。これも大きな問題です。化石を掘るというのもありました。小学校6年生の頃に、かなづちを持って、葉っぱの化石を見たときの感動を思い出したり。とても楽しく編集されており、楽しませて頂きました。

DSCN0367.JPG
 長くなりました。お時間のある方は、

 Science Window 2011年  冬号(12-1月)(file size 8.1MB)

 Science Window 2012年 早春号(2-3月)(file size 7.1MB)

 をdownloadしてお読み頂ければ、幸いです。


 わたなべしるす