アブラナ科植物の自家不和合性は、この研究室のメインテーマです。震災以降、少し論文発表が滞っていましたが、この前のTakada et al (2013)に続いて、今回は、顕微鏡を使った、動的解析です。
花粉を雌しべに載せる時、交雑で種子をとる時は、大量に載せます。つまり、花粉の上に花粉がある状態。また、1つの乳頭細胞に1つの花粉という方法もあります。その中間とも言える状態。つまり、薄く花粉を載せて、観察すると、個別の花粉はどう反応するのだろうかということです。木でなく、森でなく、林を見てみようというレベルでしょうか。今まで見えなかったような現象も見えて、これを使って、さらに遺伝的背景が、個別の系統でわかるようになれば、もう少しおもしろくなるのではと思っています。(Hiroi et al. (2013) Time-lapse imaging of self- and cross-pollinations in Brassica rapa. Annals Bot, 112: 115-122.)。なお、Annals Bot.の2012のImpact factorは、3.449です。ぜひ、お読み頂き、動画を見て頂ければ、百聞は一見にしかずです。
今年度は、これに続いて、より多くの論文を発表したいと。。。
わたなべしるす
PS. 掲載された論文の直前に、宇宙の高橋研の論文が掲載されていました。生命科学研究科の論文が続けてというのも、びっくりでした。海外のJournalで。Annals Bot.の場合には、最初のところに、簡単に書いた「ContentSnapshots」というのがあり、それのpdfはfreeですので、合わせて、ご覧頂ければ。。
PS.のPS. 7/3(水)、新学術領域研究、研究科のHPにも、関連記事を。。。合わせてご覧下さい。
花粉を雌しべに載せる時、交雑で種子をとる時は、大量に載せます。つまり、花粉の上に花粉がある状態。また、1つの乳頭細胞に1つの花粉という方法もあります。その中間とも言える状態。つまり、薄く花粉を載せて、観察すると、個別の花粉はどう反応するのだろうかということです。木でなく、森でなく、林を見てみようというレベルでしょうか。今まで見えなかったような現象も見えて、これを使って、さらに遺伝的背景が、個別の系統でわかるようになれば、もう少しおもしろくなるのではと思っています。(Hiroi et al. (2013) Time-lapse imaging of self- and cross-pollinations in Brassica rapa. Annals Bot, 112: 115-122.)。なお、Annals Bot.の2012のImpact factorは、3.449です。ぜひ、お読み頂き、動画を見て頂ければ、百聞は一見にしかずです。

わたなべしるす
PS. 掲載された論文の直前に、宇宙の高橋研の論文が掲載されていました。生命科学研究科の論文が続けてというのも、びっくりでした。海外のJournalで。Annals Bot.の場合には、最初のところに、簡単に書いた「ContentSnapshots」というのがあり、それのpdfはfreeですので、合わせて、ご覧頂ければ。。
PS.のPS. 7/3(水)、新学術領域研究、研究科のHPにも、関連記事を。。。合わせてご覧下さい。