文部科学省科学研究費補助金「新学術領域研究」
今回の成果は、インセスト回避のモデルとも言える、アブラナ科植物の自家不和合性の花粉動態を自己花粉と非自己花粉で、比較したものです。タイムラプスの手法を使い、1つの乳頭細胞にほぼ1つの花粉が載っている状態で、柱頭全体では、100個程度の花粉があるという状況下で、個別に花粉動態を評価したものです。S対立遺伝子系統という遺伝的背景の部分とlinkさせて研究することができれば、さらにおもしろいことになるのではと思っております。
Time-lapse imaging of self- and cross-pollinations in Brassica rapa
Hiroi, K., Sone, M., Sakazono, S., Osaka, M., Masuko-Suzuki, H., Matsuda, T., Suzuki, G., Suwabe, K., and Watanabe, M.
Annals Bot, 112: 115-122. (2013)
http://aob.oxfordjournals.org/content/112/1/115.abstract
論文は、free pdfではないですが、「ContentSnapshots」というのがあり、それのpdfはfreeになっております。それで概略はわかるかと。。。
わたなべしるす
PS. 渡辺の研究室HPに関連記事があります。あわせてご覧ください。