東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【お知らせ】神戸阿利襪園~山本通りに設立された日本最初の国営オリーブ園~(神戸大学名誉教授・中西 テツ 博士)(8/10開催, 7/28)

2013年7月28日

 愛媛・今治出身の渡辺には「オリーブ」といえば、小豆島を思い出します。小さい頃に栽培されていたのを見にいったことがあります。ただ、オリーブが、「自家不和合性」を持っているというのを知ったのは、最近です。また、アブラナの自家不和合性を打破するために「二酸化炭素(CO2)」が有効であり、それを実験的に示されたのが、渡辺が助手をしていた農学部の日向教授の研究室でのことというのを、学部生の時に日向教授からの講義で聞きました。実験をされたのは、当時大学院生で、現在は神戸大名誉教授の中西先生。その当時のことを伺いたくて、大学院生の時に、今治に帰る途中で、神戸大に立ち寄り、中西先生の研究室に行ったのを今でも思い出します。それ以来、なにかと中西先生には、当時の自家不和合性研究で行われていたことなどを、拝聴しております。

 さて、今回のお知らせは、日向研究室の渡辺の先輩にあたる、中西先生が神戸市内で日本最初の国営オリーブ園についての講演会をされるというもの。退官される前にオリーブについて記載した読み物も。pdfで国立情報学研究所(NII)に登録されており、freeです。興味を持たれた方は、そちらもごらん頂ければと思います。

DSCN6454.JPG講演会は、
日時:2013年8月10日(土), 15:00~16:30(14:30開場)
場所:北野工房のまち 3階 講堂
 入場無料, 定員:200名
演題:歴史発掘 「神戸阿利襪園」~山本通りに設立された日本最初の国営オリーブ園~
講師:中西 テツ 博士(神戸大学名誉教授)

 講演終了後、抽選で10名の方にオリーブ苗木を進呈だそうです。渡辺はこの日程の前後にSSH関係のイベントがあり、うまく時間がとれず、伺うことができないのがとても残念です。関西圏の方で、お時間の取れる方、古き歴史から今を見つめ直すのにはよい機会ではないでしょうか。お立ち寄り頂ければ、幸いです。

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 わたなべしるす