東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【お知らせ】 大学生のレポート作成入門--情報探索から執筆まで(資料・情報の活用方法(4)研究活動の実際と情報探索①自然科学分野)--の講義、学部一年生向け、6/26(金)に実施(4/15)

2015年4月15日

 時間はたつのは早いもの。。。図書館がお世話役をされている学部一年生向けの講義、今年度で講義を賜って、5年はたつような。。。もっとかもしれないですが、記憶の彼方に。。その講義も、今年度から前期の開催。で、かつ、講義名称もかっこよく改訂されて、「大学生のレポート作成入門--情報探索から執筆まで--」。大学に入ると、レポートを書くことが多くなります。高校までに理数科であったり、SSH, SGH等を経験していれば、そんな機会もあったかも。そうでない方には、。。。そんな渡辺ももちろん、最初は見よう見まねで。。。そんな時代から考えると、こんな講義があるというのは、ありがたいことだなと。

 ただ、レポートに対する考え方も一筋縄ではいかないのも事実。それは、論文を書くときにもつながるわけですが、。。。淡々とした論文を書くという方から、読んでストーリー性があって面白い論文こそが、論文という方。また、書くとき、何から書くのか。渡辺の師匠の日向先生は、まずは、Materials and Methodsから。あと、Resultsも。これは、実験をしていてもかけるはず。その上で、実験結果をすりあわせながら、Discussionを。それを踏まえて、Introを書いて、。あとは、どうやったら、それをコンパクトに表せるのか、また、それを意図する表題は。というように考えると教えられました。もちろん、そうでなくて、という方もいると思いますが、実験をやりながらということを考えれば。また、初めての方でも。たくさん書いている方であれば、こんな話でオチがというのを書きながら、思うわけですが、それにしても、Introに何を持ってくるかで、ずいぶんと雰囲気も変わりますので。その点では、レポートも、同じことでないかなと。

DSCN5598.JPG で、渡辺が担当するのは、

講義名:大学生のレポート作成入門--情報探索から執筆まで--
    資料・情報の活用方法(4)研究活動の実際と情報探索①自然科学分野

講義内容:前半で簡単に渡辺のやっている植物科学の中のtopic分野とも言える「アブラナ科植物の自家不和合性」という植物の花粉と雌しべ(師匠の日向先生の言葉を借りると、彼氏と彼女)がどの様にコミュニケーションをしているのか、それがどの様に訳に立ったり、サイエンスとして面白いのか、という研究内容の紹介。渡辺の論文が、Natureなどに掲載さえるまでに、どんなことがあったかなども含めて。。。では、その自然科学一般というわけには行かないかもしれないですが、少なくとも、植物科学周辺分野では、どの様に情報を集めることが大事であるか、論文が掲載されている雑誌をどうやって探すのか、その雑誌、論文の評価は、現状ではどの様になされているのかと言うことを講義します。情報というとinformationという単語をイメージしがちかもしれないですが、intelligenceという言葉もそれに近しい単語ですが、研究をする上でとても大事な単語で。。。講義は、全学対象(全学教育科目授業・カレントトピックス)なので、文系、理系関係ない講義枠になっていて、昨年度までは、50名程度が参加でしたが。。。今年度は。。。楽しみにしております。

DSCN5594.JPG日時:6/26(金), 5講時(16:20-17:50)。川北講義棟C200です。シラバスには、A406という案内があると思いますが、講義名をかえたからか、何の影響なのか、ずいぶんと講義を受ける方が、多いのでC200という階段教室になったのかなと。また、近くなったら、お知らせします。講義全体とらなくても、渡辺の講義だけという方もwelcomeです。渡辺の講義をどこかで聴いていて、出し物があるので、その出し物狙いというのもありですから。。。

 では、また近くなりましたら、お知らせします。

DSCN5556.JPG
 わたなべしるす

 PS. 出前講義をするようになってから、少ししゃべりが上手になったかなと。そんな風に思っていますが、まだまだ、噺家から比べたら。。。そんな落語家の桂米丸師匠に子供の頃はあこがれていて。。。まじめに落語家になろうかなと思った時期も。。。その桂米丸師匠の弟弟子さんになるのかな。「笑点」の座長をされている桂歌丸師匠ちょっと気の利いたことがぱっと脳みそから出てくるようなそんな講義ができるように、がんばってみます。