東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

みやぎサイエンスフェスタ

2013年11月16日 (土)

渡辺先生の記事にもありましたが、今日は仙台三高で行われたみやぎサイエンスフェスタに参加してきました。

仙台三高へ伺うのは、昨年度行われたSSHのサイエンスカフェに続き二回目でした。
新しい校舎で、きれいだなぁといつも思います。

今回は、サイエンスカフェとポスター発表に参加してきました。
サイエンスカフェでは、まずはじめに高校生が考えている研究室生活のイメージを聞いた上で、
参加した5人の大学院生それぞれが、実際はどうか答えていく形式で行われました。
堅苦しい雰囲気ではなく、楽しく進められたので良かったなと思いました。
少しでも高校生の参考になればと思います。

ポスター発表では、小学生や中学生、高校生の発表に混ざって大学院生も発表しました。
1時間半くらいでしょうか、中学校、高校の先生や、高校生にお話をしました。

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学会で発表するのとは違い、よりわかりやすい言葉で説明することに気をつけました。
三高の生徒さんたちは良いと思ったポスターにGood jobカードを貼るような仕組みがあったようで、
私のポスターにも貼ってくれた生徒さんがいました。

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とても嬉しかったです!

小学生のポスターだったでしょうか、このgood jobカードを何十枚ももらっている生徒さんもいました。やはり、そのようなポスターは見た目にも目を引き、内容もわかりやすくおもしろいものが多かったような気がします。
自分の発表でいっぱいいっぱいでしたが、他の皆さんのポスターも、ゆっくり見てみたいおもしろそうなものばかりでした。


これまでも何度かこのようなイベントに参加しましたが、毎回勉強になることばかりです。
このようなイベントがきっかけで、理科に興味を持つ生徒さんたちが増えればいいなと感じました。

M2 曽根

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【出前講義】第2回みやぎサイエンスフェスタ・コメンテーター(11/16)

2013年11月16日 (土)

 前日は仙台三の中間発表会・コメンテーターでした。土曜日の今日は、コアSSH事業の一環として、小中高から大学、企業まで発表する場で交流できるというもの。午前中は、口頭発表、サイエンスカフェ、科学実験、国際交流。午後がポスター発表という多様なプログラムが用意されておりました。

DSCN0561.JPG 最初の口頭発表。化学2題、生物3題の後半を担当しました。プレゼンはいつも書くのかもしれないですが、自分がしゃべり始めた頃よりもずいぶん上手な気がします。また、運営校の仙台三以外からの発表があったのも、よかったのではないでしょうか。ただ、ふと思ったのは、そのプレゼン全体をそのチーム全員で内容を共有し、把握しているのか。。。何より、やっている実験の本質というか、何をやろうとしているのか、科学的な側面をしっかり考えるということ。実験をすることが目的でなくて、その起きた現象の原因を考えることですから。また、いろいろなところにある、既存のdata、情報をあと、プレゼンの終鈴がなったら、手短にプレゼンを終えるというのは、大事なことだと思います。運営については、去年も同じことを言ったような気がするのですが、質疑がない時は、audienceに促す、ない時は座長が率先して質問する。1鈴、2鈴、3鈴の時間はあらかじめ、黒板に書いておく。座長は時間を制御する係なので時間がoverした時には、何があってもそれを止める。次に発表するグループは、あらかじめ近くで準備しておく。など、去年からのことが一子相伝で受け継がれていないこと。。。これは、ぜひ、来年には改善されることを切望します。

 サイエンスカフェ「理系の研究ライフ」には、うちの研究室の曽根さんが参加してくれました。詳細は、曽根さんがまた、記事を書いてくれますので。。。いずれ、参加頂いた5名の大学院生、とてもheteroで楽しく拝見できました。

DSCN0562.JPG 午後からが、体育館を使っての「小中高から大学、企業」までのポスター発表会。これだけheteroになったポスター発表会は初めてだと思います。大学と言うより大学院生でしたが、昼前のサイエンスカフェの影響でしょうか。とても好評でした。

DSCN0573.JPG また、こちらが楽しみにしているのは、小学生、中学生のセクション。時間の関係でゆっくり話しをできたのが「ハツカダイコンの研究」。しっかりと観察して、それを写真でなくて、自分の手書きで書いているのが、とてもすばらしかったです。最近、デジカメで写真というのが多いのを「手書き」。観察の基本を改めて、考えさせられました。ありがとうございました。最後になりますが、お世話になった関係の先生方にお礼申し上げます。

DSCN0574.JPG わたなべしるす

 PS. 曽根さんがポスター発表をしているところで、市内の中学校の先生とこちらも交えて、deepな議論とrapid cyclingのBrassicaを使っての実験の話もできました。ありがとうございました。ぜひ、出前講義にうかがえれば、幸いです。

DSCN0572.JPG PS.のPS. 仙台一のイネチームも発表。dataはたくさんある訳なので、それをどう解析すれば、生長の違いをうまく説明できるのか。数字から生長を考える、とても大切なことです。ぜひ、残りの時間でがんばって下さい。鹿児島でのダイコンコンソーシアムもあるでしょうから。。。。。

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【出前講義】平成25年度宮城県仙台第三高等学校SSH中間発表会・コメンテーター(11/15)

2013年11月15日 (金)

 仙台も数日前に初雪。ずいぶん朝が寒かったですが、今朝は少し落ち着いて穏やかな朝でした。今日、明日と仙台三高のSSH、コアSSHの発表会。午前がSSHの概要と研究授業公開。午後がそれらについての研究協議という形で。概要では、これまでの取り組みのお話しがあり、「国際性」という点では、海外での英語での発表、東北大の研究所主催の高校の部で英語での発表を予定しているとか。この世代から、英語への取り組みというのはよいことだと思いますし、継続してほしいことだと。。。

DSCN0554.JPG 公開授業は「地学」、「課題研究基礎(化学)」、「英語」、「情報」。福島高校、小松高校で拝見したことがあり、ずいぶん久しぶりでした。「地学」では、鉱物を偏光板を使っての観察。渡辺自身、高校で地学を履修していなかったのはありますが、鉱物は子供の頃に、自然科学教室で近くで水晶を拾ったり、花コウ岩がたくさん出るところでもあったので、。。意外と鉱物というか、石にはそれなりに思い入れというか。。。ただ、偏光板を使ったことはなかったような。いろいろとこちらも考えさせられました。「課題研究基礎(化学)」はモル濃度。塩酸を中和実験でちょうどpHが7.0になるかということ。いろいろとトライして、失敗することも大事な仕事だと。。。あとになって、この失敗は活きるのではと。高校時代から白衣を着て実験しているのも新鮮というか。昔はそんなことなく、大学に行って、実験をする時に白衣をgetした時のうれしさ。。。ふと、思い出しました。実験をする時に、自分たちの班だけのことを見ていて、他の班の状況を確認しないのは、時代の流れでしょうか。渡辺の頃なら、どこがうまくいくかというのを見ていてというか、それを調べる担当がいたり。。。。(実際には、研究授業だったので、緊張していて余り動き回らなかったようでした。。。)

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DSCN0556.JPG 「英語」では、柳田理科雄の「空想科学読本」を題材として、その内容を英語で表現。子供の頃に見ていた「仮面ライダー」、「宇宙戦艦ヤマト」などの科学的問題点などをコメントしている本で、渡辺自身も数冊読んだことがあり、楽しみました。それを使っているのが、科学との接点であり、それを英語でというのは、。。。難しいと思いました。渡辺には、。。それをこなしている今の高校生に感服。。という場面でした。「情報」では、パソコンを使って「統計」の平均、分散ということを理解する。SSHなどを見て、統計処理というのは、結構頭を抱えているような内容でもあり。。。これは、なるほどと。。他の高校でも参考になるのではと。。。

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DSCN0559.JPG 午後は午前の研究授業についての研究協議会。「英語」の取り組みとして、英語でしゃべるということでは、外国の小学生向けの英語の教材からスタートしたとか。。。。とても大変なことだと思いました。英語がだめであった渡辺が今の時代の高校生でなくてよかったと。。(ではいけないのですが。。。)。英語についての議論が多く、今回の研究授業以外にも、自分の好きなもの、ことを英語で10minくらいで説明するということをやっているとか。朝の時間外の時間帯で。。。なるほどと。。最後になりますが、お世話になった関係の先生方にお礼申し上げます。明日は、コアSSHでお世話になります。

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 わたなべしるす

 PS. 仙台三が共学になってどれくらいなのか。。。正確にわからないのですが、理数科でも1/4くらいは女子がいる状態に。少しずつ、共学化が進行しているのでしょうか。

 PS.のPS. 参加されていた他校の先生方が宮城県内だけであったのは、少し残念でした。。。

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【研究室訪問】宮城県宮城広瀬高等学校科学部・門司先生、来訪(11/4, 15追記)

2013年11月 4日 (月)

 宮城県内の高校では、仙台三のSSH運営指導委員仙台一とは小松原先生が指導されているSSH・生物部の方々古川黎明では課題研究という形で、出前講義等に伺ってきました。また、9月にも行ったように、先生方への講義、指導というのもこれまでにもありました。そうした時に、お会いした先生で、宮城広瀬高校で科学部を指導されている門司先生から県内の高校生徒理科発表研究会に参加し、ポスター発表をされると言うことで、生徒さんたちが行った実験のまとめ方、解釈の仕方、ポスター発表のポスター作成について、研究室の方に来られて、2hrほど。。。

 いろいろと考えて、身近な材料、研究対象を扱って、研究をしているというのがとてもniceでした。もう少しこうしたらと言うような点、さらに発展させるためには、このポイントをやってみればということ等々。話しを受かっていて、ポスターの作成がまだ、課題研究、SSHなどを行ってない高校では一般的でないので、苦労されておられましたので、手元にある古いポスター発表のサンプルをお持ち頂きました。どれくらいの文字サイズで何を作れば、どれくらい見やすいのかどうかなど、わかるのではと思います。発表までまだ時間があります。11月は、比較的仙台におりますので、また、お声かけ頂ければと言うことで。。。。

DSCN0543.JPG 最後は、研究室・温室などを見学頂き、こんなものがあるので、また、ご活用下さいという感じで。。。片平から比較的近い高校の1つ。これからもよりよい連携ができれば幸いです。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 門司先生と一緒に、七北田小学校4年生の門司さんも、研究室見学。この前、「ヘチマの仲間」の講義をして、研究にも興味を持ってくれたようです。大学院で一緒に研究できるのを楽しみにしていますので。

 PS.のPS. 11/15、追記です。昨日、県内の「生徒理科研究発表会」だったとか。こちらはその予定を失念していたのと、あれこれあって、伺えずでしたが。。。門司先生から、ポスターも無事できあがり、発表も終わったと。もちろん、いくつか課題も残ったようですが、それもこうしたことを継続する上では大事なこと。まずは、やってみること。1つができれば、その次となりますので。。。こちらもこれに刺激され、がんばりたいと思います。

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【出前講義】石川県立小松高等学校SSH集中講義-6(小学生向け実験講座「花の解剖をしてみよう」)(11/3)

2013年11月 3日 (日)

 今日は、文化の日。そういえば、秋の叙勲のことが新聞に出ていました。また、仙台市立木町通小学校(10/21)からはじまった「第55回「教育・文化週間」での教育・文化施設等における教育・文化関連」の企画も今日の実験講座が最後になりました。この小松高校での実験講座も2回目。春に伺った折には、小学生向け実験講座は、ダイコンを使った交雑実験でした。アブラナ科花粉の花粉症の関係もあり、実験を行っている理科室からたびたび、退散しないといけない状態でしたが、

DSCN0403.JPG 今回は「花の解剖」ということで、小学校の科学クラブ高校の先生方の研修など、いろいろなところで好評だった実験講座。渡辺だけでは大変なので、小松高校の生物部の生徒さん4名にも手伝ってもらいました。手伝うに当たり、最初に自分たちでもどうやってやるのかという実習をやってから。。。。

DSCN0473.JPG 午前中が、小学校1-3年生。午後が小学校4-6年生。total 20名弱の受講生と保護者の方々。午前中の低学年では解剖して、観察というより、ひたすらこわすこと。それを並べてということに興味が。。。一番多い方は9種類の花を解剖したとか。。。。用意したキク、カーネーションなど、ほぼ、全部の花を制覇したのではないでしょうか。

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DSCN0491.JPG 実習の最後には、受講証を渡して、みんなで世界に向かって情報発信の集合写真。

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DSCN0512.JPG 午後からは、高学年。高学年になると、しっかり観察をして、どう並べるときれいに見えるか、花弁の形がどうなっているのか、雄ずいがないとか。。ずいぶん、理科というか、科学的な感じになってきます。午前、午後ともそうでしたが、一緒に来てくれていた保護者の方々も一緒に楽しんで頂けたこと。また、これからも解剖して中がどうなっているかという「不思議」を花だけでなく、いろいろなものを解剖してみて下さい。

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DSCN0527.JPG 午後からも午前と同様に、実習の最後に受講証を渡して、みんなで世界に向かって情報発信の集合写真。

DSCN0530.JPGDSCN0536.JPG 最後になりましたが、小松高校・寺岸先生、生物部の新田さん、谷路くん、栗原くん、徳田さん、ありがとうございました。講座全体がスムーズに進みました。また、次回の講座の時にもよろしくお願いします。


 わたなべしるす

 PS. 参加してくれた児童の皆さんの多くが芦城小学校の方々。10/31の「リンゴの不思議」の講義がおもしろかったからといううれしいことを伺いました。ありがとうございました。また芦城小学校の校長・浅野先生もご参加頂き、先日の講義のお礼と次回の講義のお願いを頂きました。うれしい限りです。ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

 PS.のPS. これで無事、北陸遠征終了。。。さすがに連投に次ぐ、連投で、。。。来週は少しlabであれこれとできそうです。レポート、手紙も届くでしょうから。。お待ちしております。というか、この5日間、小松高校・寺岸先生、松原先生、山元先生をはじめとする多くのSSH関係の先生方にお世話になりました。ありがとうございました。また、次は、1月にお世話になれればともいます。よろしくお願いいたします。

 PS.のPS.のPS. 解剖に使った花を使って、1年生は「レインボーフラワー」の実験を。何かをし終わって、次のことをやることができるのはとても大事なこと。特に、ちょっとがんばって、実験をsettingしておけば、あとは翌日というのであれば、特に。。。そのちょっとしたがんばりの積み重ねが、大きな違いになりますから。。。12月のダイコンコンソーシアムを楽しみにしておりますので。

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DSCN0539.JPG PS.のPS.のPS.のPS. 帰り際には、お疲れ様でしたの、掲示もたくさんありました。ありがとうございました。1年生に世代交代したと思っていましたが、受験生なのに、しっかり作っていてくれたという話しも。。。受験生は受験に専念して、がんばって下さい。ありがとうございました。

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DSCN0540.JPG それから、玄関のところには、きょうのwelcome boardも。。。気がつきませんでした。帰り際まで。ありがとうございました。がんばれ、受験生!!!

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