東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【出前講義】小松市立芦城小学校・特別講義「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」(10/31)

2013年11月 1日 (金)

 午前中は小松市のとなりの加賀市。午後は小松市立芦城小学校。初めて伺う小学校です。小松市内でもいわゆる旧市内に該当する、古くからある小学校。何でも創立220年とか。。。江戸時代の藩校から数えているということですが、それにしてもすごい歴史です。東北大の倍くらいですので。。。歴代の校長先生、歴史を物語るたくさんのものを講義前に拝見させて頂きました。まさに感動としかいえないような。。。本当の感動は、講義のあとにもっとすごいところを拝見しましたが。後ほど。。

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DSCN0307.JPG 講義の内容は、午前に引き続き、「花の不思議な世界」。とてもしっかりしていて、2コマ連続の講義でしたが、余裕を持って、振り返る時間をとる予定が、最後まで質問の時間などもあり。。。

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DSCN0316.JPG 午前中ではないですが、北陸では「リンゴ」はmajorではないので、品種名は「ふじ」くらいしかわからないと。ただ、一方で、自家不和合性、つまり、自分の遺伝子と同じ花粉で子孫を残すことがよくないことの理由を説明できた児童がいたのは、とても感動でした。また、いつもなら、単にリンゴの下のところに、蕚片とか、おしべ、雌しべが乾燥しているのを見てもらうところを、午前の中学生用のpptにしかない図を出して、雌しべと果実の対応の図も見てもらい、それを理解してもらったのは、とてもすばらしかったです。これで覚えたリンゴの不思議、この連休でスーパーに行って、改めて観察してみて下さい。

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DSCN0329.JPG 最後には、日曜日に小松高校で行う「小学生向けの実験講座」の広報。まだ、応募枠があるということと、きてもらった方には、ちょっとしたプレゼントがあるかもと。。。

DSCN0339.JPG 江戸時代の藩校から「集義堂」と呼ばれていた時代のものが残っており、寺子屋と思えるような机などもありました。感動でした。

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DSCN0342.JPG 浅野校長先生は出張されており、お会いできませんでしたが、中出先生、5年生の担任の先生方には大変お世話になりました。ありがとうございました。次年度以降もまた、こうした活動ができればと思います。


 わたなべしるす

 PS. この記事を書く当たりから、様々な案件が重なり、。。。。記事をあげるのがずいぶんずれ込んでいます。何とか、一連の講義が終わる頃には、。。。講義だけでなく、論文がacceptになっていたのが、掲載されたというお知らせもしないといけないのですが。。。

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【出前講義】加賀市立橋立中学校・特別講義「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」(10/31)

2013年10月31日 (木)

 昨日から始まった北陸遠征。この秋の石川県では3つの小中学校での出前講義。最初は加賀市立橋立中学校。今年は春の5/10に続いて、2回目。春には「キャベツとブロッコリー」。今回は秋ということでリンゴのシーズン。開花から結実までをリンゴをモデルにしての出前講義。今年度は仙台で、木町通小学校七北田小学校で行ってきましたが、中学校で行うのは、初めてのような。。。あと、橋立中ではいつものことですが、1コマでの講義。少し駆け足でした。あと、春先に講義を行った時は、「国際植物の日」のイベントになっていました。今回は日程調整がついてないので、書類上は「第55回「教育・文化週間」での教育・文化施設等における教育・文化関連行事のアウトリーチ活動」に関わるものではないですが、文化の日も近いことなので、後付けかもしれないですが、この関連イベントということで。。

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DSCN0283.JPG 最初に花を見て何の花か考えてもらいました。5人の方だったと思いますが、それぞれ、5つの花の名前がきちんと答えられたのは、さすがです。毎日、花を見ている環境だからだと。何よりかと思います。

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DSCN0288.JPG このあたりでもナシ、カキなどの果樹を作っている関係でしょうか。ただ、果実は見たことあっても、花は見たことないというのが、現状でした。。。少し残念。。。ナシに限ってもでした。。。講義に使ったリンゴでいうと、種類・品種は東北ほどは定着していないような。。。こうしたところに地方地方の特色を感じ取れました。やっぱり、感動してもらえるのは、動画。花粉管伸長、自家不和合性。どちらもへーーーという反応にはこちらも少しほっとします。また、その反応で起きることをしっかり観察できているのは、たいしたものだと思いました。あと、実際のリンゴと花の時代の比較も、驚きだったようです。意外と知ってそうで知らないこと。そうした身近なことに不思議があるのだということを、こうしたことから理解してもらえれば、幸いです。これからリンゴがおいしい時期。ぜひ、この週末に書けて、リンゴを食べて、復習する時間にしてもらえればと。。。

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DSCN0294.JPG 帰り際に、明翫先生に案内して頂き、栽培しているダイコンの観察会。作土が十分になくて、大変そうでした。肥料袋を作るとか。いろいろと議論ができました。

DSCN0301.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、上本校長先生、明翫先生をはじめとする関係の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 橋立中は昨年に新しい校舎に移動になったはずだと。自分が中学生の頃と比較する訳でないですが、あの当時も木造の校舎。もちろん、今とは比べものにならない、廊下を走ると、ぎしぎしと音がするような。。。それが、コンクリートの校舎に。。。という時代でした。今は、逆に、木造の校舎にというところも。何か、教室にいて、ほっとするものがあります

 PS.のPS. 今回も橋立中へ伺う前に、寺岸先生が管理されている畑を見学させて頂きました。これだけの畑をお一人で。。。大変だと思うことと、すごいの一言でした。。。。やっぱり作物の維持管理は継続が重要だと。。。いつも痛感させられます。ありがとうございました。

DSCN0269.JPG PS.のPS.のPS. 最近、学生さんがあちこちに出かけて、食事のパターンを出していたので。こちらも。橋立中の近くには、北陸道のSAがあり、おもしろいことに、外からも利用ができる「尼御前SA」。近くに尼御前岬があり、義経伝説でも有名な場所です。そういえば、小松市内には安宅の関もあり、義経伝説として、とても有名なところもあったのを書くのをいつも失念してました。

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【出前講義】石川県立小松高等学校SSH集中講義-1(課題研究発表会準備へのコメント、討論等)(10/30)

2013年10月30日 (水)

 10/30~11/3まで、小松市、加賀市内で出前講義。第55回「教育・文化週間」での教育・文化施設等における教育・文化関連行事のアウトリーチ活動の一環でもあり。。。初日は夕方の少しの時間でしたが、最初は、小松高校理数科2年の課題研究発表会が土曜日に企画されており、それに向けての準備でした。細かなことを議論する段階ではなく、最後のプレゼンを作っている段階。最初はハマダイコンの多様性のはずが、ダイコンの加工特性に変化して、。。。それをまとめている段階でした。何とかまとまった形かもしれないですが、最後のプレゼンで結構苦戦しているようでした。こちらから、ここはこうということを指摘できた訳でないですが、グラフを作り替えようとしていて。。。こんな時、大事なこと。それは、前のversionを別のfile nameで保存しておくこと。昔は、file nameの文字数が半角8文字という制限があったので、結構大変でした。それでも、versionの頭文字をとって、v1, v2, v3,...というような感じで。この前に書いていた科研費も結局、v38が最後だったような。。。少し変えれば、versionを変えるということで、少しの文章表現もあとから使いたいということもあるかもしれないので。。。それをコメントしたくらいでしょうか。実際的には、。。。いずれ、土曜日の発表を楽しみにしています。

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DSCN0263.JPG そのあとは、3年生との進路相談というか。自分が高校3年の今頃、どうだったかと考えると、11月は毎週、それぞれの志望大学をtargetした模擬試験を受けていたような。。。いずれも、余りよくない結果でしたが。。。ただ、その当時考えていなかったこと。第1志望の大学を受験できなくなるという現実が来るかもしれないということ。いつか、目標の点数が出ると。。。。(結果的には、そんな想像のレベルのところはあり得なかったのですが。。。)。。ただ、そんな現実に対して救いをくれたのが、小学校の時の担任の先生でした。。。「どこも行く大学ない訳ではないのだろう。。。いけるところでがんばれば。。」と。。これで現実にもどったのかもしれません。もちろん、まだ、2ヶ月あると思いますし、できることはできると思います。そんな話をしながら、受験というか、センター試験まで、あと2ヶ月余り。センター試験でどれだけ確保し、2次試験でどこまでがんばるか。そんなことを考えて、目標を見すえるようにと。。。。もちろん、日曜日までいますので、また、どこかで議論できると思いますので。。。

 最後は、SSHの寺岸先生、松原先生、山本先生と食事をしながら、SSH、教育問題などの討論会。いつもここでいろいろなことを学ばせてもらっています。今日から5日間。お世話になります。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. welcome boardは、これまで3年生が作製してくれていましたが、1年生に代替わりをしたとか。ありがとうございました。今回も楽しみにしております。

DSCN0256.JPG PS.のPS. 出前講義と書いていますが、高校生向けということを考えると、出前授業という方が、fitするのかもしれません。自分が子供の頃を考えると、小学校から高校までは「授業」と呼んでいました。大学になって「講義」と書かれたいろいろなものをもらって、あるいは、教室といわないで、第1講義室とか。。。ところが、この前に、前期に行った「基礎ゼミ」についての「授業評価の結果」という書類が。。。「?????」。いつから、大学で講義と呼んでいたものが、授業になったのか。少なくとも、学部を教えていた岩手大の時代、つまり、2004年度までは講義だったような。。。。。気がついてなかっただけで、実は、講義と呼ばず、授業といっていたのかもしれないですが。。。「授業」と「講義」の意味を改めて、考え直したのでした。。。

 PS.のPS.のPS. 今日もまた、付加的なことが多いですが。。。出前講義のあと、高校生から、レポートをもらうことが、。。。それを読んでいて、長く文章を書く方が少ないのは、。。。と。。そんな時、東北大でお世話役をしている「科学者の卵養成講座」の1期生の方が、とてもしっかりした、長い文章を書かれていて、それを昼に読みながら、感動でした。。。また、どこかで。。。そんな大事さも。。。

 PS.のPS.のPS.のPS. 打撃の神様、ボールが止まって見える、というのがよいのか、。。赤バットの川上哲治氏が逝去されたという記事を昼頃に。。。子供の頃に野球、ソフトボールをする時に、この赤バットをという意味ではなかったと思いますが、赤いバットを使っていました。渡辺では、ヒットが量産できた訳ではないのですが。。。ラジオ、テレビで解説者というのが、渡辺の世代には、イメージが強いような。。。大洋ホエールズファンの渡辺には、これくらいの表現でご勘弁を。。。。。哀悼の意を表します。

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【ラジオ出演】NHKラジオ第一・ゴジだっちゃ!インタビュー企画「科学の楽しさを伝えて500回出前授業だっちゃ」に出演(10/24, 25追記)

2013年10月24日 (木)

 出前講義は500回を超えたのですが、テレビ、ラジオへの出演となると、まだ一桁。NHK仙台への集合時間(16:30)に遅れないようにと、少し早めの出発前から、ものが手に付かない状態。。。。まだまだ、修行が足りないと。。。。少し雨降りでしたが、なじみの自転車の方が便利だろうと。。。自動車だと、渋滞とか。。そんなことを気にしながらのラジオへの出演。。。

 少し早めに到着。雨が降ってなければ、少し余裕もあったのかも。。。とは、言い訳かもしれないですが、農学部の頃に、自転車でよく通っていたところ。NHKがあるところから東に行くと、宮町。仙台で一番長く住んでいた場所でもありましたので。。。生放送は17:00-18:00。生放送の前に、「NHKラジオ第一・ゴジだっちゃ!」のパーソナリティの加藤さん、高野さんと簡単な打合せというか、こんな感じということで。やっぱり緊張していました。。。生放送が始まり、出番になるまで落ち着かなく、座っていて。。。今日のテーマは「思い出に残っている理科の実験」というようなのがお題でした。こちらが出演することもあり、理科の話題に。。。県内から、解剖の実験、燃焼の実験等。いろいろな思い出が。。。もちろん、渡辺もそんなことがあったなと。。。

DSCN0245.JPG 17:30すぎに、「ゴジだっちゃ!」生放送のブースへ。最初にこちらを紹介頂いた後、なぜ、このように出前講義をするようになったのか、という質問から。もちろん、以前「化学と生物」にも書いたとおり、仙台に戻った2005年に東北大と仙台市教育委員会と間での小中学校への出前講義の依頼だったと。。。また、このようなことをする背景として、自分が小学校の頃、理科の専門の先生がいて、理科室でずいぶん、遊んだと。。。ところが、仙台市には、ほとんど、そんな先生がいない。。ということも。。2つ目の質問は「大学の講義と出前講義、どちらが楽しいか。。。」。究極の質問でしたが、それぞれによいところはある訳です。出前講義ではわからない、つまらない講義には、ストレートな反応が戻ってきます。大学では「サイエンス」として、今の科学をさらに高いところへという議論ができる。どちらも代えがたい、楽しさがあると思っています。それに続いて「研究と教育の共存」ということ。つまり、大学で先端的なことをやっていることと、出前講義がどの様な関係にあるのか。。。ここで、渡辺の研究の「アブラナ科植物の自家不和合性」を取り上げて頂き、雌しべが、自分と他人の花粉を識別できることを説明した訳ですが、。。へーーー。といって頂いたのは、なによりでした。不思議な現象はたくさんありますので。。さらに、出前講義で心がけていること。いかにに、興味を引くように、わかりやすく説明するか。あと、もらった感想文に返事を書くこと。これを説明した訳ですが、せっかく連れて行った、出前講義で使う「博士たち」のことをすっかり、忘れていました。。。

DSCN0250.JPG このあたりが、このHPを書きながら、修行が足りないなと。。。。すでにこの時は、頭の中は、真っ白でしたので。。。理科離れということがいわれていますが、それについて、どう感じているかというのが、次のお題。理科離れというよりは、道草をしたり、木に登るというような経験をしなくなってきていることが、結果として、理科離れになっているのではないかと。。。何とか、帰り道で、花をとって、花びらを1枚ずつとるというようなことがまた、できるような環境になればと思っています。最後はこれからの展望ではないですが、出前講義への思い。。。お話をしたのは、自分がしゃべるのはきっかけにしか過ぎないと。。。何かもっと、気の利いたことがしゃべれなかったのか。大いに反省の最後でした。。。

DSCN0251.JPG トークが終わった後、生放送が終わるまで待って。。。あれもしゃべればよかった、これもと。。かなり反省でした。キャスターの方、ディレクターの方には、よかったといって頂きましたが、改めて、今回の放送を聞き直して、次の機会に活かしたいと思います。というか、生放送をされている、アナウンサー、キャスターの方々のすごさを改めて実感しました。ありがとうございました。(師匠であった、日向先生から、「えーー」、「あーーー」、「そのーーー」というのをいわないで、話すようにと何度も言われたのに。。。。やっぱりできていませんでした。。。まだまだです。)

 最後になりますが、今回のきっかけのmailを頂きました水上様をはじめとする今回の放送に関わっている多くの方々に、この場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。これからも1,000回を目指してがんばりますので、また、お声かけ頂ければ、幸いです。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 研究室でもメンバーの方々は生放送を聞いていて頂いたようです。落ち着いてしゃべっていたと。。。渡辺自身は、まだまだ、修行が足りないと。。。反省しきりでした。ありがとうございました。

 PS.のPS. 河北新報に取り上げて頂いたことがきっかけで今回の企画に。そんなことで、もちろん、第55回「教育・文化週間」での教育・文化施設等における教育・文化関連行事のアウトリーチ活動には、掲載できていませんが、今回のラジオを聞いて、それがきっかけとなって、また何かのつながりができればと思った次第でした。

 PS.のPS.のPS. 10/25, 10:00過ぎに、「ゴジだっちゃ!」のHPに昨日の記事が書かれてあるのを見つけました。ありがとうございました。これまでの多くの出演者がこの背景のポスターの前で写真を撮っておられ、そこに立つことができたのも感動でした。明日以降は、10月の出演者をまとめたところに移動するのではと。。

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【出前講義】栃木県立宇都宮女子高等学校・SSH特別講義「大学教授からの進路選択アドバイス」(10/23)

2013年10月23日 (水)

 台風の書き出しになるのは、何回目でしょうか。また、台風27, 28号が今度は、twinのように。。。この週末に仙台に近づくとか。。。。両方が近くになると「藤原の効果」とかいうのがあるとか。名前ははじめて聞きましたが、この台風の影響だと思います。朝から小雨もようで。。。明日がNHK仙台ラジオ第一への出演。明日の方がより天気がよくなさそうなのが、。。

DSCN0227.JPG さて、午後から、栃木県立宇都宮女子高等学校への出前講義。うれしいのは、今年で6年連続の講師依頼。甲子園への連続出場というのではないですが、続けることの大切さ、ありがたさが実感できる数字です。仙台にもどって、今年で8年目ですので。ほぼ、仙台にもどってから、連続という感じで。毎年伺いますが、毎回、とても歓迎して頂けるのは、うれしい限りです。今回は「第55回「教育・文化週間」での教育・文化施設等における教育・文化関連行事のアウトリーチ活動」の企画ということもあって、保護者の方も20名弱だったでしょうか。基本、高校生向けへのメッセージですが、保護者の方々にも何かのきっかけになったのであれば、幸いです。

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DSCN0235.JPG 今年の講義も昨年に引き続き、「自家不和合性」というサイエンスの話と「キャリア教育」というこれからの文理選択、進路決定にということで、文理を問わず、刺激になったものがあれば、よかったと思っています。前半の農作物の花の写真から、その作物は。もちろん、トマト、ナスのような簡単なものから、普通は見かけないような難しいものまで。オクラを栽培していて、食べる部分だけでなくて、花もきちんと観察していたのは、立派です。また、トケイソウを知っているのも。。。はやりの花なのだと思います。去年は、出し物があるとわかったとたんに、かなりの挙手があったのですが、今年は比較的静かに。。。それでも、半分以上わかったのは、よく観察していると思います。もう少しチャレンジャーでもよかったと思います。もちろん、学年による差があるも、それも個性ですから。。。自家不和合性の花粉の識別、受精のところの動画(名古屋大・東山先生提供)は、かなり刺激になったようです。やっぱり、植物というと動かないというのが、一般的な概念としてあるからだと思います。植物、生殖ということにも興味を持ってもらえたのではと。ただ、ここでもそうですが、夏の花といった時に、花の名前が出てこないのは、少し残念ですね。もう少し観察してみましょう。

DSCN0239.JPG 後半は、渡辺のこれまで人生を振り返ってということと、これまで渡辺が出前講義に伺って、最近の高校生に思っている点など。少し時間配分が後半で足りないようになってしまい。。。それが申し訳なかったです。ただ、高校の時に、なぜ、それぞれの教科を学習しているのか、その目標が何なのかなど、渡辺なりに今考えるとということ。そして、大学、さらに、社会人となって、何をどの様に考え、今に至っているか。その中には、大きな決断もあれば、いろいろなことがあります。それらをどの様に乗り切るかというのは、子供の頃からのたくさんの経験の積み上げの結果だと思います。そこで、失敗をしたことを覚えていれば、きっと、その反省に立って、新しいことができるようになると思います。なので、この時期の失敗を恐れず、たくさんのことに、チャレンジしてください。また、何より、今、文理選択で悩んでいる時期かもしれないです。その時、ぜひ、今回の自分を振り返って考えることをヒントにしてもらえれば。。。講義で話したりなかったことを記しておきます。しっかり考え、実行していれば、きっとできるようになります。ということで、最後は、ここでも恒例の集合写真。今日もありがとうございました。

DSCN0243.JPG 最後になりますが、校長先生、SSH担当の吉永先生、赤羽先生、1年生の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。来年度以降も、可能な限りのサポートをしたいと思いますので。これからもよろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 時間的に慌ただしかったこともあって、写真に撮れなかったですが、また、新しい卒業生であるなでしこジャパンの安藤梢選手関連のものが玄関に。Worldクラスのものを日々見ることができるというのは、この上ない刺激ではないかと。。。返す返すも、写真を撮れなかったのが。。。

 PS.のPS. 講義の前後で、校長先生と昨今の高校生というか、教育論というか。そんなことでずいぶんとdeepな議論ができました。ありがとうございました。先生が意図されていた部分を、少しは講義の中に盛り込んで、お話しできたのではと思っております。

 PS.のPS.のPS. 講義が終わったあと、去年の受講生。つまり、今の2年生、1名が、校長室の近くで待っていてくれて。。。校長室で将来のことなど、普段考えていることで、心配しているというか、悩んでいるというか、そんなことも議論できました。とても積極的で、そこまでできるという実行力を大切にしてもらえればと。。。高校から先は、自分で考え、何をするかだと思いますので。とても頼もしく思えました。と、そんな話をしている時に、育種学というか、品種改良に興味があるという講義を聴いた1年生も1名、合流して。将来的に品種改良をしたいということは、どの学部がよいのかなど、今悩んでいること、進路だけでなく、普段の授業のことも。自分が高校生だった頃を思い出しながら、。。。1年生も、2年生もどちらもこの積極性があれば、何かあった時、きっとできるようになります。がんばって下さい。もちろん、また、困ったことがあれば、いつでもご相談下さい。お待ちしておりますので。。。

 PS.のPS.のPS.のPS. 帰りは、福島駅でしばらく停車。。。発車の音楽は、「栄冠は君に輝く」。福島市出身の作曲家古関裕而にちなんだものとか。。。高校野球を見て育ったものには、うれしい音楽です。福島駅通過では、聞くことができないので。。。

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