東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【研究室訪問】宮城県仙台第一高等学校・生物部他「イネ多様性研究」で来訪(5/4, 8追記)

2013年5月 5日 (日)

 5月4日は、みどりの日。小学校の頃は、休日の谷間で。こんな休日でなかったような。少しずつ暖かくなり、水田では代かきは終わって、田植えの前というところでしょうか。いつもの仙台の暖かさであれば、この連休が田植えのような気がするのですが、今年はやっぱり春先少し寒いようです。

DSCN6018.JPG 先日も、SSHを行っている宮城県仙台第一高等学校・生物部他の生徒さんたちがいらっしゃり、イネ研究の打合せをしていたのですが、1週間ほど前から、播種をして、移植することを開始していました。その折から、PDの坂園さんとM1の田口さんが対応してくれていたのですが、連休中ということもあり、この日は、渡辺の方で。。。実験・研究の詳細については、これからの展開もあるので、ここでは控えるとして、前にも書いたとおり、japonica, indicaのイネの栽培に加えて、コシヒカリベースで、出穂期などが異なる、日本のイネ育種技術の粋を集めた品種群の様々な形質の比較。

DSCN6019.JPG イネの形態を習ったのは、学部の3年の作物学。それ以来、初めてかもしれないです。細かなことを説明するのは。。。イネの葉の特徴である、葉身、葉鞘、分げつ等々を説明して。あと1ヶ月もしたら、しっかりとした苗になり、田植えもできるのではと思います。しっかり観察して、違いがわかる高校生になって下さい。

DSCN6029.JPG 最後になりましたが、今回の共同研究を設定頂きました小松原先生にお礼申し上げます。ありがとうございました。また、普段は、細かく対応してもらっているPDの坂園さんとM1の田口さん、ありがとうございます。


 わたなべしるす

 PS. ここ数日、天気もよく、温室なのもあって、イネは順調に育っています。M1の田口さんと4月中には播種したものが、このように大きくなってきました。この天候が続けば、5月の中旬には田植えができるのではと思います(写真撮影 by M1 田口)。

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【出前講義】宮城県立仙台第一高等学校・JST・循環型「科学者の卵養成講座」を広報、第3弾とSSH活動検討会(宮城県立仙台第一高等学校; 5/2)

2013年5月 3日 (金)

 今日からは、連休後半。先日の古川では水田の田植え準備という状況でしたが、この連休は少し涼しいというより寒そうで、昨日も3-4月の気温だったとか。今日からの連休後半はもう少し暖かいようですが。。。

DSCN6007.JPG 先週からの仙台二華高等学校福島高等学校に続いて、昨日は、第3弾の「科学者のたまご」の説明会先日から研究室見学、実験に来られている、仙台第一高等学校。実験については、また、折を見て、uploadします。仙台第一高等学校は、昨年も説明会を行い、多くの応募があり、発展コースまで行く受講生の方も。今年度も楽しみです。

 今年度の説明会も、時間の関係で、お昼休みになりましたが、10名を超える方々が参加して頂きました。最初に、科学者のたまごというのがどういうものか、こちらが考えているコンセプトがどういうことか、ということを説明して、この世代では、何かに突出せず、広くいろいろなことを吸収してほしいと。もちろん、自分の興味の中心はこれというのがあってもよい訳ですが。こちらからの説明のあと、昨年度の2名の受講生から、この講座で学んだこと、どの様に取り組んだかなどを、話してもらいましたが、2名とも発展コースまで行かれた方々で、しっかりした先輩として話をしてもらえたのは、これから受講を希望する生徒さんたちには、よい刺激になったのではと思いました。ありがとうございました。

DSCN6013.JPG 講義のあとには、この説明会を設定頂いた、小松原先生と今年度のSSHの活動などについて、1hrほどでしたが、情報交換ができました。農家の田植えがちょうどこの時期というのを考えると、少しおそめの播種かもしれないですが、何とか、おもしろい実験になるのではと。また、昔習った、作物学のことを考えながら、観察のポイントなどを。また、実際に大きくなり始めたら、実物を見ながら、お話しできればと。。また、アブラナの実験のことについても、どの様なことをやるかを含めて、少しの時間でしたが、討論もできました。ありがとうございました。

DSCN6016.JPG 最後になりましたが、今回の講義、説明会などの設定をいただきました、小松原先生、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。


 わたなべしるす

 PS. 説明会を開始する直前に、校内放送が。。。「・・・が侵入。・・・・は、・・・に逃走し。。。」という緊迫感のあるもの。何か事件かと思いましたが、正門のところにある一高二高の定期戦の前哨戦のようなものらしく、毎年、こうしたことがあるようです。。。びっくりでした。最初は、何かの警報かと思いました。。。

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【出前講義】宮城県古川黎明高等学校・SSH特別講義「SSH課題研究を始めるに当たって」(4/30)

2013年5月 2日 (木)

 ちょうど連休を挟んで、福島県立福島高等学校と、宮城県古川黎明高等学校のSSH活動での講義。連休中なので、駅も混雑しているかと思いましたが、やはり平日。ただ、今の大崎市。昔の古川市。大崎平野が広がり、宮城県でもこめどころ。駅には、こんなものが。宮城県古川黎明高等学校は、中高一貫校。今の男女共学の前は、古川女子高等学校。学校の敷地のすぐ隣は、旧古川農業試験場の跡地。古川農業試験場では、ササニシキ、ヒトメボレをはじめとする、多くの品種が生み出されてきたところでもあります。そういえば、学生の頃に見学に行ったりした時に、水田の向こう側に体育館と水田があったのを思い出しました。不思議なところでつながるものです。現在、校舎を建て直し中で、試験場があったところにこの7月にはできて、移転だそうです。引っ越しが大変といわれていました。。。

DSCN5979.JPG さて、昨年に続いて、1年生向けに、SSH特別講義「SSH課題研究を始めるに当たって」。1年生ということもあり、SSHとは、なんぞや。。。というところから話を始めて、課題研究、つまり、科学をするということは、小中学校で行ってきた自由研究とは異なるポイントなどを、様々な例を交えて。。講義の途中で質問をしたり、講義が終わっても、時間いっぱいというよりも、時間をoverしてまでずいぶんとたくさんな質問をくれた生徒さんたちでした。昨年に引き続き、国際植物の日の一環として行った訳ですが、協賛のgoodsを頂いていたのを当日持参するのを失念しており、。。後日、郵送でした。おもしろい質問をしてくれた生徒さんたち、無事、お手元まで届いたでしょうか。ぜひ、1年間、しっかり、SSHに取り組み、2年生の課題研究につなげてもらえればと思います。

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DSCN6001.JPG 講義のあとには、課題研究を担当される先生方との討論会。今年度は、2年生の全員で課題研究に取り組むということで、どうやってテーマを構築するか、どの様なテーマであれば、全員でできるかなど、deepな議論ができました。ありがとうございました。

 最後になりましたが、今回の講義などの設定をいただきました、菅原先生をはじめとする関係の先生方、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。


 わたなべしるす

 PS. 先日来からのばたばたと、昨日は人間ドック。そんなこんなで、uploadが遅くなりました。。。



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【出前講義】福島県立福島高等学校・SSH「課題探究」(課題研究)開講式「SSH課題研究を始めるに当たって」と、JST・循環型「科学者の卵養成講座」を広報、第2弾(4/26)

2013年4月27日 (土)

 SSH「課題探求」の開講式での講義は、4/17(水)の小松高等学校以来。小松高校には、去年に続いて、2年連続。小松高校は、理数科対象。それに対して、福島高校は、普通科のみで、SSH活動が部活動のような形と考えてということかと。福島高校でも、2年連続のはずなのですが、昨年度は、「ぎっくり腰」でいけなくなって、ご迷惑をおかけしました。そのぶん、気合いを入れて、講義を行いました。

 開講式では、教頭先生が最初に講話をして、そのあとは、担当される先生方のご紹介。文理を問わず、様々な先生方が、SSHをどう考えているかなど。。。何より、遅刻してきた生徒さんたちに、びしっと、「時間を守るように、これは授業ですから。。」と。時間の大切さをこの時代からしっかりと教育していくのは、とても大切なことだなと。

DSCN5968.JPG こちらから講義したのは、「SSH課題研究を始めるに当たって」。ちょうど、講義をする直前に、福島高校で、SSH活動をしていて、今年、東北大に、渡辺の基礎ゼミの講義をとってくれている先輩の話から。その受講生の方は、文系学部だけど、SSHで培ったものは立派に発展していると。。。だからこそ、これからのSSH活動を大切にしてほしいと。講義の内容は、SSHとは、課題研究がどの様に、大学での研究活動につながるのか、ちゃんとしたやり方というか、お作法というか、そうしたことを身につけて、守ってほしいと。。。

 それに続いて、前日の仙台二華高等学校での「科学者のたまご」の説明会に続いての、今年度の2校目。これまでの4年間も説明会をしてきましたし、多くの受講生が来てくれていました。また、何より、先のSSHとこの科学者のたまご活動を両立してくれていた、2名の先輩方も、参加してくれて、。。ありがたい限りです。新しいHPができあがる直前でしたので、仙台二華高等学校と同じように、プレゼンで、。。その時に、2名の先輩たちの話しも入れながら。。。旅費の補助が十分でないのが、申し訳ないですが、また、先輩たちのようなすごい受講生が来てくれるのを楽しみにしています。

 説明会に続いて、2年生から1年生への課題研究の発表会。時間が少し制限されたのもありましたが、先の先輩、先生方に混じって、渡辺もたくさん質問をしました。基本的なこと、その原理が何かということなど、科学を考える上で大事なこと、しっかりと身につけて下さい。

DSCN5974.JPG 最後は、SSHの関係の先生方を交えての懇談会。2名の先輩方も参加してくれて、これからの方向など、deepに議論できました。ありがとうございました。

 最後になりましたが、今回の講義、説明会などの設定をいただきました、橋爪先生、原先生、高野先生、寺島先生、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。


 わたなべしるす


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「科学者のたまご」卒業生・ひよこの会」片平で開催(4/25)

2013年4月27日 (土)

 世の中的には、今日から、ゴールデンウィーク。ただ、アブラナ科植物の花の形質である、自家不和合性をやっていると、この時期は昔から、花のちょうどよい頃。なので、この時期に休みがなくなるのは、30年近くなれたものというか。。。あまり不思議には思わなくなりました。おまけに、この週末にかけて、原稿書きなどがたまっていて、それをはき出さないと。。。連休明けに恐ろしい顛末になっているのは、目に見えているので。。。それだけは何とか避けるようにしたいと。。。唯一の救いは、この連休中、天気もよくて、最高気温は、20oC近くになりそう。ようやく春らしくなり、シダレザクラの濃いピンク色が未だ鮮やかですが、緑も目立つようになってきました。

 さて、前からお知らせいたとおり、アウトリーチ活動の1つとして行っている、「科学者のたまご」。今年で、5年目。最初の受講生は大学の3年生。時がたつのは、はやいもの。。。あっという間に、何とかここまで来たと。参加してくれたのは、30名近く。平日の夕方開催ということ、第1回目ということで、東北大を含めて、仙台近郊の大学に行っている方々ということにしましたが、近郊からは、福島大山形大に行かれている卒業生にも参加頂きました。さらに、東北大でこのプログラムを実施していた時に、全国でいくつかの大学でも同様のプログラムが。。。それの卒業生で、東北大にきている方にも、声をかけて。。。所属学部も、工学、理学、農学、薬学、経済学など、多岐にわたっており、工学、理学もそれぞれの学科の学生さんが。。こちらが最初に考えていた多様性と領域横断的な考え方がしっかりと身についているのだなと。。。

DSC04224s.JPG 乾杯のあとに、自己紹介。もちろん、当時から運営に関わっていた、安藤先生久利先生日出間先生伊藤先生も。実施場所が、片平・生命科学だったので、事務でお世話になった教務の森係長にもお声かけしたのですが、すでに別の会議が入っていて。。。学生さんたちの自己紹介では、昔をイメージさせる部分と、ずいぶんと立派になったなという部分が入り交じって、。。まさに、「ひよこの会」でした。途中からは、発展コースなどでおせわになった、東谷先生も顔を出して頂き、あっという間の4hrでした。

DSC04229s.JPG 7/13(土)が、今年度の科学者のたまごの、初回。その時に、また、ぜひ、集まってほしいなと。。お手伝いをしてもらったり、場合によっては、その時に、第2回を計画することも考えてみたいと思います。何より、1人1人とゆっくり話ができなかったのもありましたので。。。では、また、近いうちにお会いしましょう!!!!!!!


 わたなべしるす

 PS. 当日は、仙台二華高等学校で、今年度の広報と模擬講義があって、少し遅れました。完全に、ひよこの会があるのを失念していて、double bookingでご迷惑をおかけしました。。。

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