3/11(金)、14:46から今日まで、その16(8/11)。
2011年8月11日 (木)
前回のその15を記してから、1ヶ月ほど、震災についてお知らせする十分な時間がありませんでした。振り返って考えると、復旧とか、そういうことよりも、「原発被害の様々な食糧への影響拡大」というのが、key wordになるのではないでしょうか。農学部を卒業し、作物を育てることの大変さを学んできたものとしては、この拡大には、何とも言えず心を痛めたというか、「想定外」ということでは済まされないような範囲とも言える、日本の半分くらいが、ある意味、可能性があるようになったのではと危惧しいる次第です。最初は、牛の肥育用の稲わらへの放射性物質の付着というか、汚染というか。こうしたことが起きるだろうという警鐘が早期にあったということをテレビなどで聞きましたが、農学部出身ということもあり、結構こうしたことに敏感になっている割には、テレビなどで早期に流れなかったような。。。。。
この牛の問題に続いて、ここ最近は、主食の水稲への放射性セシウムの蓄積の問題が。。。。極早生の早場米の地域では、早速測定が始まっているとか。。。。爆発の直後には、キャベツ、ブロッコリー、ホウレンソウなどが畑に鋤き込まれているのを見て、何とも言えない思いでしたが、お米の胚乳部分にどれくらいのものが蓄積するのか、過去にも論文をひっくり返せば、dataがあるのではと思います。時間がなくて、また、そうした専門(植物栄養学、土壌肥料学等)でないことから、どうも苦手です。。。ただ、そうも行ってられないので、何とかfollowしながら、と思っています。放射性物質は、RI実験室でしか使わないという概念だったのが、こんな身近に迫ってくるとは。。放射性物質は、今回被害があった地域に広く拡散しているはずです。1年間、作物のサイクルを考えてみると、ムギだったり、冬作物だったり。。。。どこまで考えればよいのか、放射性物質が苦手な渡辺には、頭が痛いです。
長期に考えるという点では、木材にも吸収しているはずです。そんな木材で建築などは無理でしょうし。。。椎茸などの原木も。。考えると果てしなく広がります。そういえば、腐葉土からも出ていたのを思い出します。想定外にならないように、対応したいと思いますし、こうした資材を使って、実験をするとき、低放射線量の植物を実験に使ったとき、どのような影響が出るのか、見ている形質に。あるいは、種子を介して次世代にどれくらい移るのか、それが実験の誤差を広げる要因になるのではないのか、考えるファクターが多くなったのは、頭を抱えます。こんな時に、いわゆる次世代シークエンサーのようなもので、こうした要因を排除できないものか、少しサイエンスの世界として考えたいものだと。。
いずれ、秋祭りが豊作を祝うものだったような。たくさんの問題のないお米ができるのを切に祈る限りです。。。。。
この1ヶ月を正確に記録にしているわけではないですが、比較的大きな地震があった時期とそうでなく、1日搖れを感じることなく終わる日が。。。。この違いは何なのだろうと、本当に不思議に思います。地震学、地学の先生から、地面の下は見えないのでというようなコメントを頂き、確かに見えないものは、。。。という気がするが、何とかならないものだろうか。気象関係のHPを見ていても、揺れる場所を見ていて、何かが見えるかというと。。。よくわからない。
大型台風一過のあとには、ずいぶんと涼しかったというより、寒い日もあった。ここ数日は、また、夏が戻ってきたというか、十分すぎるくらい暑い。寒暖の差は、やっぱり体力を奪われ、震災以来の疲れが。。。この暑いという熱エネルギーをどうやってか貯めることができないのか。外に出ると、触るものすべてが暑い。今のこの工学力で何とかならないのか。もちろん、植物は、静かに「光合成」をして、少しずつであるが、デンプンとして貯めているわけであるが。。
そういえば、この間に、66回目の広島、長崎原爆の日があった。広島原爆の記念館には小学校での修学旅行で。長崎原爆の記念館には、ずいぶん後になってから伺ったのを思い出す。その中でのコメントに、「福島原発」があったのは、印象的であり、生涯忘れ得ぬ出来事になるような気がした。
以前に実際の暦と体内時計というか、自分自身の暦があってないようなことを書いたが、暑さも手伝ってか、また、夏にあるであろうことがそれぞれ起き、テレビなどで見たおかげだろうか。戻ったような気がする。ただ、緊張の糸が切れないのか、切ろうとしないのか、それだけは何とかしたいものと思った、震災から5ヶ月であった。最後になったが、亡くなられた方々に、哀悼の意を表します。
わたなべしるす

長期に考えるという点では、木材にも吸収しているはずです。そんな木材で建築などは無理でしょうし。。。椎茸などの原木も。。考えると果てしなく広がります。そういえば、腐葉土からも出ていたのを思い出します。想定外にならないように、対応したいと思いますし、こうした資材を使って、実験をするとき、低放射線量の植物を実験に使ったとき、どのような影響が出るのか、見ている形質に。あるいは、種子を介して次世代にどれくらい移るのか、それが実験の誤差を広げる要因になるのではないのか、考えるファクターが多くなったのは、頭を抱えます。こんな時に、いわゆる次世代シークエンサーのようなもので、こうした要因を排除できないものか、少しサイエンスの世界として考えたいものだと。。
いずれ、秋祭りが豊作を祝うものだったような。たくさんの問題のないお米ができるのを切に祈る限りです。。。。。
この1ヶ月を正確に記録にしているわけではないですが、比較的大きな地震があった時期とそうでなく、1日搖れを感じることなく終わる日が。。。。この違いは何なのだろうと、本当に不思議に思います。地震学、地学の先生から、地面の下は見えないのでというようなコメントを頂き、確かに見えないものは、。。。という気がするが、何とかならないものだろうか。気象関係のHPを見ていても、揺れる場所を見ていて、何かが見えるかというと。。。よくわからない。
大型台風一過のあとには、ずいぶんと涼しかったというより、寒い日もあった。ここ数日は、また、夏が戻ってきたというか、十分すぎるくらい暑い。寒暖の差は、やっぱり体力を奪われ、震災以来の疲れが。。。この暑いという熱エネルギーをどうやってか貯めることができないのか。外に出ると、触るものすべてが暑い。今のこの工学力で何とかならないのか。もちろん、植物は、静かに「光合成」をして、少しずつであるが、デンプンとして貯めているわけであるが。。

以前に実際の暦と体内時計というか、自分自身の暦があってないようなことを書いたが、暑さも手伝ってか、また、夏にあるであろうことがそれぞれ起き、テレビなどで見たおかげだろうか。戻ったような気がする。ただ、緊張の糸が切れないのか、切ろうとしないのか、それだけは何とかしたいものと思った、震災から5ヶ月であった。最後になったが、亡くなられた方々に、哀悼の意を表します。
わたなべしるす
イネとの日々
2011年8月 8日 (月)
ただいま渡辺研イネチームはサンプリング真っ最中です.
来る日も来る日もイネと向き合い,ひたすら葯を集める日々...
時には時間をかけて集めたサンプルがチューブから勢いよく飛び散り,
しばし呆然とすることもあります.液体窒素こわいです.
サンプリング1年目のわたしはもれなく爆発率上位グループに入っております.
手伝っているのか邪魔しているのか,本当に申しわけありません...
そして今年はなんとボスが忙しい合間を縫って手伝ってくださいました.
ありがとうございます!
聞いたところによると,サンプリングの早さが尋常ではないとか.さすがです.
サンプリングが無事終了したあかつきには,おおいに打ち上げをしましょうね.
************************************
本日の夜はボスにうなぎをごちそうしていただいちゃいました.
パリッとふわふわ,とてもおいしかったです.
これで学生のみなさんも夏を乗り切れるんじゃないでしょうか.
さかぞの(PD)
夏の漏電チェックに伴う停電のあとに。。。(8/8)
2011年8月 8日 (月)
仙台では、七夕の最終日。昨日は終日、年に一度の漏電チェックに伴う停電でした。土曜日には来て、切れる前のところの準備を少しお手伝いしましたが、スタッフ、学生さんが対応してくれました。日曜日の復旧も基本、同じく、学生さんとスタッフで。ありがとうございました。渡辺は、さすがにこれまでの疲れもあり、お休みをいただきました。
その後遺症ではないですが、たぶん、昨日の夜から、外からこのserverの情報を見ることはできるのですが、中から外に出れない。。。。serverに何かがあったのだと思うのですが、震災の疲れでしょうか。netから切り離されていると、mailは見れない、netの情報はわからない。何もしなくてよいというわけではないはずなのに。。。なんとなく、3/11の震災後のnetがしばらく切れていたのを思い出しました。フラッシュバックするような経験ではないのか、まあ、こんなこともあるだろうくらいでやれているのは、震災の時のnet切れが長かったからでしょう。。。また、それ以外の情報手段があるからかもしれません。少なくとも、電気はあるので、テレビなどは映る訳なので。
それにしても、何かがないというのは、こんなに大変なのだと。。お盆の間には、イネのサンプリングが忙しいのですが、学内の液体窒素が使えず。。植物を扱っていると、どうしても農繁期があって。と思うのですが、農繁期のような忙しさがないようなlabもあるのかもしれません。何となく、うらやましいですが。。いつでもどこでも何でもできるというのは。。netもこないのであれば、久しぶりにピンセットでも持つことにします。
わたなべしるす。
PS. 研究室の実験台もきれいになりました。ありがとうございました。
この文章を書いて、uploadする直前の14:30過ぎに開通しました。netのありがたみを再認識でした。
その後遺症ではないですが、たぶん、昨日の夜から、外からこのserverの情報を見ることはできるのですが、中から外に出れない。。。。serverに何かがあったのだと思うのですが、震災の疲れでしょうか。netから切り離されていると、mailは見れない、netの情報はわからない。何もしなくてよいというわけではないはずなのに。。。なんとなく、3/11の震災後のnetがしばらく切れていたのを思い出しました。フラッシュバックするような経験ではないのか、まあ、こんなこともあるだろうくらいでやれているのは、震災の時のnet切れが長かったからでしょう。。。また、それ以外の情報手段があるからかもしれません。少なくとも、電気はあるので、テレビなどは映る訳なので。
それにしても、何かがないというのは、こんなに大変なのだと。。お盆の間には、イネのサンプリングが忙しいのですが、学内の液体窒素が使えず。。植物を扱っていると、どうしても農繁期があって。と思うのですが、農繁期のような忙しさがないようなlabもあるのかもしれません。何となく、うらやましいですが。。いつでもどこでも何でもできるというのは。。netもこないのであれば、久しぶりにピンセットでも持つことにします。

PS. 研究室の実験台もきれいになりました。ありがとうございました。
この文章を書いて、uploadする直前の14:30過ぎに開通しました。netのありがたみを再認識でした。
祝、大学院合格(8/5)
2011年8月 5日 (金)
今年の仙台は、梅雨が短く、梅雨明け後は、35oC近く、熱帯夜のようでしたが、大型台風通過後には、一転、6月下旬の気温とかで、タオルケットでは寒い夜です。。。ここ数日、少しずつ、昼夜温も上がっており、稲の生育にもあまり影響が出ない範囲に収まるのではと。。。
さて、先週の土曜日、7/30(土)には、大学院前期課程の入学試験でした。渡辺の研究室を希望してくれていた学生さんは、1名でした。オープンラボに続いて、受験のあとにも、研究室を訪問してくれました。
今日はその合格発表でした。研究科のHPにも掲載されているとおり、来年の4月からM1として、研究室で研究をして頂けるようになりました。合格、おめでとうございます。新しいメンバーの加入は半年後ですが、それが決まったことは、labとしてうれしい限りです。一緒に研究できるのを楽しみにして。
わたなべしるす
PS. 今日は、仙台七夕の前夜祭で、花火大会とか、。花火も祝ってくれている感じです。
さて、先週の土曜日、7/30(土)には、大学院前期課程の入学試験でした。渡辺の研究室を希望してくれていた学生さんは、1名でした。オープンラボに続いて、受験のあとにも、研究室を訪問してくれました。
今日はその合格発表でした。研究科のHPにも掲載されているとおり、来年の4月からM1として、研究室で研究をして頂けるようになりました。合格、おめでとうございます。新しいメンバーの加入は半年後ですが、それが決まったことは、labとしてうれしい限りです。一緒に研究できるのを楽しみにして。

PS. 今日は、仙台七夕の前夜祭で、花火大会とか、。花火も祝ってくれている感じです。