東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

2011年度、オープンラボ終了・おれい(6/19)

2011年6月19日 (日)

 昨日の19:00までのオープンラボに続き、今日、日曜は13:00までの研究室公開となりました。昨日から比べると、建物自身への訪問者も少なかったようです。少し寂しさを感じ得ませんでしたが。。

 研究室を見学してくれたみなさま、ありがとうございました。他の研究室、研究内容にもよいところがあると思いますが、渡辺の研究室ならではということも話ができたのではと思います。そうした方々と、一緒に研究できることを楽しみにしております。

DSCN0552.JPG また、資料だけを持ち帰られ、研究室の内容が今ひとつわからない等ありましたら、このHPから、あるいは直接、渡辺までご連絡ください。研究室訪問など、対応したいと思います。

 2日間とも好天に恵まれたことは、運営をしてくれた、院生、PDの方々のおかげだと思っております。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 今日明日の好天のあとには、どうやら、仙台も梅雨になりそうです。そんな天気予報が出ていました。菜の花のシーズンが終わり、研究室はイネのシーズンへとというところだと思います。

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オープンラボ、1日目終了(6/18)

2011年6月18日 (土)

 前からご案内の通り、オープンラボが今日から行われました。11:30からの説明会の予定が、少し早く開催されたようで、ポスターの前にいてくれた生徒さんたちには、申し訳なかったです。13:30までの2hrほどのポスターの前での多くの説明をいろいろな出身大学のかたにしました。研究室の内容、出身が生物系でない不安など、いろいろありましたが、やろうという気持ちが重要ということで、ぜひ、welcomeですので、研究室への訪問をお待ちしておりました。

DSCN0651.JPG 少し雨模様だったことなどもあったのかもしれないですが、3名の方が研究室に来てくれ、研究室の内容など、いろいろと満足されて、他の研究室にも行かれたようです。是非、来年度から、一緒に研究できるのを楽しみにしております。

 あすは、10:00-13:00という短い時間ですが、まだ、いらしてない方、資料を見て、HPを見て、いってみようと思った方々。おまちしております。

 今日、きてくれた学生さんたち、ありがとうございました。


 わたなべしるす


 PS. いつも、人のつながりに不思議を感じますが、今日もそんなことがありました。人のつながりのありがたさ、たいせつさを実感できました。ありがとうございました。

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3/11(金)、14:46から今日まで、その13(6/12)。

2011年6月12日 (日)

 前回のその12を記してから、20日近くたちました。昨日は、あの震災からちょうど3ヶ月。14:46にはこの震災でなくなられた多くの皆様に哀悼の意を表して、黙祷しました(黙祷)。当日は、多くのテレビでこの3ヶ月を振り返ったような番組をやってました。震災後3ヶ月で、大きな余震があるといわれていましたが、これを記している現在でも起きてないのは、なによりです。このまま収束してくれれば、何より心の安心が戻ってくるような気がします。

 沖縄では梅雨が明け、西日本では大雨が降っているようですが、仙台はどうやらオホーツク高気圧に覆われていて、比較的乾燥している快晴が続いています。前回のその12の時には、なんといっても、1次補正のゼロ査定というのが衝撃的なことでした。今でも忘れられません。

DSCN0664.JPG この20日近くで、研究室内で何か大きな変化があったかというと、これといった大きな変化はなかったと思います。仙台の町中を歩いても、欠落をしていたモノというようなことに変化は見えません。建物の補修をしていたようなところが、幌かけしていたものがなくなったところが多くあったのかもしれません。仙台駅のような。そんなように仙台の町中というようなところでは、大きな変化はなかったと思います。何でもそうかもしれないですが、最初の立ち上がりは変化が大きいですが、しばらくたつと、飽和(saturate)してしまい、なかなか進まない。この震災からの復旧に想像以上に時間がかかるという苦悩というか、大変さをじわじわと痛感しているような気がします。

 時間をとれない、また、被災地に行くと復旧の邪魔になりかねないということで、沿岸部に行っておりませんが、まだ、復旧もままならず、復興には遠いというのが現状かと。なにより、福島原発の収束が未だめどが立たず、メルトダウンから、メルトスルーという状況に変化したとか。研究室で線量計を買いましたが、理学部の先生が測定してくれているモノは、自分との比較において、安心材料です。ちまたでいわれているようなホットスポットに当たるようなものが今のところないというか、見つけられてないだけなのかもしれません。年内にどこまで原そうしたことも発問題が解決しているのか、不安を感じ得ない毎日です。これまでにも書いたかもしれないですが、ここまで解決できたのは、個々の力の部分が大きかったと思います。もう少し、俯瞰的に見ることができる立場の方々が、積極的な手を打っていただけないものかと、もどかしいモノを感じ得ません。

 復旧をしながら、復興というある種難しい側面なのかもしれません。今回の津波も1,000年に一度という規模でした。出前講義で、直近、5年先、20年先ということは話しますが、1,000年先、日本、世界がどうなっているのかを描くのは、かなり難しいような気がします。どうなのでしょうか。。また、同じ津波に遭わないようにするのは、重要ですが。。一国でも早い復旧を願ってやまない、震災後3ヶ月でした。

DSCN0661.JPGのサムネール画像
 わたなべしるす

 PS. 来週の土日は、オープンラボです。先の話で天気までははっきりしませんが、雨模様ということはないようです。多くの方の訪問をお待ちしております。



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田植え@農学部

2011年6月 2日 (木)

拝啓、アブラナ繁忙期も後半戦、アブラナチームとともに学生アルバイトさんがスライド作りや交配作業に頑張ってくれている最近の渡辺グループです。

皆様いかがお過ごしですか。

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さて、今日は毎年恒例、農学部で田植えを行ってきました。

渡辺グループでは毎年、農学部に水田をお借りしてイネを生育しています。

今回は、藤岡田植え隊長、坂園軍団長、M1古武城、前田、山村と記録員・増子の6名で頑張りました。

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系統数が多いため、後々分かるように水田に印をつけ、次々と植えていきます。

水田への線引き、苗やポールの手渡し等々、手分けして作業します。

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しかし、先週の田植えに比べて天気が悪かった今回。

水が冷たく、土が柔らかい。。。

長靴がとられて、抜けなくなる始末です。

にっちもさっちもいかないので、素足で水田に入り、作業を進めていました。

皆の力でたくさんの苗も、お昼前には植え終わることができました。

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私は去年、妊娠中で田んぼに入らなかったなあ。。。

思い出が走馬灯のようにめぐっているうちに、前のめりに転びそうになりました(遠い目)。

 

これから6月はソフトボール大会も企画されているとのこと。

梅雨の晴れ間を期待しつつ、バッティングセンターでフォームの確認から始めます。

ねらえ、本塁打。

その前に先週からの筋肉痛をどうにかしないと(湿布を張りながら)。

 

増子(鈴木)

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昔のことを知ろうとしてみることは。。。。(5/30)

2011年5月30日 (月)

 昔のことを調べることの大切さは、これまでにも、4/24, 5/9と2度、記してきた。そうした昔のことを調べたら、今回の大きな津波が、日本各地で起こっているというような記事を読むことがあり、その中には、四国、九州の太平洋沿岸でもというのがあった。四国とあったのには驚いたが、瀬戸内でなかったのは、ほっとしたが、何が起きるかわからないのが、現状なのかもしれない。

 昔のことを知るためには、様々な方法論があろう。古文書を調べる、地層を調べる、古文書といかないまでも、本を調べる、知っている人、その時代の人に聞けることは聞いてみる等、たくさんあるのだろうと思う。その中でも、やっぱり、その当時のことを知っている人から、話を聞くというのは、「百聞は一見にしかず」ということだというのを実感したのも、この震災後の大きなことかもしれない。指導教官だった、「日向先生」には忙しい人に物事を聞け等、様々なことを教えて頂いたが、自家不和合性研究についていえば、昔のことを直接聞くことはあまりなかったのかもしれない。酔っ払ったときに、昔はね。。。ということはあったような気がする。その話の中に研究だけでなく、いろいろなことの本質があったのだと、痛恨だと思っている。。。。

 渡辺は、残念ながら、お酒が飲めないので、酔っ払って、何かをしゃべることはできないが、いつでも、しゃべれるという、おしゃべりな性格がある。もちろん、自分の昔の話をすべて、学生さんにしているかといえば、そうでもない。忘れないうちに、たくさんのことを話しておきたい。歴史の生き証人というほど生きているわけではないが、自家不和合性研究では、かれこれ四半世紀をやっているような気がする。そうでなくて、日向先生をはじめとする、昔の方々から、たくさんの大事なことを聞いてないまま、学生さんたちに話をするのでは、片手落ちのような気がする。ぜひ、この震災でこうしたことを思っているうちに、その時代に生きた人たちが世界との関係、周りとの関係で何を思い、どうしたのか、それを知ることが、本当のその時代の事実というか、本質を知ることになるのだろう。別に自家不和合性に限らず、昔様々なことで苦労した方々の智恵を頂くことは、残りの研究者人生だけでなく、人生の大きな宝物を頂けることなのかもしれない。そんなように、人生観が大きく変わったというほどではないが、影響を受けているのはよかったことだと思う。

DSCN0506.JPG 科学者の卵の紹介など、今月、来月と出前講義も多くありそうだ。そうしたときに、少しでも増えた昔のことをお話しできればと思った。まず、今日は、福島高校、明日は、宮城第一高校で。。。。


 わたなべしるす

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