東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

新学術領域研究「ゲノム・遺伝子相関」班会議

2013年6月 5日 (水)

実験の打ち合わせを兼ねて、ゲノム・遺伝子相関班会議に参加してきました。
梅雨に入っていましたが、ほとんど雨にあたることなく過ごすことができました。
仙台とは違い、じめじめ、むしむし、暑かったです・・・。

さて、今回の班会議でも、30の研究グループの研究状況報告を聞くことが出来ました。
まだまだ自分は勉強不足だなぁと感じたので、少しでも知識が増えるように今後も努力していきたいです。

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また、今回の班会議では若手のポスター発表の場があり、私も発表させて頂きました。
初めてのポスター発表で緊張しましたが、良い経験になりました。
このような機会を与えて下さった先生方、ありがとうございました。
今回の経験を今後に活かしていきたいと思います。



県外に行くと、その土地の食べ物が食べたくなりますよね。
ということで、懇親会では神戸牛がでました!!実演!
ケーキもホテルの方が切り分けてくれるというサービス!

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幸せなひとときでした・・。

そういえば、コンビニにはこんなおにぎりが。
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このような、その土地ならではのものを見つけると、うれしくなりますね。
普通のおにぎりと比べると高いですが、神戸の方はこれを食べているのでしょうか・・・。



最終日には時間があったので、会場の近くの神戸布引ハーブ園に行ってきました!

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ラベンダーとバラがたくさん咲いていました!

ハーブ園なので、香りのする植物や、スパイスとして使われる植物など、
おもしろい植物がたくさんありました。

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マスタードも展示されていました。
いつも見ているアブラナのタネと同じでした。


今回の班会議では、昨年の若手の会で知り合いになった方や、
他大学の先生方ともお話しすることができ、有意義な時間を過ごすことができました。
これからも、多くの研究に触れ、自分の視野を広げられるようにしていきたいなと感じました。


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M2 曽根


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気象記念日、震災、食糧(6/2)

2013年6月 2日 (日)

 植物を育てていると、日々の天候がどうなるのか、この先の気温はどうなのか、そうした情報は不可欠である。そんな時に、昔であれば、日々の天気予報をタイミングよく見るしかなかったが、今はinternetに様々な形で予報されている。その中でも、よく使うのは、「日本気象協会」のHPである。最近では試みとして、向こう10日ほど先まで見ることができる。出張先での天気ももちろん重要情報で、傘をどうするかなど。。もちろん、2011/03/11の震災後は、その中の中でも地震情報は常に開いていて、搖れがあると、どこだったのか気になるようになった。そんなお世話になっている「日本気象協会」のHPに6/1に「気象記念日」とあった。1875年6月1日に東京で気象・地震観測が始まったことに由来するらしい。確かに昔は天気予報などなく、どこかの山とか風の具合などを見て、近いところの天気がどうなるのか、経験と勘で予測していたのであろう。もちろん、普段お世話になっているのは、天気予報だけではなく、数え切れないものがある。そうした情報が遮断された生活をした、3/11のことを忘れず、こうしたHPが安心して閲覧できることのありがたさを実感したのであった。

DSCN6433.JPG 2011年の震災からさかのぼること、16年前。神戸淡路大震災が起きた。震災のあと、ずいぶんして神戸大に伺うことがあって、町並みを見た時、あちこちに空き地が残っていたのは、ショックだった。最近、また、神戸に行ったが、空き地になっているところが、完全になくなっていない。。。。あれから、10年以上たつのに。。。もちろん、震災の影響だけではないのかもしれないが、やはり、気になった。何とかしたいという思いと、東日本大震災の15年後、どうなっているのだろうと考えてみた時。。。。神戸大の先生とそうしたことを話した訳ではないが、その15年でどの様な努力と周りからのいろいろなサポートがあって、ここまで来たのか。その歴史を振り返るだけでも、東北復興に向けての鍵となるポイントが見えてくるのではないだろうか。そんな小さな空き地であった。

 震災の時、食べるものがなくて困った。最初は炊き出しというか、大学にあるお米を持ち寄って、研究室を超えて、ご飯をいただいた。とてもありがたかった。いつもなら気にしないで通っている町並みに列があると、何か食べるものを提供しているところなのかと気になった。それくらい、食べるものの大変さと、ありがたさを実感した。世界レベルで見ると、人口は増え続けていて、何年後だったろうか。人口が100億人を超えるという予測は出ている。そんな時、国連食糧農業機関(FAO)が、「栄養価の高い昆虫類」の食としての可能性について、記してあった。また、さっそく、イナゴが添えられたペペロンチーノが出ていた。昔から、イナゴ、蜂の子などは、日本でも食べている。助手をしていた頃の農学部での学祭で、昆虫学研究室で、「食べることができる虫」ということで展示していた。確かに、虫の生命力、増殖力というのは、爆発的なものがある。植物の・作物の研究をしていると、虫は害虫と考えがちであるが、その当たりをうまく考えて、非常の時に備えることが大事なのであろう。そんなことを考えさせられた「気象記念日」であった。

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 わたなべしるす

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田植え@農学部

2013年5月30日 (木)

私とPDの坂園さんは、以前から仙台第一高校七北小学校で植えるイネの管理をしていましが、

同時に当研究室で植えるイネも育てていました。

先日、農学部にお借りしている田んぼに田植えに行きました。

 

あいにく天気は悪く、小雨が降りやや寒かったのです。

 

苗のほうは、5月中ほどまで寒かったせいかなかなか大きくならなかったのですが

最近の気温の上昇により急成長しました。

苗としてはやや成長しすぎた感じもありますが。

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関東も梅雨入りして、もうすぐ仙台も梅雨入りします。

自分は最近の昼と夜の気温差にやられて風邪をひいてしまいました。

仙台の梅雨は寒いのですが元気に育ってほしいです。

 

M1 田口

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天候不順、世界最高峰、虫(5/27)

2013年5月27日 (月)

 今年の春先の天候は本当に不順である。寒くなったり、暑くなったり。。。結果的に平均的な気温になっているのかもしれないが、あまりに上がり下がりがひどすぎる。ようやく落ち着いてきたのかと思っていたら、九州、中国、四国では梅雨入りとか。。。5月の末にこの地域での梅雨入りはずいぶんと早い。このペースで東北まで来るのかと思うと。。。春がなかったような。。。思い返すと、去年もそんな変な天候であった。去年も春がなかったような。。。やっぱり地球温暖化の影響なのだろうか。四季ではなくて、2つの冬と夏の季節しかないような気候になるのだろうか。。。そんなこともあって、週末に風邪を引いていたし、labでも風邪引きになっている学生を見かける。天候不順は植物だけでなくて、同じ生き物のヒトにも十分影響を与えているような気がする。何とか、例年並みに戻ってほしい。。。

DSCN5849.JPG 瀬戸内の山というか、裏山はすぐに頂上だったので、東北の山に登るのは苦手である。なかなか山頂が来ないというか、山頂まで遠いというか。。。子供の頃に山に登る感覚では、登山は無理がある。とはいうものの、シダが生い茂る中をかき分けて、とんでもないところにでてみたり。探検であった。こうした山登りとは比べものにならない快挙は、三浦雄一郎氏の80歳という最高齢での世界最高峰、エベレストへの登頂であろう。周りにサポートされたとコメントしていたが、やるからには、世界トップを目指すというこの心意気というか、絶対にがんばって、達成するという気持ち。研究をやっているわれわれだけでなく、いろいろな方々が学んでほしい、心意気であるのではないだろうか。もちろん、世界最高峰を知っているからこそ、この年齢でもトライする気持ちが出てくるのであろう。もちろん、支えがあっての世界最高峰へのトライというのを忘れてはいけない。

 5月も終わりが近くなると、いろいろな虫が出てくる。この前も、大きなハエを見かけた。もちろん、アブラナを栽培していると、特定の農薬ばかりを使うと、耐性が現れるので、違う農薬を使うのがよいというのは、教科書というか、講義で習った。確かに、そうなる。農薬を使うという化学的防除もよいが、まずは、虫網を持って、退治する物理的防除をしてからというのがよいというのは、応用昆虫学の先生から教えていただいた。そんなこともあり、温室には虫取り網を常備している。こうした抵抗性というか、耐性がどの様に現れるのか、そのメカニズムはわかってなかったようであるが、先週のサイエンスに、ゴキブリで駆除剤を食べない種が登場したのは、甘くした駆除剤でゴキブリを集めるという作戦に適応して、甘いものをきらいと反応する神経回路が働くとか。。。虫の適応力が強い過ぎるのか、ヒトの考えよりもすごいのか。。。生き物すごさを今一度、考え直さないといけないような気がした。というか、あの小さな脳みそでも十分すぎるくらい世界トップ水準の適応力には、感服せざるを得ないが、手をこまねいていたのでは、。。という気もする。


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 わたなべしるす


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【出前講義】仙台市立木町通小学校・特別講義「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」(5/23)

2013年5月23日 (木)

 木町通小学校も、昨年度から年間を通じて、出前講義に伺うようになりました。そんな中、今年度最初の出前講義で、「国際植物の日」のイベントの1つとして、今回の「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」となりました。今月の5/9(木)には、小松市立中海小学校翌5/10(金)には、加賀市立橋立中学校で、講義を行ったもので、このキャベツ、ブロッコリーが少し季節のはざまになりかけた頃に、よく出前講義を行うものです。ここ数日、天気もよく、20-25oCの最高気温というのは、ようやく春らしくなったというか、5月らしくなったというか。。。少し遅いですが。。。ここでもwelcome boardがお迎えしてくれました。伺った時間がぎりぎりで、校長先生とお話しする時間もなく。。。

DSCN6353.JPG この学年は、3, 4年生と講義をしていました。ただ、その間に転校してきた子供さんもいたので。簡単な自己紹介。そのあと、トマトの生長の話しを説明して、植物の基本的な成り立ちも合わせて。。。

DSCN6358.JPG そのあと、キャベツ、ブロッコリーの成長の様子を説明して、最初の双葉が似ている、最後の花も似ている、というようなことを話を。。。ブロッコリー、キャベツの花を見たことあるという子供さんもいました。おじいちゃん、おばあちゃんが作っている畑で。。。よく観察しているなと。。。それで、実は、同じ種(しゅ)ということを話して、両方の遺伝子を持った植物を作ることができると。。。

DSCN6363.JPG そこで、先の植物の成り立ちを踏まえて、どの様な植物ができるかを各班ごとに、絵に描いてみようと。どの班もみんなで相談をして、楽しくまた、よく考えていたと思います。最後になぜ、このような絵になったのかなどを説明してもらい、それぞれの班の説明に対して、質問コーナーも。途中から、すごく質問をするようになり、質問数を制限しないと終わらなくなるという。。その当たり、申し訳なかったです。せっかく、質問したいと思っていた心が折れなかったかなと。。。最後の解説の時間は、十分にとることができなかったですが、描いていた絵について、その可能性、正しい点、間違っている点を話して、終わりということに。。とてもしっかり考えて、説明できたのは、よかったと思います。

DSCN6395.JPG 講義のあとは、恒例となっている、5年2組の生徒さんたちと給食。今日のクラスは比較的静かだったですが、いくつか質問がある子供さんたちと議論をしながら、楽しい給食の時間でした。給食のあと、熊谷校長先生と最近の教育について、あれこれと、。。こちらが、今日の午後に、「基礎ゼミ」の中間発表会があるので、その関係でゆっくりお話しできなかったですが、また、時間を見つけて、ゆっくりとお話しできればと思います。

 最後になりましたが、お世話になりました、熊谷校長先生、教務主任の熊谷先生、5年生担任の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 学校の花壇に、キャベツの花が咲いているのを見つけました。ぜひ、本物を観察してみて下さい。

DSCN6352.JPG PS.のPS. プレゼンの最初の画面に、ベガルタ仙台のマスコットキャラクター・べがったくんの写真を入れていたので、サッカー観戦をされているのですかという先生とお話しできました。年間チケットを買われて、応援されているとか。。。また、今度、スタンドで見かけたら、声をかけて頂ければと。。スタンドでは、いろいろと知っている方にお目にかかるのですが、また、そうした方が増えたなと。

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