火曜から河北新報に掲載が開始した・科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」。昨日は、植物の雌しべが近親交配を避けるために、自己花粉と非自己花粉を識別しているという「自家不和合性」。そんなことが起きるのだろうかというような不思議な気持ちになられた方もいるでしょうし、出前講義の動画を思い出された方も。。。自家不和合性の研究は古く、100年以上前から、こうしたことについての記述があります。日本でも、古くはナシ品種「長十郎」ができた時に、その味の良さから、それだけを植えたら、結実しなくなったという例もあるくらいです。ですので、バラ科の果樹の、リンゴ、ナシ、オウトウなどでは、受粉をするための受粉樹というのが、主力品種(リンゴであれば、ふじ、オウトウなら、佐藤錦当たりでしょうか。)以外に植えられているくらいです。
少し前置きが長くなりましたが、第三弾の今日は「雑種強勢」。なぜ、毎年、種子を買っているのか、それはどんな仕掛けがあるのかを書いておきました。昨日の「自家不和合性」も関わってきます。今日で折り返しの3日目。では、また、明日、金曜日に。。。
わたなべしるす
少し前置きが長くなりましたが、第三弾の今日は「雑種強勢」。なぜ、毎年、種子を買っているのか、それはどんな仕掛けがあるのかを書いておきました。昨日の「自家不和合性」も関わってきます。今日で折り返しの3日目。では、また、明日、金曜日に。。。
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