東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

2010年1月の記事です。

【出前講義】平成21年度東北・北海道地区SSH指定校、福島県科学技術教育拠点校合同発表会・コメンテーター(1/30-31)

2010年1月31日 (日)

 2年前の同様の発表会が、岩手県立水沢高校であり、そのことが今日のSSHなどの出前講義を大きく展開するきっかけになったのを思い出します。昨年は、雪の八戸でした。今年からは、北海道地区とも連携と言うことで、東北・北海道合同の発表会で、福島県立福島高校での開催でした。


DSC02312.JPG
 
 口頭発表、ポスター発表を併せて、30件近いものがあり、数学、理科の多彩な研究が行われていました。火の玉をプラズマで再現するとか、一定の正方形からできる多面体の体積を最大にするとか。去年まではなかったようなおもしろい試みがありました。東北大で行っている「科学者の卵」がきっかけでの高校間の共同研究もあり、東北全体の科学のとり組みが発展しているのを感じました。


DSCN3977.JPG
 ポスター発表も、植物を使ったものも多くあり、アブラナを使ったり、花を使ったりと多彩で、現象も水分ストレス、植物ホルモンにも着目など、かなり突っ込んでいるものがありました。来年は、さらに現象面の記載に終わらず、その後ろにあるなぜそうなるかと言うことについて、考察してほしいと思いますし、そうなることを楽しみにしています。
 発表会が終わって、十分に質疑ができなかった、魚のisozymeを使った実験のメンバーの生徒さんたちは、deepなdiscussionをするために、話しに来たのは、感動でした。このあともがんばってください。それと、「つつじ」の花の赤と白が半分ずつになった写真をもってきて、これはなぜと質問する生徒さんも。とても熱心な議論で楽しめました。こうしたdeepに議論することを覚えて、楽しめるようになってください。ぜひに。。。


DSCN3974.JPG 
 生徒さんたちも先生たちも、SSHを楽しみ、発展させようというのを実感できた良い会議でした。ありがとうございました。また、ぜひ、来年も。。


DSCN3976.JPG
わたなべしるす





ページの一番上へ

【出前講義】秀光中等教育学校・4年生訪問・討論会「科学者の卵、番外編」(1/29)

2010年1月29日 (金)

 今年から行っているJST・「未来の科学者の卵」プロジェクトの派生系で、12/8に秀光中等教育学校で、キャリア教育の出前講義「博士になるとは?研究者とは?---いろいろな出会いがあり、決断があり、そして。。。---」を行いました。そのときに、科学者の卵の受講生もおり、ぜひ、研究室訪問をしたいというリクエストをもらいました。渡辺が多忙であったこともあり、この時期に研究室訪問を実施となりました。5名の生徒さんの方が、3hrほど、研究室見学、討論会を行いました。中高一貫であることから、高校1年に相当する4年生の方々でした。

 農学、生物系、生命系へ進学したい方が2名、理工系という生徒さんが2名、残りは、未定だそうです。そのことを踏まえて、大学とは、大学でどんなことをやるのか、今、高校生として何をしたらよいのか、など、いろいろな情報があふれているという割には、自分が高校生の時と同じように、考えているのだなと。。。

 

DSCN3961.JPG


 将来、科学者になりたいという方もいて、とても頼もしく感じました。ぜひ、これからもがんばってください。また、どこかで会いましょう。


 

DSCN3962.JPG


わたなべしるす。



ページの一番上へ

【出前講義】仙台市立七北田小学校・NSP「環境と植物から考える」(1/28)

2010年1月28日 (木)

 今年度最後のNSPは、6年生・110名を対象に「環境と植物から考える」という講義を行いました。近年地球温暖化と言うことがずいぶん言われており、子どもたちも「環境」という言葉には、関心が高いようでした。

 

DSCN3941

 

 今年は、total 7回(?)の出前講義でしたが、渡辺の教えることができる範疇である「植物」を材料に、講義をしてきました。その植物がどんな風に科学的におもしろいかということを。では、植物全体を考えたとき、つまり、地球規模で考えたとき、植物の役割とは、。。。そんなことから話し始め、温暖化、それによる影響、植物が「低炭素社会実現」に重要な鍵を握っているというようなお話、そして、来年からは中学生になりますので、これからもがんばってください。というようなお話で終わりになりました。いつものようにとてもたくさんの質問をいただき、こちらが答えるに困るような、そんな質問もあり。。。中学校に行ってからもがんばってください。そして、まだ、どこかでお会いしましょう。もしかしたら、「科学者の卵」が、継続されていれば、3年後には受講生。。。時のたつのは早いなと。

 

DSCN3943

 

 最後に、教頭先生、担当の井上先生 と今後のプロジェクトのあり方などを含めて、よりよい議論ができました。また、次年度も講義ができるという実感がわいてきました。ありがとうございました。帰り際に、井上先生と畑のキャベツの仲間の観察をし、今後の管理などを議論して。。最後になりましたが、今年度まで、井上先生、ありがとうございました。新天地での活躍を楽しみにしてます。ぜひ、出前講義によんでください。まず、その前に、合同のパンフレットの作成の方をがんばりますので。。

 

DSCN3936

 

 

わたなべしるす

ページの一番上へ

【お知らせ】生命科学セミナー「高等植物におけるニコチアナミンの機能解析と有用作物の作出」を2月19日に開催

2010年1月25日 (月)

1002 seminer

 生命科学セミナー「高等植物におけるニコチアナミンの機能解析と有用作物の作出」を2月19日に開催します。今回は、宇都宮大学・農学部の高橋美智子准教授に、セミナーをお願いしました。

 ニコチアナミンは、ムギネ酸というイネ科植物の根から分泌される鉄獲得に重要な物質の生合成に必須である。このムギネ酸は、今、渡辺のいる組織が「農学研究所」と呼ばれ、また、以前所属していた、岩手大・農学部とも大きく関係しています。発見者である高城成一博士が、助手時代に農研で研究を行い、その後、岩手大で研究を発展させたものである。この様な不思議な縁のある「ニコチアナミン・ムギネ酸」と言うものがどの様に機能するかと言うことを知ることは、まさに、「温故知新」なのかもしれません。

 生化学、遺伝子工学など、遺伝学を相補するような研究展開であり、様々な研究分野の方に興味深いものではないかと思いますので、ぜひ、ご参加いただければと思います。

 研究科内のweb siteもあわせて、ご覧ください。

 

http://www.lifesci.tohoku.ac.jp/seminar.html

 

 2/19(Fri), 16:00~18:00に、生命科学研究科・本館大会議室 (片平・3F)で行います。
たくさんのご来場をお待ちしております。

 

 

わたなべ

ページの一番上へ

【お知らせ】2010年3月11-12日に、国際シンポジウム開催 (再掲載)

2010年1月21日 (木)

前回(2009.12.24 News Release)のお知らせの再掲載になります。 


cell-cell comunication in Plant Reproduction

 2010年3月11-12日に、奈良県新公会堂で「Cell-Cell Communication in Plant Reproduction --from pollination to fertilization--」と題する国際シンポジウムを開催します。本シンポジウムは、学術創成研究「植物自家不和合性」 (代表:磯貝彰)、特定領域研究「植物ゲノム障壁」 (領域代表:倉田のり)、若手研究(S)「アブラナ科自家不和合性」 (代表:渡辺正夫)の共催により行われます。

 

 自家不和合性、受精、胚発生などの、トピックについて、国内外の一線級の研究者を招待して、会議を開催します。いくつかのmailing listにも流れているとおり、参加費は無料で、登録の必要はありません。また、ポスター発表は下記のURLにあるHPから、MS-Wordのfileを記入頂き、2/10(Wed)までに、事務局の方にお送り下さい。あわせて、懇親会に出られる方も、事務局までお願いします。

 

HP: Cell-Cell Communication in Plant Reproduction --from pollination to fertilization--

 

みなさまのお越しを楽しみにしております。

 

わたなべしるす

ページの一番上へ

NewsRelease Top1 | 2
});

News Release

「」と一致する結果は見つかりませんでした。

例:すべての単語が順序に関係なく検索されます。フレーズで検索したいときは引用符で囲んでください。

"movable type"

AND、OR、NOTを入れることで論理検索を行うこともできます。

個人 OR 出版

個人 NOT 出版