東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【お知らせ】平成26年度入試説明会・オープンラボは、5/31(土)~6/1(日)に開催(5/13)

2014年5月13日

 1/9にもお知らせしましたが、平成26年度入試説明会・オープンラボを、5/31(土)~6/1(日)に開催します。あと、3週間を切ったと言うことで、改めて記しておきます。5/10(日)には、東京会場で説明会という設定だったのですが、渡辺は北陸・石川に出かけていた関係で、お会いできずの方々もいたかもしれません。申し訳ありません。関西方面からとなると、少し遠いかもしれないですが、説明会と実際の研究室見学はずいぶんとちがいますので、ぜひ、一度いらして頂ければと思います。

DSCN2442.JPG 渡辺自身、共同研究の関係だったり、招待セミナーだったりで、国内外の色々な研究室に。それぞれの研究室で決まり事だったり、どの様に設備を配置していたりなど、ちょっとしたことがちがいます。もちろん、実験、研究に対するコンセプトであったり、セミナーのやり方だったり。。。そうしたそれぞれの研究室の「色」のようなものがちがう、それはつまり、そこにいるスタッフの研究教育に対する考え方の違いを反映しているのだと。。。渡辺の研究室であれば、外との共同研究をたくさんやりますし、高校生などが研究室見学に来たときに、学生さんにlab内を説明してもらったりします。実験だけしているのとは、ちょっとちがうと思うかもしれません。ただ、他の研究室の方々と色々な形で接することは、自分の考え方などの幅を広げるものです。また、高校生に説明するというのは、異分野、あるいは、就職などの面接の時に、難しい内容をわかりやすく説明するための第1歩だとも考えることができます。また、HPなどに文章を書くにしても、同じです。文章は書かないと上手にならないですから。。。

 高校生向けに講義をしていると、大学を選ぶのは「偏差値」ということにならざるを得ない、実際、渡辺も高校の時はそうでした。ただ、植物で遺伝学をやりたい、品種改良をしたいと思って、大学に来たわけですが。。。高校生は今はオープンキャンパスというのがあります。大学の雰囲気というそんなのを感じるためでしょうか。でも、それより、実際の教授とかに会ってしゃべるのが大事と高校生には講義をしています。その意味で、オープンラボをうまく活用して、これというテーマであったり、教授を見つけてほしいわけです。

DSCN2448.JPG 実際にそんな研究ができるのは4年生になってから。まだ、その研究室生活を始めたばかりで、他の研究室をと思うかもしれないですが、渡辺自身、共同研究をすると言うことで、研究室でテーマが自家不和合性に決まった時点で、抗体作成と言うことで、理学部の動物発生学の竹内教授のところに1年間、自分の研究室での実験と平行して、実験に通うことに。。。また、抗体ができたかどうかなどを調べるために、共同研究をしていた東京大・農学部の磯貝先生のところに6月のはじめころに初めて伺って、生成したタンパク質を頂いたりしたのを覚えています。その頃から始まった他研究室の見学というか、そんなのもあって、自分の研究室がこうあったらとか、比較するようになったのかもしれません。また、何より、そうした共同研究先の先生方から、多くの影響を受けて今日があります。1つの研究室だけであれば、そうはいかなかったと思います。

 長くなりました。5/31(土)の午前中が入試説明会。その日の午後と、6/1(日)が研究室公開となります。

0507_ARABI.jpg<入試説明会>

【日時】平成26年5月31日(土) 10:00~13:00(受付 9:30~)
【場所】片平キャンパス 生命科学プロジェクト総合研究棟1F 講義室

 入試説明会では、この大学院のコンセプト、奨学金等、大学院での講義、生活などの説明があります。そのあと、各分野のポスターのところで説明会となります。もちろん、渡辺のところでも、研究内容など説明しますし、研究室としてのadvantageなど。いろいろと。ぜひ、いらしてください。

 それに引き続き、

<オープンラボ>

【日時】平成26年5月31日(土) 14:00-18:00
    平成26年6月1日 (日) 10:00-13:00
【場所】片平キャンパス 生命科学研究科本館 3F 303号室


 動物と違い、植物は動かないのでおもしろくないと思っている方もいるかも。また、人類の訳に立つという点でと考えている方も。。。ただ、植物は毎日の食卓に上る穀物、野菜、果物です。大事な食糧です。そう考えたとき、植物の重要性も。。また、遺伝学というと難しいメンデル遺伝と思うかもしれません。また、高校時代に生物をとらず、物理をとってという方も。。。今や、遺伝学もゲノム全体を見たり、エピジェネティクスという個体として発生したあとに遺伝情報が修飾されるそんなことを研究する時代に。そんな風に考えてもらえれば。。。逆に言えば、情報学であったり、数学をベースに、大量の遺伝情報から新しい因子を探すという時代ですので、そうした方々もwelcomeです。前に記事を書いてから、「大学院生募集」のところもずいぶん書き換えました。というか、ほぼ、新しくなりました。全部が。研究室にある機器なども見ることができます。

 また、渡辺だけでなく、他のスタッフ、大学院生とも話をしてみて下さい。生の現場の声を聞くことができると思いますので。なお、今回のオープンラボ日程では厳しい。。。という方も、ご連絡頂ければ後日、あるいは、あらかじめお会いするという日程調整も可能です。mailでご相談ください。

 それでは、今年も片平キャンパス3階でお待ちしています!何より、駅から歩いて15minという町中にあるのは、色々な意味でよい環境だと思っていますので。

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 わたなべしるす