東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【出前講義】仙台市立七北田小学校・NSP「環境と植物から考える」(1/28)

2011年1月27日 (木)

 今年度最後のNSPは、6年生・120名を対象に「環境と植物から考える」という講義を行いました。先日、HPにもリストしたことをお知らせしましたが、今日が、10回目の講義でした。今年度の夏というか、この前の夏がかなりと言うくらい暑かったこともあり、「環境」ということには、興味がありました。このまま暑くなって、おいしいご飯の量が半分になったらとか、海水面が上がったらとか。そんな話から始まり、植物をこれまで、NSPで講義してきましたので、そのまとめと言うこともあり、植物は、CO2を固定できる、温暖化を緩めることができる。そんなことを実現するのは、今の子どもたちの世代だと。

 こんな講義で始まった関係からか、また、テレビの影響からなのか、100年後には地球はあるのですかとか、2012年に地球は終わるのですかとか。もちろん、明日のことは分かりませんが、最後に話をしたように、毎日、がんばることが大切です。自然の変化を観察しながら。そうすれば、そんなことよりも、もっとすごいことを見つけることができると思いますので。

DSCN0105.JPG これで、この6年生とのNSPも終わりです。中学にはほとんどと言っていいほど、出前講義を行ってないので、あと、3年後にまた、どこかの出前講義で。あるいは、もし、科学者の卵が続いていれば。ぜひ、卵ではなくて、雛のように育って、受講生になっているのかと思ったりもしました。どこかで見つけたら、また、「博士」と声をかけて下さいね。

 最後になりましたが、今年度の講義でも校長先生、担当の椎名先生、をはじめとする多くの先生方にご協力頂きました。ありがとうございました。とても楽しい講義の時間でした。この場を借りてお礼申し上げます。新しい年度でも、また、新しい子どもたちと一緒に学習できればと思います。

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 わたなべしるす

 PS. 七北田小学校のHPには、すでに校長先生がブログを書かれていました。なんという光速の早さ。学ばないといけないと。。というか、今日も学ばせて頂きました。ありがとうございました。


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【出前講義】仙台市立七北田小学校・第2回学校評議員会への参加等々(1/25, 26一部改訂)

2011年1月25日 (火)

 昨年の6/17に、初めての小学校の学校評議会というのに参加しました。七北田小学校の2010年度の活動方針のようなことを提案され、それについて、議論をしたのを記憶しております。大学という組織でも、この様な外部評価のようなことが行われていると思いますが、そのような関に立ち会ったことがないので、よく分かりません。

 今日は、この年度末までの活動状況について、報告と討論がありました。学校全体のテーマとして、「地域共生」ということをあげられており、とても共鳴できることでした。昔の田舎に育った渡辺にとっては、近所の人に挨拶はしましたし、何かとんでもないことをすると怒られました。近所の人に。そんなのが、古き良き、日本だったと思います。そんなことを考えると、都会にいると、そうしたことがなくなりつつあって、その良さをどうやって復活させ、根付かせるのかというのが、大きな問題でもあると思います。そんなとき、この「地域共生」というのは、良いことで、いかに地域と連携し、地域がサポートし、ということだと思います。NSPを含めて、よりよい方向に進んでいただけることを切に祈っております。

DSCN0087.JPG 最後に、明後日になった、今年度最後の出前講義NSPの打合せを行い、「地球温暖化、環境」ということでお話しし、その準備などを議論できたことはとても有意義でした。明後日は、いつものように、いろいろな博士を用意したいと思います。

 文末になりますが、校長先生をはじめとする、七北田小学校の先生方にはお礼申し上げます。ありがとうございました。また、七北田小学校のブログにも、関連記事があります。ぜひ、どうぞ。


 わたなべしるす


 PS. そういえば、渡辺の科研費・若手研究(S)も今年が3年目終了。中間評価が近いのを思い出しました。。。。これに耐えられるような成果と社会貢献はということが。。また宿題が残っていたと言うことで。。。

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【出前講義】宮城県宮城第一高等学校での出前講義「高等植物の自家不和合性」--その分子機構とそこに至るまでの道のり--」(1/21)

2011年1月22日 (土)

 2011年最初の出前講義は、渡辺の様々な活動(科学者の卵ダイコンコンソーシアムアブラナコンソーシアムサイエンスカフェ)等でもお世話になっている、宮城第一高等学校の理数科1年生対照のサイエンスとキャリア教育を融合した講義でした。先の活動で講義を聴いたことのある生徒さんもいましたが、いつものように、普段、食べている作物というか、食糧になる作物の花を見てもらい、その作物は何かを考えてもらうことをしましたが、意外と知らないことが多いのは、おどろきました。一ヶ月前に一関第一高等学校で行ったときと、好対照でした。どういうことが、こうした違いになるのか、いつか調べてみたいと思うくらいでした。

DSCN0074.JPG 時間的な制限もあり、かなり駆け足の講義でしたが、最後に質問の時間も不十分だったかもしれないですが、自家不和合性の現象、「自家」と「自花」の違い、「自家受粉」と「自家受精」の違いなど、かなりポイントを突いた質問であり、講義をよく理解し、植物への興味の高さを感じることができたのは、うれしい限りでした。科学者になりたいという方も多くあり、とても頼もしい限りです。

 講義のあとには、ダイコンコンソーシアムなどで指導をしている生徒さんたちと実験dataの解釈、プレゼンなどを議論して、理数科の課題研究の方向性も良い方向になったのではないかと思います。

 最後になりましたが、今回の講義を設定頂きました小松原先生をはじめとする、関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。また、折を見て、伺いたいと思います。

DSCN0081.JPG わたなべしるす

 PS. 講義の最後にも話になったのですが、渡辺の研究室の見学会を実施すると言うことで、小松原先生と議論をした結果、1/29(土)の午前中になりました。また、多くの生徒さんとお会いできるのを楽しみにしております。


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【出前講義】岩手県立一関第一高等学校での出前講義「進化論を唱えたダーウィンも 注目した高等植物の自家不和合性」--その分子機構とそこに至るまでの道のり--」

2010年12月23日 (木)

 前日の矢巾町立徳田小学校での出前講義に続いて、同じ岩手県の一関第一高等学校での出前講義が、今年最後となりました。岩手県立一関第一高等学校とは、水沢高等学校が主催している、アブラナ・コアSSHと東北大の科学者の卵養成講座で、お世話になっています。今回の講義は、アブラナ・コアSSHがきっかけとなったもので、ありがたい限りです。

DSCN5309.JPG 今回の講義では、高校からのリクエストもあり、自家不和合性研究とキャリア教育を合わせたような形で、理数科、理系の生徒さん中心に行いました。植物の花の名前については、西南暖地で栽培されている、ミカンなどの花は知らないにしても、多くの花を知っていたのは、よく観察しているなと、感動でした。受粉、自家不和合性、受精の動画を見てもらいましたが、初めての経験ということもあり、「おーーーー!!!!」という歓声が上がったのも、よかったと思います。

DSCN5315.JPG なにより、講義のあとに積極的に続けて質問をする生徒さんには、感動でした。ぜひ、その積極性、答えから生まれてくる質問をすると言うことを忘れないで、これからもがんばってほしいと。また、最後に、お礼を話してくれた方は、生徒会長さんでした。とても立派な内容でした。

 講義のあとには、アブラナ・コアSSHで、アブラナ科作物のキャベツの仲間を栽培している生徒さん達への遺伝学の実験の実習でした。とても器用に交配の手つきをする生徒さんから、その手つきでは、雌しべの先端の柱頭がなくなりそうな生徒さんまで。他の部活動をしている生徒さんも参加してくれたり、講義の最後には、科学者の卵の参加者ともお会いできたり。収穫の多い出前講義でした。

DSCN5317.JPG 最後になりましたが、今回の講義を設定頂きました大内先生、高橋先生をはじめとする、関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。また、折を見て、伺いたいと思います。


 わたなべしるす

 PS. 前日の矢巾町では、雪があったのが、県境の一関まで来ると雪も消えて。ずいぶんと気候が違うものだと。。これであれば、外でのアブラナの栽培も可能だと思います。

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【出前講義】岩手県矢巾町立徳田小学校「花の不思議な世界」--りんごの花からリンゴができるまで??--(12/20)

2010年12月20日 (月)

 岩手大にいた当時にお世話になった方に、ご紹介頂き、岩手県の小学校で初めての出前講義でした。週末に、鹿児島での暖かさを実感して、岩手に入ると、雪景色で、日本が南北に長いのだなと、実感した次第です。リンゴを題材にした講義は12/13の仙台市立鹿野小学校以来でした。

DSCN5297.JPG 矢巾町は盛岡市の南で、岩手大にいた当時、国道4号線を走って通ったくらいでしたが、徳田小学校は、その国道沿いで、そういえば、あそこに小学校があったと、訪問して思い出しました。

DSCN5295.JPGのサムネール画像 「花の不思議な世界」は、5年生に講義をすることが多いのですが、今回は、初めて、4年生に講義でした。リンゴを題材にしての講義ですが、さすが、リンゴの産地だけあって、リンゴの品種はたくさん知っていました。学校の周りにも、リンゴ畑があるとか。ぜひ、来年からは花が咲いたり、リンゴが大きくなるのを、注意してみてくれるのではと思いました。

 動画は、どこの小学校で見せても同じですね。すごい感動の声を聞きます。また、撮影した時間を縮めて、再生しているというのを、hr, min, secで表示しているのに、時間、分、秒と、気がついている子供さんがいて、こちらもびっくりでした。

DSCN5301.JPG 講義のあとに、みんなと集合写真を撮れたのも、何よりです。また、どこかでお会いしましょう。

 最後になりましたが、校長先生、4年生の先生方、関係の先生方、今日はありがとうございました。


 わたなべしるす

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