東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【出前講義】石川県立小松高等学校SSH集中講義-2(図書室講座「いろいろな本を読む」他)(10/31)

2013年11月 1日 (金)

 午前の橋立中学校午後の芦城小学校に続いて、最後は小松高校。1日で、小中高のすべてのカテゴリーというか、違う学校で行うのも、はじめてのことかもしれません。小松高校はこれまでもずいぶんたくさんの出前講義、実験指導等を行ってきました。講義としては、最初のころは、サイエンス関連で自家不和合性、その後、キャリア教育と行い、課題研究とはというような講義も。今回も、明日(HPに記事をあげている時点では、すでに、今日、行って、このあとに、記しますが。。。。)には自家不和合性とそれらの講義をお願いされています。

DSCN0343.JPG 今回は初めて、「図書室講座」と言う講義をお願いされました。依頼を頂いたのは、初めて小松高校に伺った当時、SSH室長をされていた数学の板東先生。小学校の頃には図書館に少し通ったのを覚えていますが、中学、高校ではほとんど図書館に行った覚えもなく。。。手元にあったというか、自分で買って読んだ本は、。。。というと「核融合」にまつわる新書本くらいだったような。もちろん、あの当時、週刊のマンガを読むのはほぼ誰もが行っていることでした。話し始めには「図書委員」の担当者だったでしょうか。丁寧にご紹介頂きました。ありがとうございました。

DSCN0344.JPG そんな渡辺が今では本を読むようになり、新聞をめくるようになった。で、講義の内容は、そのきっかけは、何だったのかと言うことで「いろいろな本を読む---小中高と本を読まなかった渡辺は西村京太郎の鉄道ミステリーを読みまくり、その後。。。。---」と題して、小学校1年生の時に読書感想文で、とてもいやな思いをしたこと。それが高校時代まで尾を引いて。。。。大学に入って、就職をしてからどのような本を読んでいるのか、それらから何を学んでいるのか。。。ということを、labの本棚にあったいくつかの本をsampleとして、1hrほどお話をしました。

DSCN0347.JPG 大学に入った当時は、西村京太郎のトラベルミステリーを読みあさり、そのあとは。。実験・研究をするようになって、また、本を読まなくなり。。。出張が多くなって、また違う種類の本を読むようになり。。。。そんなことで、何かこれという本でよいので、時間を見つけて、読むようになれば。。。もちろん、高校生、受験が頭にあるので、なかなか本を読む時間、新聞を読む時間がないのではと思います。今すぐ出なくてよいと思いますので、どこかで時間を作って、本を読むという習慣を作ればよいと。。。何より、渡辺の師匠の日向先生の言葉に「本を最初から、最後まで読むことはなく、読みたいところから、読みたいほど読めばよい」と。。。そんなことを思い出して、。。何らかのきっかけになれば、幸いです。

DSCN0351.JPG 最後になりましたが、今回の機会を頂きました板東先生をはじめ、関係の先生方に感謝します。はじめのこうした機会でしたが、こちらも楽しめました。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. HPへの掲載が遅くなりましたが、今朝のwelcome boardも今日の講義にあわせた形に変更されていました。さすがです。毎日、朝来るのが楽しみになります。ありがとうございました。

DSCN0266.JPG PS.のPS. 以前にも紹介したかもしれないですが、小松高校の先生方がお気に入りの本「My favorite book 2013」に、渡辺の方で紹介した本も出ておりました。ありがとうございました。

DSCN0268.JPG PS.のPS.のPS. 講義のあとには、生物部の方と研究の方向性について議論。これまでは3年生という指導的な立場の人がいて、。。。それが下の学年になり。。。今、2年生はSSHの課題研究があり。。1年生が支えている状態。大変だと思いますが、ここを乗り切ることが自分たちの時代を作ることになると思います。がんばって下さい。(写真と思ったのですが、。。。電池切れで。。。。)

 PS.のPS.のPS.のPS. この日は、ハロウィン。そんな飾りの「甘いもの」を頂きました。ありがとうございました。

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旧遺生研ソフトボール大会

2013年11月 1日 (金)

今日は毎年恒例,旧遺生研のソフトボール大会でした.

ブログにもありましたが,先週は院生会のソフトボール大会の予定が
雨のため中止になりバレーボール大会でした.
今日は天候にも恵まれ,運動するにはちょうど良い天気でした.
今回は宇宙と合同のチーム.
他のチームと比べ,女性が多いうちのチームですが,頑張りました!!!
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他のチームは競合揃い.
残念ながら全敗という結果になりましたが,みんなでワイワイ楽しむことができました.

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私にとっては最後のソフトボール大会.
ヒットを出すことができなかったのが心残りですが,良い思い出になりました.

11月に入り,いよいよ修論・卒業へ向けての準備が本格的にはじまりました.
気持ちよく卒業できるよう,残りの期間頑張っていきたいと思います!

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M2 曽根


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【出前講義】石川県立小松高等学校SSH集中講義-1(課題研究発表会準備へのコメント、討論等)(10/30)

2013年10月30日 (水)

 10/30~11/3まで、小松市、加賀市内で出前講義。第55回「教育・文化週間」での教育・文化施設等における教育・文化関連行事のアウトリーチ活動の一環でもあり。。。初日は夕方の少しの時間でしたが、最初は、小松高校理数科2年の課題研究発表会が土曜日に企画されており、それに向けての準備でした。細かなことを議論する段階ではなく、最後のプレゼンを作っている段階。最初はハマダイコンの多様性のはずが、ダイコンの加工特性に変化して、。。。それをまとめている段階でした。何とかまとまった形かもしれないですが、最後のプレゼンで結構苦戦しているようでした。こちらから、ここはこうということを指摘できた訳でないですが、グラフを作り替えようとしていて。。。こんな時、大事なこと。それは、前のversionを別のfile nameで保存しておくこと。昔は、file nameの文字数が半角8文字という制限があったので、結構大変でした。それでも、versionの頭文字をとって、v1, v2, v3,...というような感じで。この前に書いていた科研費も結局、v38が最後だったような。。。少し変えれば、versionを変えるということで、少しの文章表現もあとから使いたいということもあるかもしれないので。。。それをコメントしたくらいでしょうか。実際的には、。。。いずれ、土曜日の発表を楽しみにしています。

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DSCN0263.JPG そのあとは、3年生との進路相談というか。自分が高校3年の今頃、どうだったかと考えると、11月は毎週、それぞれの志望大学をtargetした模擬試験を受けていたような。。。いずれも、余りよくない結果でしたが。。。ただ、その当時考えていなかったこと。第1志望の大学を受験できなくなるという現実が来るかもしれないということ。いつか、目標の点数が出ると。。。。(結果的には、そんな想像のレベルのところはあり得なかったのですが。。。)。。ただ、そんな現実に対して救いをくれたのが、小学校の時の担任の先生でした。。。「どこも行く大学ない訳ではないのだろう。。。いけるところでがんばれば。。」と。。これで現実にもどったのかもしれません。もちろん、まだ、2ヶ月あると思いますし、できることはできると思います。そんな話をしながら、受験というか、センター試験まで、あと2ヶ月余り。センター試験でどれだけ確保し、2次試験でどこまでがんばるか。そんなことを考えて、目標を見すえるようにと。。。。もちろん、日曜日までいますので、また、どこかで議論できると思いますので。。。

 最後は、SSHの寺岸先生、松原先生、山本先生と食事をしながら、SSH、教育問題などの討論会。いつもここでいろいろなことを学ばせてもらっています。今日から5日間。お世話になります。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. welcome boardは、これまで3年生が作製してくれていましたが、1年生に代替わりをしたとか。ありがとうございました。今回も楽しみにしております。

DSCN0256.JPG PS.のPS. 出前講義と書いていますが、高校生向けということを考えると、出前授業という方が、fitするのかもしれません。自分が子供の頃を考えると、小学校から高校までは「授業」と呼んでいました。大学になって「講義」と書かれたいろいろなものをもらって、あるいは、教室といわないで、第1講義室とか。。。ところが、この前に、前期に行った「基礎ゼミ」についての「授業評価の結果」という書類が。。。「?????」。いつから、大学で講義と呼んでいたものが、授業になったのか。少なくとも、学部を教えていた岩手大の時代、つまり、2004年度までは講義だったような。。。。。気がついてなかっただけで、実は、講義と呼ばず、授業といっていたのかもしれないですが。。。「授業」と「講義」の意味を改めて、考え直したのでした。。。

 PS.のPS.のPS. 今日もまた、付加的なことが多いですが。。。出前講義のあと、高校生から、レポートをもらうことが、。。。それを読んでいて、長く文章を書く方が少ないのは、。。。と。。そんな時、東北大でお世話役をしている「科学者の卵養成講座」の1期生の方が、とてもしっかりした、長い文章を書かれていて、それを昼に読みながら、感動でした。。。また、どこかで。。。そんな大事さも。。。

 PS.のPS.のPS.のPS. 打撃の神様、ボールが止まって見える、というのがよいのか、。。赤バットの川上哲治氏が逝去されたという記事を昼頃に。。。子供の頃に野球、ソフトボールをする時に、この赤バットをという意味ではなかったと思いますが、赤いバットを使っていました。渡辺では、ヒットが量産できた訳ではないのですが。。。ラジオ、テレビで解説者というのが、渡辺の世代には、イメージが強いような。。。大洋ホエールズファンの渡辺には、これくらいの表現でご勘弁を。。。。。哀悼の意を表します。

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マトリョーシカ状態のピーマン

2013年10月30日 (水)

 学生アルバイト農学部一年の小倉拓也です。先日ピーマンを切っている最中に珍しいものを発見しました。それがこちらです。

photo.JPG ピーマンのワタの中から小さなピーマンが現れたのです。まさにマトリョーシカ状態。このミニピーマンを割ってみると未熟な胚が詰まっていていたため、間違いなくピーマンの中にピーマンができていたことになります。

 ちなみにこのピーマンは青森の祖母が育てたもので仕送りとして送られてきたものです。祖母の畑では以前も冬瓜とスイカのハイブリッドのようなウリができたこともあり、関連性についても気になるところです。植物は変異が身近に発生するから面白いですね。

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一緒に、ビッグデータ、繰り返し(10/29)

2013年10月29日 (火)

 最近、こうした書き物をしてないからだろうか、何で見たのか、忘れた。テレビだったのか、netだったのか。英語に1つより2つ以上の方がよいというようなことわざがあったと。突然こんなことを書くと、何のことと思うが、一人で何かするよりも、複数名で頭をつきあわせて、一緒に何かをするということだったと思う。師匠の日向先生が複数のコンピューターをつなぐとか、人の脳みそを借りるとか、そんなことをよく言っていたのを思い出すと共に、「餅は餅屋」という、その道のプロとの共同研究の重要性を説いていた。そんなこともあってだろう。可能な限りいろいろなところ、共同研究をしている。一人で何かを考えるのもそれそれで、1つのステップかもしれないが、それを越えたら、一緒にと言うのがよいのではないだろうか。もちろん、一緒にした方が効率がよいと言うこともあるだろう。ただ、あくまで1人というのもある、将棋のように。今日も第26期竜王戦七番勝負、第2局がさされているが、遙か雲の上の戦いのようで、優劣は見えない。。。というか、わからない。。。みんなで考えれば、少しはわかるのかもしれないが。。。

DSCN5018.JPG そんな将棋も、最近はコンピューターソフトと戦い、プロにも勝つことがある。今はやりのビッグデータなるものが、こうした場面に使われるようになると、。。。。コンピューターに「大局観」というのを持たせることができれば、もちろん、人間の域を超えてしまうのかもしれないが。。。この大量データなるもの、もちろん、遺伝情報の世界にも。日々解読される遺伝情報。それを束にして何かを考える。すごいものが見えてくると思えるが、それを動かすだけのコンピューターと、プログラムを書く能力がない。まずは、どんなことが見えるかを考えて、プログラムをかけるヒトと共同研究。その後、どこのコンピューターを使うかと言うことになるのだろうか。そういえば、いつぞやの雑誌のタイトルに、量と質は異なるものというのが当たり前だけど、量が質と同じになるだったか、質を越えるだったか。もちろん、このビッグデータのことを指してであるが。。。少なくとも、誰かと一緒でないと、今のところ、それはうちのlabでは達成できない。。。何とかしたい。。。

 そうした計算、シミュレーションなど、よくあるのが、1,000回そのシミュレーションをやって、どれくらいの確率で、この遺伝子とこの遺伝子が近しいか。これを反復と呼ぶのかどうかは、わからないが、繰り返して実験をしないと、見えないことは多い。学生の頃、1回やってうまくいった時、日向先生に、同じことが繰り返し起きないと、それはそうなるとは言えないと。。。そんなで、何度も同じ実験をしたのを思い出す。実験をすると言うことでは、繰り返しは重要である。それぞれは1回の実験で、そこで、正確を期して、きちんとやるから、繰り返しが成立する。1回が重要であるとも言える。何回もやるのだから、という気持ちでは、正確性に緩みがでるのではと心配になる。そういえば、最近、また、地震が繰り返すようになったような気がする。。。あの、3/11のようなことは起きてほしくないが、あの1回のことを心に刻むからこそ、気が緩まないような気もする。今日も残り半日、気を緩めず、できるだけのことをやってみよう。思えば、あと数日で10月も終わるのだから。。。。

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 わたなべしするす

 PS. きのう、10/28は、ドーハの悲劇から20年目だったらしい。ちょうど、学位論文の最後のまとめをしながら、科研費の若手の会に参加して、夜中に、議論が終わった頃、小さなテレビで、あの場面を見ていたのを、今のように思い出す。あれから、20年。。。あっという間だったのかもしれないが、いろいろなことがあった。サッカーの出来事だったかもしれないが、この20年を考えるよい機会だったのかもしれない。。。。

 PS.のPS. 夕方にかけて、大学院の講義で、自家不和合性の話しを。。。聴講していた方に、他の仕事でお世話になった方だったり、。。世の中狭いなと。。。。

 PS.のPS.のPS. というのと、こんな記事をとあるpageで見つけました。いろいろと考えさせられます。なるほどと。。。それから、郵便でないですが、mailを出す時にも、addressは気をつけましょう。と。。痛恨でした。。。

 

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