東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

イネサンプリング始めました

2013年8月 8日 (木)

渡辺研の夏の風物詩となっているイネサンプリングが始まりました.


今夏は天候の変化が大きくサンプリング時期の予測がしづらいのですが,

7月からの悪天候で例年より生育が遅れているようです.サンプリングも8/2(金)から始めました.

ですが,今週に入ってからは晴れて気温も高いので油断はできません.


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田園風景を見ると気分が落ち着くのは私だけではないはず.



DSC_0149.JPG  DSC_0150.JPG
カエルもぴょこぴょこしています.



田んぼから取ってきたイネの穂は,ラボに帰るとすぐに必要な部分をサンプリングします.

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今年は諸事情によりラボメンバー勢揃いで(時には渡辺先生も!)サンプリングを

手伝ってもらっています.

日頃からの鍛錬による巧みなピンセット使いのためかスピードが非常に早く,

想定していたペースの2倍速くらいで進行しています.

それでも量が多いので毎日夜遅くまでかかってしまうのですが・・・

それぞれ忙しいところ本当にありがとう.


終わったら盛大にお疲れさま会を開きたいと思います.


PDさか

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【基礎ゼミ113】工学・赤間経過報告(65)

2013年8月 8日 (木)

 おはようぼざいます。工学部1年赤間です。1セメの基礎ゼミでは大変お世話になりました。自分で植物を育てるのは小学校以来ですが、やはり一筋縄では行かずやりがいがあります。

 最近は気温も高くなり、トマト・バジルともに成長が著しいですが、バジルに不安があり先生にメールを送ります。

 写真(下)のとおり、本来は一様に表側に膨らんだようになるはずの本葉が、端が縮れており、形が様々になってしまっています。茎が細く、少しの衝撃でぐらつくのも気になります。バジルは日当りの良い場所に置き、晴れの日に水をあげていて、約10日に1回追肥をしています。

DSC_0828.jpeg 原因と解決策のアドバイスを頂けたら嬉しいです。

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渡辺コメント

 工学・赤間さん、報告ありがとうございます。6/30の報告以来ですね。終わったあとも、報告などは自由参加にしましたが、積極的参加、welcomeです。仙台もようやく日曜日だったでしょうか、梅雨明けして、日差しも強くなったし、気温も上がったので、これから成長がよくなると思います。

 植物を育てる難しさを実感してくれているのは、こちらの基礎ゼミで意図していたことです。いろいろなトラブルが起きた時、どう対応するのか、そうしたことをしっかり意識して、観察できているのは、とてもすばらしいです。

 で、バジルですが、渡辺は、育てたことがないので、HP上のバジルの写真を見てみました。上記のバジルとさほど変わらないと思います。標準でないでしょうか。茎が細いのは、梅雨明けが遅く、気温が低かったので、その影響があると思います。また、6/30の時は、小さかったので、受光体勢にあまり影響がなかったですが、この状況では、かなり密植ですね。少し間引きをするのがよいと思います。もちろん、食してみて下さい。水やり、追肥は、これくらいだと思います。追肥があるので、しっかりした葉の色でよいと思います。夏の日差しになるので、もっとしっかりしてくると思いますよ。

 トマトの方も楽しみですね。ぼちぼち花も咲いてくるのではないでしょうか。収穫もすぐそこです。がんばって下さい。また、食したり、困ったら、お知らせ下さい。楽しみにしていますので。


 わたなべしるす
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【出前講義】平成25年度スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会・コメンテーター(8/7, 8/12追記)

2013年8月 7日 (水)

 今年もSSHの運営指導委員には、盛岡三(通常枠)、仙台三(通常枠、コア)、福島(通常枠、コア)、観音寺一(通常枠)、錦江湾高校(コア)を仰せつかっており、盛岡三仙台三観音寺一については、運営指導委員会も開催され、順調に進んでいるようでした。また、錦江湾、福島高校については、今月中に予定されています。そうしたSSHの活動を全国レベルで発表する場所が「スーパーサイエンスハイスクール生徒研究発表会」。今年度も、パシフィコ横浜で。昨年度のような厳密な審査をするという立場でなく、全体を広くという形でしたので、少しほっとした参加でした。

DSCN7113.JPG 時間の関係で、特別講演のあとからのポスタープレゼンテーションからの参加をして、コメント。今年から、参加校が200校を超えており、全体を見るのは、かなり。。。何度か見て回りながら、すいているポスターで、これというのにポスターを見て質問。ほとんどが植物関係でしたが、そうでないものも。あとは、こちらが出前講義等で伺っているものも。時間の関係で、話を伺えなかったところも。。。

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DSCN7124.JPG 気になったことは、前にも書いたことがあるかもしれないですが、基本的に説明しましょうということ。国内外の学会、国際会議などでポスターを見ていても、こちらから説明をお願いするというか、ここが不明なので、教えて下さいという質問形式。いわゆる、グローバルスタンダード。もちろん、高校生なので、背景がわからないので、説明しようというのはあるかもしれないですが、世界を目指すのであれば、こうした形式にするのはどうでしょうか。運営指導委員会などでは、この話をします。また、セミナーでも、予算申請、中間評価などでも、あらかじめ時間は決まっていて。。。SSHで講演を頼まれても。。。もちろん、時間をoverしそうになって、最後、しゃべりを早くしたり、スライドをはっしょったり、。。。これも時間が決まっているからできる芸当で。。。。なので、説明する時間はあらかじめ、決めて、高校サイドに提案しておくと、全体が締まるのではと思いました。あと、見ている現象は、植物、生命の何を見ているのか、実験のための実験とかでなくて。。もう少し、自然を観察することを考えてみてはとも思いました。ただ、それにしても熱心に説明してくれる、高校生の態度には、毎年感動です。ありがとうございました。

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DSCN7125.JPG ポスターを見ながら話したり、あとから、話だけを聞いたところもありますし、場合によっては、写真を撮るのを忘れたところもあるかもしれないですが、眺めたところをページ全体に記しておきます。写真として。。。もちろん、渡辺の好みもありますので。。。あくまでも好みということで。。。先日書いた評価とリンクされるというのは。。。。全部を見ていないので。。。。200のポスターを短時間では無理ですので。。。。

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DSCN7130.JPG ポスターを丁寧に説明してくれた高校生の皆様、そして、そこで知り合いになれた先生方、また、久しぶりにお目にかかれた先生、生徒の皆さん、ありがとうございました。おかげで1日、よい勉強になりました。また、それぞれの高校で講義等でうかがえればと思います。ありがとうございました。

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DSCN7129.JPG わたなべしるす

 PS. 1hrのはずが、ついしゃべり混んで、2hrに。。。というので、予定していた他の先生との打合せが遅くなって、ご迷惑をおかけしたり。。。。想定外というのはよくないので、そうした時の対応もしっかり考えないといけないと。。。そんなことも改めて。。。しっかり、この場面では、こうというような危機管理をと。。。

 PS.のPS. 発表の合間にとある先生から、科学研究の歴史というか、そんな本をお借りしました。まだ、ぺらぺらとしかめくっていませんが、なるほどと思うとともに、失敗を反省して、研究に活かさないといけないと。。。夏休みの宿題になりました。ありがとうございました。

 PS.のPS.のPS. 8/12(月)、先週のうちにいくつかの高校から、受賞のお知らせを頂いていたのですが、。。あれこれとあって、渡辺がこれまで出前講義等に伺っているところだけですが。。。まとめておきます。いくつかの高校の先生から連絡を頂くと共に、HPにも見つけました。何より受賞はこれまでのこと、これからのことへの励みになるのではと。。。。おめでとうございます。

金光学園高等学校:科学技術振興機構理事長賞
石川県立小松高等学校:奨励賞, 生徒投票賞
宮城県仙台第三高等学校:ポスター発表賞
香川県立観音寺第一高等学校:生徒投票賞
鹿児島県立錦江湾高等学校:生徒投票賞
岩手県立盛岡第三高等学校:奨励賞, 生徒投票賞
和歌山県立日高高等学校:ポスター発表賞

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評価、地方在来、忘れない。。。。(8/6)

2013年8月 6日 (火)

 大学時代の師匠であった日向先生がよく言われていた。。。「日本人は評価をするのもされるのもへただ」と。。今から、20年以上前の話である。日本という島国であることも関係あるのだろうか。ただ、20年前に評価というのがあったのは、何があったのだろう。少なくとも、講義を評価するということもなかったし、どこかに出かけて、すぐにアンケートということもなかった。ところが、最近は、何かをやったら、内部、外部評価というのが付いてくる。評価ということでは、論文は審査と呼ばれるのかもしれない。それぞれの雑誌に合わせて、その雑誌が求めていることを理解した上で、審査をしたり、コメントを書く。初めてやった時には、何をどう書いたらよいのか困った。なにより、英語でコメントを書く。評価をするというのは、さらにハードルが。。ただ、これもある種の慣れかもしれない。さほど時間はかからなくなったが、それなりの緊張感とどうコメントすることが、その論文をさらによくするのか。。。審査と評価、同じようで違うことかもしれないが、やっぱり難しい。。。

DSCN6626.JPG 評価とか審査は、育種、品種改良にはつきものである。どれくらいそろいがよいか、他の品種と比べてどうかなど、品評会があり、金賞とか、様々な賞がある。市場でのそろいがよいということから、この前の河北新報にも書いたが、F1雑種育種法により、種子がほとんどである。そんな中、明日からのSSHの全国大会のタイトルを見ていて、地方野菜の研究が。。。地方に在来しているものは、評価を受けることもないのかもしれないが、地元では大切にされていて、場合によっては、最近の品種の拡大で絶滅、絶滅危惧になっているものもある。詳細は、また、ポスターを見てにするが、◎△菜とあったので、アブラナ科野菜とばかり思ったが、そうではないようだ。明日がさらに楽しみになってきた。。。

 来週にはお盆になる。最近すっかり書くことを忘れているが、お盆の前に、8/11というか、震災から2年と5ヶ月この前も大きな地震があった。というか、最近地震が多いと感じる。あの地震のことは忘れている訳ではないが、11日というにが、毎月来るが、「忙しさ」で流しているのは、。。反省しないと。。。最近になって、市内のマンションなどの大型建築物の補修が始まっているところもある。2年以上たって。。。と思わざるを得ない。何とかならないのだろうか。と、念じることしかできない。どこでどうなって、こんなに遅れているのか、どうもよくわからない。。。忘れないというのでは、今日は広島に原爆投下されてから68年目。小学校6年生の修学旅行でみた、広島平和記念資料館の展示物の悲惨さ、今でも忘れられない。震災のことも、同じくらい忘れられない。。。というか、忘れてはいけない日であった。。。黙祷。。。

DSCN6918.JPG わたなべしるす

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オープンキャンパスでの講演

2013年8月 5日 (月)

東北大学では、7月30日、31日の2日間オープンキャンパスが開かれていました。

私も高校生のとき、東北大学のオープンキャンパスへ行ったのですが、当時私が行ったのは農学部と医学部保健学科。
その為、雨宮キャンパスと星陵キャンパスには行ったことがあったのですが、川内キャンパスや青葉山キャンパスで行われているオープンキャンパスがどんなものなのか、知りませんでした。

先日、渡辺先生からのお知らせもあった通り、私は理学部で「オープンキャンパス for 女子高生 by サイエンス・エンジェル2013」というイベントに参加してきました。
理学部へ行くため、仙台駅のバス停へ行くと、すごい列が。
東北大のオープンキャンパスは高校生がたくさん来るよ!
と聞いてはいたのですが、想像以上。
バス停からペデストリアンデッキをぐるっと一周するほどの高校生の列。
改めて東北大学の知名度を感じました。


では、先週のことになってしまいましたが、このイベントについて書きたいと思います。

私は今回、講演者として参加しました。
当日の天気は小雨で、予定していたよりも女子高生が来ないのではないかと心配もありましたが、
時間になってみるとたくさんの女子高生が!!

_DSC9362.JPG

約90名ほどの女子高生のみなさんが来てくれました。
教室は満席。椅子をプラスして、なんとか全員に座ってもらえました。

講演内容は、私の大学受験、大学生活、研究のお話など。
参考になるお話ができたのか不安もありますが、
女の子でも理系に来て、楽しいことたくさんあるよーということを伝えられたのではないかと思います。

これまでも何度か高校生にお話をすることがあったのですが、毎回、自分が高校生のときは
何を考えていたのかなーと振り返る良い機会になっています。

また、キラキラしている高校生とお話しすることで、初心を思い出して自分も頑張ろうという気持ちになれます。
今回も、私と同じ高校の後輩たちが声をかけてくれて、とても嬉しかったです。


イベントの後半は、グループトークが行われました。
グループといっても、約40名ほどのSAが参加していた為、高校生は自由に話を聞きたい先輩のところに行って話ができていたように思います。
M1の田口さんもこのグループトークに参加してくれていました。

今年のオープンキャンパスでのイベントは成功したのではないかなーと思います!


サイエンスエンジェルとしての活動も今年で最後となりました。
あと1年、なかなか昨年ほどは活動できないかと思いますが、できるときに楽しみながらやっていきたいと思います。

M2 曽根


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