東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

【お知らせ】2013年8月4日, 12時28分頃, 宮城県沖(M6.0)地震に伴う影響(8/4)

2013年8月 4日 (日)

 仙台も梅雨明けして、朝から、片平地区は作業停電。。。。いつも夏の暑い時期で。。。梅雨明けしてなければ、涼しいので、labの温度などを気にしなくてよいと思っていたのが、。。。梅雨明けは想定外でしたが、イネの生育、蔬菜、果樹の生長には梅雨明けは必要ですので。。。

DSCN6464.JPG そんな日曜日、渡辺は学会の仕事というか、。。そんなで関西に。。。labの停電の最後を見て、帰ろうとしていた高田君から、こちらの携帯に電話が。こちらは会議の直前でした。地震の速報で、宮城県でM5強があったと。。。去年の鹿児島出張の時もそうでしたが、出ている時に限って、。。。いつも頭を抱えます。こちらも慌てて、netをつないだら。。。震度5強は石巻市だけ。仙台市青葉区は、震度4。たぶん、これなら、大丈夫だろう。ただ、陸地に近いところが震源だったので。。。そのあと、改めて高田君から、研究室内の変化はないという連絡があり。。。かなりほっとしました。

 netという便利なものができたことで、迅速にこうしたことに対応できるというのは、何よりもほっとします。ちょうど停電で研究室のHPがdownしている時で。。。世の中、よくできているというか、。。。困ったものというか。。。今回は、Twitterなるもので、速報を打つことができるというものトライしてみました。あらかじめ、ご覧になった方もいるのでは。。。


 わたなべしるす

 PS. 作業停電も予定通り終わったと。。。研究室も改めて、スタッフ、院生の方々が確認してくれて、特に被害はないと。。。被害がないのと、netの迅速な復旧はありがたいものです。と、作業停電の対応頂いた皆様に、感謝です。。。ありがとうございました。

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そういえば。。。(8/2)

2013年8月 2日 (金)

 そういえば、きがついたら8月になっている。というか、7月が終わっていた。が。。。まだに梅雨が明けない。仙台の気温の50%増しの温度が西日本。というか、もっと高いのかもしれない。ただ、明日あたりから、少しずつ晴れ間が見えるようだ。どれくらいぶりだろうか。。。これでどうやら梅雨も明けて、冷害も回避できそうである。ほっとした。。。というのは、梅雨明けをして、冷害が出なかったことを確認してからにしよう。

DSCN6602.JPG そういえば、きょうは大学院の入試。うちの研究室を受験してくれた方も。。。無事にというのを祈るばかりである。。。で、そんな大学院の入試の日に「東北新幹線で遅れ」というを朝のnetで見て。。。こちらも関西方面へだったので。。。気になりながら。。。入試に影響が出たのか、そうでないのか。。。その当たりが、情報がないが。。。ないことを祈るばかりである。。。大学の入試だと、雪の影響だが、。。。さすがにそこまで寒くはないので。。。ただ、こうした非常事態に備えることの大切さも教えてくれた。こんな時、「万が一の時になって、思いをめぐらすのではなく、常日頃から非常の事態に備え、一生懸命にわが身を生かす心構えを養うべきである。」という言葉を思い出す。

 そういえば、最近物忘れが激しい。というか、忘れる。あれをしないといけないのは、やらないといけない日のずいぶん前に考えているのだが、書き記していないと、それをやる時には、忘れている。。。脳みそがどこがどうなったのだろうか。治せないのか。。

 そういえば、明日は土曜日。明後日は日曜日。日曜は片平地区の電気点検。なぜ、この暑い時期に。。。ドライアイスなど、careが大変なのに。。。冬だったら、と思う。2011.03.11も、雪が舞うくらい寒かったので、ずいぶん、助かった面があったと思う。あれが真夏なら。。。もっと研究室の被害もという気がする。

DSCN6603.JPG ということで、mailなどの返事が遅くなるかもしれないですが。。。急ぎの方は、土曜日の日中に。。。ご連絡を。。。


 わたなべしるす

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【研究室訪問】オープンキャンパスに伴う埼玉県立浦和第一女子高等学校、秋田県立秋田南高等学校、来訪(7/30-31)

2013年7月31日 (水)

 6/27にお知らせしたとおり、7/30-31は、本学のオープンキャンパスでした。ここ1週間ほどぐずついた天気で、2日とも小雨模様で。。オープンキャンパスで来られた高校生の皆さんには足下など、大変だったのではないでしょうか。朝、labに来るスタッフの方が、青葉山にたくさんのバスが上がっていたということも伺ったり。。。こんな天気でしたが、2校の研究室訪問がありました。

 7/31の午前中は、昨年に続いて、秋田県立秋田南高等学校の生徒さんたちと遠藤先生。遠藤先生には、出前講義科学者の卵養成講座で毎年お世話になっております。遠藤先生は、この生命科学研究科で学位を取られた方になります。今年は15名の3年生が見学に来てくれました。同じ秋田県で高校は違いますが、田口さんがいらしたので、彼女がちょうど、古川農試でのサンプリングと重なったので、10min間の質問タイム。やっぱり世代が近い分、入試対策等、たくさんの質問がありました。同郷の方というのは、やっぱりよいものだと思いました。

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DSCN7093.JPG そのあと、渡辺の方で、研究室、ガラス室の案内と思っていたのですが、このあとの菅野先生とoverlapしたので、曽根さんにお願いして。。。研究室内の実験装置、外のガラス室などを案内して頂きました。戻られてから、大学に入ってからはというか、その先は、いろいろなことを自分で決める。ということの大切さなどを話して、最後は、いつものように集合写真。植物、遺伝学に興味があるという方もいらっしゃいました。ぜひ、東北大にきて、渡辺の研究室で一緒に研究ができればと思います。楽しみにしております。

DSCN7095.JPG それと前後して、埼玉県立浦和第一女子高等学校の菅野先生がいらっしゃいました。科学者の卵養成講座SSHなどでお世話になっており、渡辺の10級上の農学部農学科の先輩に当たる方です。菅野先生が所属されていたのは、当時の研究室名では、害虫学研究室で、松田先生がいらっしゃいました。松田先生には、渡辺も講義と実験を教えて頂きましたし、変な虫を捕まえては、分類して頂きました。そんな松田先生を感じさせてくれる先生で、仙台にご実家があるということで、このタイミングでいらして頂きました。菅野先生が農学部にいらした頃は、ここの建物は、まだ、大学の附置研で、農学研究所と呼ばれていた時代。その頃から比べたら、改修工事もあり、明るい雰囲気になったのでは。。見学では研究室と温室を見て頂き、農学部とは少し違うかもしれないですが、あまり変わらないイメージを持って頂いたのではと思います。ここでも、温室の説明は曽根さんにお願いして。。。アルバイトをしてくれている、藤田さん丸岡さんは菅野先生のお弟子さん。藤田さんは都合が付かなかったのですが、丸岡さんは、いらしてくれて。。曽根さんと一緒に外の案内をお願いして。。。ずいぶん昔の農学部の話で盛り上がることができたり、秋にSSHの課題研究の指導できてほしいというようなリクエストも頂きました。また、秋が楽しみになりました。

DSCN7096.JPG 天候がよくなかったとはいえ、こうして2校の方々が研究室訪問頂いたのは、うれしい限りです。ありがとうございました。また、SSH、科学者の卵養成講座でお世話になれればと思います。また、研究室の案内を手伝ってもらった、曽根さん田口さんアルバイトの丸岡さん、ありがとうございました。また、来年も多くの高校生にきて頂ければと思います。


 わたなべしるす


 PS. 午後からは、番外編という訳ではないですが、科学者の卵養成講座を工学部でお手伝い頂いている白戸さんらがいらっしゃいました。小学生の夏休みの自由研究の相談をされたあと、研究室見学、ガラス室の見学をされて、大学って、こんなところなのだと、小学生の方にはすこし理科の楽しさも理解頂けたのではと。。。。科学者の卵養成講座というつながりで、こうしたことができたのも、うれしい限りです。ありがとうございました。

DSCN7097.JPG 外では夕方になり、セミの鳴き声が聞こえるようになりました。ようやく。梅雨も明けないですが。。前にも書いたことがあるかもしれないですが、この季節 からヒグラシが鳴いているのは、四国で子供時代を過ごした渡辺には、夏の終わりという感じで。。。早く、夏休みの宿題を残さずやらないといけないと。。。 そんな気分になる夕方でした。

 PS.のPS. 昨日、学会からのお知らせの中に、「平成26年度みどりの学術賞候補者の推薦」というのが。。。そんなのを頂けるような業績でもないので。。。と思って文章を読んでいたら、平成24年度(第6回)に琉球大学名誉教授・新城長有先生が受賞されていたというのが、ありました。渡辺が出前講義等で話しているのですが、高校3年生の時、高校の地理の時間に、何故か、NHK特集「謎のコメが日本を狙う」という番組を見て、遺伝学、育種学のすごさに感動して、農学部農学科に行くことを決めたきっかけになる番組でした。その中で、hybrid riceのことを説明されていたのが、琉球大・農学部・教授の新城先生。その後、遺伝研の研究集会で招待されて、自家不和合性の話をして、先生のテレビを見て、今の自分があるんですと話をしたら。。。あの番組見てですかと。。照れながら話しをされているのを、昨日のように思い出しました。

読書のススメ(東北大・渡辺)-本の表紙.jpg こんなお知らせが、次の世代を教育するというか、アウトリーチ活動のことの時に、飛び込んできたのも、何かのご縁かなと。というより、受賞された時に、きちんとしたことができなかったことを、今さらのように、悔やんでいる自分がいたのも事実でした。。

 なお、hybrid riceの現状と新城先生のことについては、東北大農学部の鳥山先生が最近日本語の抄録を書かれておりますので、それを参照頂ければと思います。その中にも「謎のコメが日本を狙う」のことが記されておりました。

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個の力、共生、歴史(7/29)

2013年7月29日 (月)

 サッカーを見ていると、チーム力と個の力というのをいわれる。サッカーは見ているだけでやったこともないので、いわゆる、外野からのコメントにしかならないが。。。ただ、どんな局面でも、チーム力と個の力のバランスは難しい。局所的に個の力が上がっても、全体のチーム力が上がる訳ではない。ただ、ある場面を突破できると、全体として、大きく飛躍できることが研究でもある。何といわれると難しいが、たしかにある。ただ、個の力というのは、周りを見ながら、発揮できれば、チーム力とうまく相互作用できるように思うが、そう簡単ではない。もちろん、個の力を上げるために、個人として、修行というか、個としてがんばることも必要であろう。そうした両者の絶妙なバランスがとれて、組織力が上昇するように思う。

DSCN6430.JPG チーム力と個の力のバランスというわけではないが、2つの異なるものがpositiveに相互作用しているのが、共生であろう。どちらが得する訳でなく、両者が。。。その意味で、バランスが重要である。共生というと、マメ科作物と根瘤菌を思い出す。農学部農学科の出身だからだろう。マメ科のダイズなどにあまり窒素肥料を施肥すると、かえって収量が下がるとか、習ったような気がする。作物の時間か、土壌学か、植物栄養か。。。どれもそうだったような。。。共生というのは、いろいろなところにあるだろうが、「サンゴ」と「褐虫藻」というのも、そうらしい。サンゴのゲノムが解明されたというのは、少し前に見たことがあったが、「褐虫藻」のゲノム解読は、最近らしい。ゲノムがあけば、すぐに全部がという訳にはいかないかもしれないが、出も、近い将来、サンゴが絶滅に瀕しているということへの福音になるのではないだろうか。もちろん、サンゴと褐虫藻という以外の共生に対しても、これまでとは違ったsuggestionができるのではないかと。。。そんな、異なるゲノム間の相互作用、そういえば、渡辺自身が分担で入っている科研費・新学術領域研究「ゲノム・遺伝子相関」。これに対しても、よい発想ができるのではと。。。ちゃんと考えないといけないと、改めて思わされた。

 バランスをとるというのは、難しい。一定の時間が必要になる。細胞の中に、ミトコンドリア、葉緑体が取り込まれて安定するのに、どれくらいの時間がたったのであろうか。核の遺伝子との間で、やりとりがあって、今に至っている。細胞の長い歴史があって、ここまで来たのである。この歴史の最初を見るのは、ちょっとできそうにもない。ただ、その名残は、何らかの形で見えるのであろう。(なにかといわれると。。。専門外なので。。。お許し下さい。)。。。歴史という時間軸から見た時、今やっている教育がどうなるかというのは、ずいぶん後にならないと評価がわからない。ただ、歴史は繰り返すではないが、昔こんなことをやっていたので、だから、今の状況を考えて、これならよいのではというのは、歴史だけ出なくて、実験、研究をやっていてもよくある。その意味では、昔のことを思い出すのは、よいことなのかもしれない。今年は、上野駅ができてから130年。最初に仙台に来た時、東京で新幹線を降りて、山手線で上野まで、そこから、新幹線リレー号で大宮へ。そのあと、東北新幹線で仙台だった。上野駅には、東京駅とは違った趣があった。そんな昔のことを思い出して、新しいことを始めることにしようとおもわせてくれる記事であった。

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 わたなべしるす

 PS. あしたから、大学では、オープンキャンパス。片平には、学部がないので、静かなものであろうが、オープンキャンパスのついでに研究室見学というなら、ぜひに。前にも、HPにも書いておきましたが、7/31の午前中が2件の来客がありますが、それ以外は、freeですので。お待ちしております。今からでも、キャンパスでなくて、研究室の中を見学できますので。

 PS.のPS. 仙台の金曜日の雨もすごかったですが、今日は北陸地方がすごいことに。出前講義でお世話になっている小松高校の近くの川が氾濫しそうとか。。。何事もないことを仙台からは祈るのみです。。。。

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【基礎ゼミ113】農学・西谷経過報告(64)

2013年7月27日 (土)

 こんにちは。農学部の西谷滉です。私はミニニンジン「ピッコロ」小玉スイカ「紅しずく」を育てています。早速ですが、ミニニンジンの収穫をしたので報告します。以下の写真は株の写真と収穫したニンジンの写真です。

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DSC_0126.jpg 地表面にニンジンらしい色が見える株を期待して抜いてみたところ、あまりに小さかったので、残り半分はまた後日収穫することにしました。素焼き鉢のニンジンは調子が悪く、結局収穫まで何とかこぎ着けたのは、プランターの株だけとなってしまいました。また、小玉スイカはつるがのび、立派な株になってきていますが、未だに花が一つも咲きません。咲いたときにまた報告したいと思います。

 土が硬かったのか、下までのびきれないニンジンとなりましたが、収穫できてよかったです。基礎ゼミは一応終わりましたが、他の方々の実もの根もの野菜も、収穫期に入ってきていると思うので、ぜひ見てみたいと思います。

 以上、長くなりましたが、報告を終わります。

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渡辺コメント

 農学・西谷さん、報告ありがとうございます。7/3の報告以来ですね。試験期間中なのに、ありがとうございました。7月に入って、最初の頃は暑い日もありましたが、最近は、涼しいを通り越して、寒い日もあって、植物の管理も大変なのではでしょうか。確か、部屋の中での管理だったような。。。。長雨があたらないのは、よかったと思います。ニンジン、元々、短い根っこものなので、予定より半分くらいと言うことではないでしょうか。根っこの長さでなくて、太さは品種のpotentialくらいだと思いますよ。根っこが曲がっているのは、培土の中に、石ころでもあったのでしょうか。よくなりますね。こうした根っこの曲がりは、。。。ぜひ、これを料理して、食べた感想もお願いします。また、残りのものを収穫したときにも。楽しみにしています。そういえば、ニンジンを栽培していたのは数人いたと思いますが、初めての収穫ではないでしょうか。何よりですね。

 スイカの花が咲かないのが心配ですね。ぼちぼち、雄花は咲いてよい時期だと思うのですが。たぶん、ここ最近涼しいのが影響しているような気がします。もう少し観察をしてみてください。

 西谷さんのコメントにあるように、他の皆さんどうなっているでしょうか。試験で今は忙しいと思いますが、落ち着いたら、植物の変化、食した感想などお知らせ下さい。welcomeですので。


 わたなべしるす
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