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国際会議リポート: XXII International Congress on Sexual Plant Reproduction

メルボルンで開かれた植物の生殖に関する国際会議に参加してきました。

隔年で開かれる国際会議には多数の参加者があり、日本からも修士・博士論文審査の忙しいスケジュールの中、多くの研究者の参加がありました。
新学術領域と関連のある話題も多く、ゲノムインプリンティング、S-対立遺伝子、雑種強勢、生殖隔離に関する話題等のセッションが数多く、活発な議論が行われていました。
植物の生殖は、雌性の組織(めしべ)の奥深いところで行われるため、微量組織・細胞を相手にする高度な解析技術が求められます。かつオス・メスのゲノムのせめぎ合い、低分子RNAを含めたエピゲノムのせめぎ合いがあり、それらの情報をどのように読み取るか、技術が進歩する度にその知見が書き換えられるホットトピックの一つとしてあげられると思います。
国際会議全体の流れとして、本新学術領域もそうであるように、より複雑な現象にチャレンジする研究者が増えています。次はポルトガルで行われるそうですが、2年後の進捗が非常に楽しみな国際会議でした。
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