文部科学省科学研究費補助金「新学術領域研究」
2012年7月12日、岡崎市立福岡中学校において「DNAに運命は書き込まれているのか」と題した出張授業を玉田が行いました。対象は、中学二、三年生の生徒たちおよそ300人で、セントラルドグマやヒトの胚発生過程を概説し、次世代シーケンサーなどの最新技術によってどのように生物学研究の現場が変わりつつあるかを紹介すると同時に、ゲノム配列によって生物の設計がどのくらい決められているのかについて、いくつかエピジェネティクス研究を紹介することで一緒に考えました。授業終了後は、10人前後の学生さんから質問があり、中には「遺伝子のある(タンパク質をコードする)配列以外のゲノム配列は何をしているのか。もしかして、その配列によって、どこで遺伝子が出るのか(転写されるのか)決まっているのではないのか」といった鋭い質問もありました。