DNA脱メチル化の機構に関してPNAS論文掲載
2014.09.28/
【横浜市立大】木下班
木下班の研究成果がPNASに掲載されました。
Diana Buzasさんらの解析の結果、Cytosolic Iron-Sulfur Assembly(CIA)に関わることが知られているDRE2がシロイヌナズナのインプリント遺伝子FWAをはじめ複数の遺伝子のDNA脱メチル化に関わることが明らかになりました。DRE2は、ヒトから酵母まで保存されており、これまでにCIA経路に関わることに加えて、アポトーシスの抑制に関わること、また、N末にDNAメチル化酵素に類似のSAMドメインをもち、ストレスに応じて核移行を示すことなど、興味深い振る舞いが注目されていました。今回、シロイヌナズナのメス側生殖細胞にてDNA脱メチル化に必要なことが示されたことをきっかけに今後の展開が期待されると思われます。
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