東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

【お知らせ】「出前講義」、「科学者の卵養成講座」の取り組みが、宮城県発行・人材育成情報誌「O-ga-le!」に掲載(9/12)

2012年9月12日

 研究をやっていると、論文として発表することができます。Journalに論文が初めて掲載されたときのうれしさ、何とも言えないものがあったのを今でも覚えています。教育をやっていると。。。教科書を作ることもできるかもしれません。ただ、どうも包括的にある領域全体をカバーするようなものを作るのは、今となってはかなり難しくなりましたし、印刷までのずれというか、internetの時代でとなり、そうしたことも大きくなったような。そんな教育活動が、一般社会から取り上げて頂けるのは、うれしい限りで、先日は、「東北大学萩友会」のHPに「科学者の卵養成講座」の活動が取り上げられました

 今回は、宮城県が発行している人材育成情報誌「O-ga-le!」に「出前講義」、「科学者の卵養成講座」の取り組みが取り上げられました。この情報誌。もちろん、刷子体であるとともに、HPにも掲載されるものです。その名称の意味は、宮城の方言で、「育つ」というのを「おがる」というようです。渡辺が、学生時代を過ごした農学部の植物育種学研究室の先輩で、山形県出身の方が、「おがる」という言葉を「植える」というようなニュアンスで使っていたような。そんな記憶があります。少なくとも、愛媛・今治では、これに対応する方言があるのかもしれないですが、渡辺は知りません。。。「植える、育つ」というのは、植物育種学研究室を略すときに、「植育(しょくいく)」と書いていました。そう考えるとき、この情報誌「O-ga-le!」というのは、とても身近に感じるタイトルの刷子でした。

DSCN3514.JPG では、どのようなことが掲載されたのか。「出前講義」については、3/18(日)に、愛媛新聞・大型コラム「道標 ふるさと伝言」・「愛媛・今治の理科教育、専科の仕組み 模範に」という記事を書いたことを読んで頂き、理科室、理科専科、理科支援員、等のことを「Career Education Column Vol. 4. 理科室はワンダーランド 自然との共生の豊かさとおもしろさを体感させる理科教育を」という形で取り上げ、直接、渡辺の名前になっていませんが、「東北大学のW教授」という表現で書いて頂きました。うれしい限りです。また、「科学者の卵養成講座」については、その中のTopicsという紙面で、「第一線の研究者が高校生に直接指導 科学者の卵養成講座」という記事で、7/14(土)の開講式の時の様子が。一連のアウトリーチ活動が、こうした形でdistributeするのは、何ともうれしい限りです。ありがとうございました。

 これまで以上にこうした「アウトリーチ活動」に力を入れるとともに、研究面でもきちんとした論文発表をできるように精進したいと思います。ありがとうございました。


 わたなべしるす

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