東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【出前講義】宮城県仙台第一高等学校・生物部・SSH活動他「イネ・アブラナ多様性研究」研究指導(9/1)

2013年9月 2日 (月)

 先週末はずいぶん暑かったのですが、今週の天気を見る限り、30oCを越える日はなさそうです。ようやく、秋らしくなりつつあるのかもしれません。イネの時期から、アブラナの時期に。。涼しいくらいの方が落ち着きます。

 昨日の日曜日は、宮城県仙台第一高等学校・「一高祭」。それに重ねたというよりは、そんな時の方が、ゆっくり議論できるのではと。。。失敗したのは、いつものカメラを持って出なかったこと。。。おかげでイネ、アブラナをずいぶん、生徒さんと小松原先生と観察したのですが、写真が。。。申し訳ありません。ほとんどのイネが出穂し、コシヒカリベースの出穂期が違う品種は、想定通り、出穂期がずれていて。。。あとは、indica、日印交雑なども植えていたのが、出穂していて、芒というか、のげというか、。。それも多様性があって。。。籾の中では胚乳がまだ固まってない状態でした。そうした観察ポイントを伝授して。。。

 アブラナの方は、品種間を区別する遺伝子。。。結構難しいもので。。。。こちらの方は、ずいぶんと頭を抱えました。先生と生徒さんの方でも検討するということで、こちらでも新規な遺伝子がなにかないか。。。。かなり難し宿題になりました。

 で、そのあたりで、labに戻ってと思ったところに、小松原先生が宮城第一高校時代に理数科の生徒さんを指導していて、その方々が卒業して、それぞれの道で。。と、総勢、5名が。。この年代は渡辺が自家不和合性の出前講義を行っており。。。覚えてくれた方もいましたし、なんと、渡辺の基礎ゼミをとってくれていた学生さんともばったり。また、共同研究をしている先生の大学の学生さんも。。。世の中狭すぎです。。。びっくりの連続でした。昔のことから、これからの遺伝学というか、ゲノミクスというか、そんなことを話していたら、あっという間でした。また、ぜひ、こうした交流ができればと思います。ありがとうございました。

IMG_20130901_202117.jpeg
 わたなべしるす
 
 PS. 前日には、うちの研究室の田口さんが、イネの観察にいってくれたそうです。こうしたら、ああしたらと。。とてもniceなsuggestion、ありがとうでした。

ページの一番上へ

【出前講義】仙台市立木町通小学校・理科クラブ「花を解剖して、花の構造を理解しよう!!」(8/30)

2013年8月30日 (金)

 自分が小学生の頃、8/30というのは、夏休みが終わる2日前。夏休みの宿題に追われていたような記憶があります。仙台では、今週から通常授業が始まっていて、なんか、夏休みの最後に、宿題のお手伝いという感じが、頭の中では。。。今回は、理科クラブの時間に「花を解剖して、花の構造を理解しよう!!」という内容。これまで、七北田小学校中学生向けの夏休み大学探検2013でも、実施してきた内容です。

 今回解剖に使うのは、キク、トルコキキョウカーネーションの3種類。この夏の暑い時期というのもあって、種類をそろえるのは、大変だったので、1つの花茎にたくさんの花が付いている、スプレータイプを選択して。。。。色はカラフルなので。。。せめてそれくらい、楽しんでもらえれば。。。本当の開催時期は、11月だったのですが、こちらがdouble bookingしてしまい。。この時期に、予定変更をして頂きました。申し訳ありません。

DSCN7233.JPG で、花の解剖というから、何かすごそうなことをすると思うかもしれないですが、花をがく、花びら、雄しべ、雌しべに分解してみること。自分が小学校の頃であれば、道ばたの花をとっては、花びらをちぎって、歩きながら、点々と花びらが続いていたり。。そんなことをずいぶんしました。時代は流れて、学校の帰りには、寄り道、道草をしないようにと。。もちろん、自分たちのころもそうはいわれていましたが、そんなことは気にせずに、道草でそんなことをしていました。おかげで授業の一環でという訳でなく、日常の世界で、感覚的に花を解剖すること、分解することを覚えたのかもしれません。もちろん、花だけでなくて、虫などいろいろなものを分解したような気がします。。。ここ木町通小学校のクラブ活動の理科クラブは、4, 5, 6年生。まずは、花を解剖して、そのあと、大きくしてみたいヒトには、顕微鏡を用意して、。。花びらを丁寧に分解してみる子供たちもいれば、キクの花を一気にばらばらに。。。という方も。それぞれの個性があって、よいのではと思います。分解して初めて、ものの成り立ちがわかりますし、それが組み立てをしようということにつながる訳です。花では、難しいですが。。。今回は、時間の制限があり、また、台風が近づいている暑い中だったので、大変だったですが、秋が深まり、これから、帰り道、庭などでたくさんの花を見かけると思います。ぜひ、また、花だけでなく、いろいろなものを解剖して、その不思議を発見して下さい。

DSCN7237.JPG 使った顕微鏡の1つは、震災の時に、神戸大学理学部から、分譲されたもの。普段使っているのは、鏡筒が1つなのに、分譲頂いたのは、2つ。大学では普通ですが、小学生にはびっくり。その顕微鏡などを使って、花びら、表皮の観察。最後には、こちらが学内のシダレザクラに付いていた、セミの抜け殻を持ち込んでいたのを、解剖初めて。。。セミという植物とは違うものも観察できたのでは。。。その違いもしっかり覚えておいて下さい。

DSCN7239.JPG 科学クラブの先生方を初めとする関係の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。秋からの出前講義もこれからが本格化。これからも楽しみにしております。

DSCN7240.JPG わたなべしるす

 PS. 学校に行くと、3-6年生で、出前講義をしている関係で、「博士、教授!!!!」という名前で呼ばれることも。覚えてもらえるのはうれしい限りです。ありがとうございます。

 PS.のPS. 講義が終わったあとに、担当された先生方と意見交換会。セミの話が出たところで、先日もテレビでやっていた昆虫食の話し。イナゴの佃煮とか、そのイナゴを捕まえたとか。。。子供たちは、虫が苦手のようでしたが、自分たちの世代は、そうして虫を捕まえて学校に持って行くというのは、普通のことで。。そのうち、テレビでやっていた昆虫食の時代が本当に来るのではと。。楽しい議論でした。ありがとうございました。
DSCN7242.JPG

ページの一番上へ

【出前講義】福島県立福島高等学校・SSH運営指導委員会(8/28)

2013年8月28日 (水)

 先週くらいからでしょうか。少しずつですが、朝夕の気温が下がりつつあります。少し涼しいというか、秋らしさが見えてきたというか。。。とはいっても、日中は、30oC近くまでありますので。。。学生の頃であれば、アブラナに春化処理をしておいて、9月になると外に出したのですが、そのことから比べると、やっぱり、温暖化しているのかもしれません。この時期に植え替えをしたら、アブラナにはかなりの高温でないのかな。。と思うくらいです。

DSCN7194.JPG さて、運営指導委員を引き受けている、5つのSSH実施校の最後となった運営指導委員会が福島県立福島高等学校。新幹線だと20minくらいですので、遠くないところといえると思います。今年度も委員長職を仰せつかり、よりよいものになるように、サポートできればと思います。今年度のトピック的なこととして、韓国・KAISTの高校との交流というのは、グローバル人材といわれる昨今、よい交流であったのではないかと思います。福島復興プロジェクトとして、福島のモモについて小学生に放射線のことを教育するようなことも行われており、生徒の高いactivityを感じることができました。福島第一原発の国会事故調査委員会の方をお呼びして、討論会を計画しているとか。。。被災県として、とても重要なことだと思いますし、どの様にお呼びして、話を聞くことができるのか、とても興味深い計画ではないかと思います。気がついたというか、問題点として、課題研究では、2年生がリーダーシップを発揮して、1年生を指導すると言うことができればということを問題とされていました。確かにこれは、大学の研究室、一般社会でも指導的立場のものがリーダーシップを発揮するというのは、難しいのかもしれないですが、できれば、高校、あるいはその前から、リーダーシップについて考えないといけない時期なのかもしれないと感じました。。。。また、文章を書く力、考える力を高校時代にどの様につけるのか、昨今の小中学生の全国テストでも、考えて、書く力というのは、足りないというのが、ニュースで出ていましたので。。。

 コアSSHの企画としては、様々な企画をされていて、その中でも、有機化学講演会に、ノーベル受賞者の根岸先生も講演会にきて頂けると。。とてもすごい企画が目白押しだなと。。。数学特別講演会では、フィールズ賞を受賞された森重文先生が講演をされるとか、。。このような世界レベルの方をよんでくる企画力の高さに感動でした。また、生徒さんが積極的に海外に行かれて、交流してdiscussionなどもできているのは、すばらしいことだと思います。また、次年度には、英国の高校生を福島に呼んで、交流する企画は8/15に会議で打ち合わせたことですが、楽しみにしています。

 今回の運営指導委員会でお世話になりました、校長先生、県教委の先生方、国分先生、橋爪先生、原先生、遠藤先生をはじめとする多くの方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今年度のさらなる発展を祈念しております。

DSCN7195.JPG わたなべしるす

 PS. 昨日は、科学者の卵養成講座、SSHで指導していて、この3月に大学に進学できず、臥薪嘗胆、1年間がんばっている2名の方が、研究室に来てくれました。現状、これからなど、deepに議論できました。あと、半年、目標に向けて、がんばって下さい。

DSCN7192.JPG PS.のPS. また、会議のあとには、科学者の卵養成講座、SSHで一緒だったり、今は、科学者のひよことして講座運営をしてくれている方々と、食事をしながらの交流でした。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

 PS.のPS.のPS. 1970年代。まさに、自分が子供の頃で、遊んでいた頃。そんな頃の遊びをまとめた新書(子供の遊び黄金時代......光文社新書)を見つけました。世代が離れた学生さんたちもその一部を知ってくれていたりで、結構盛り上がりました。そんな本を出張の合間に見つけたのでした。。。。

ページの一番上へ

【出前講義】ダイコン多様性研究コンソーシアム(コアSSH)・小学生向け科学体験教室(8/18, 火山灰写真追加)

2013年8月18日 (日)

 昨年度は、小学生向けに自由研究のヒントのような教室を高校生が主体で行いました。その評価が高かったことから、今年度も「小学生向け科学体験教室」ということで、石川県立小松高等学校・寺岸先生、宮城県仙台第一高等学校・小松原先生、鹿児島県立錦江湾高等学校・郡山先生、樋ノ口、讃岐先生と3校の高校生がmainで、こちらはサポーター的な形で、出前講義。参加されたのは、市内の小学生と保護者の方、20名弱。去年より少なくなったのは、ちょうどお盆明けすぐという時期も重なったのが、関係したのかと。。

DSCN7165.JPG 小松高校の出し物は、樟脳ボート、ベンハムのコマ。仙台第一高校は、花の解剖、蛍光発色(ホタライト)、酵素花火。錦江湾高校は、人工イクラと物理、化学、生物という多種多様で。夏休みの実験だけでなく、理科が好きになるきっかけになれば。。。。簡単にできる実験からちょっと難しい実験まで。今回はうまくいかなくても、家庭にあるような材料がほとんどです。ぜひ、また、自宅に戻って、トライしてみてください。実験はいつも成功する訳ではなくて、たくさんの失敗をするからこそ、そこから学ぶことがあり、上手になるものですから。。。

DSCN7167.JPG
DSCN7168.JPG
DSCN7169.JPG 渡辺はこうした企画をサポートしながら、必要に応じて、コメントしたり、こんなことですよと。最後に話す機会を頂き、これからの科学にとって、小さな時代にどれだけ自然を観察するかという観察力がより大事になると。機械はどんどん進化しますが、違いを見つけ出すのは、やっぱり、人間の目だともいますので。学校の行き帰り、外で遊んでいる時、植物など、たくさんのものを観察してみてくださいと。。。。

DSCN7177.JPG 今回の企画と実施頂きました、関係の高校の先生方、何より生徒さんたちにお礼申し上げます。


 わたなべしるす

 PS. 子供たちより、先生方に人気がある企画も。。。それだけサイエンスレベルが高いのではないかと思います。さらに精進してもらえればと思います。

DSCN7170.JPG PS.のPS. 想定以上に夜温が下がらず、30oC近い夜温には、毎晩困りました。。。人間がdownするだけでなく、コメの品質低下を気にしていたら、最後の最後に「最高級の火山灰の襲撃」にあいました。。。桜島からの。。。3日間の鹿児島だったのですが、やられるとは。。。。。

DSCN7180.JPG
 PS.のPS.のPS. この火山灰は地元の方にも滅多にないことだそうです。。。2hrほどで、道路は真っ白というか、灰色でした。。。この鹿児島に住んでおられる方々に敬意を表したいと思うほど、すごかったです。

DSCN7181.JPG
DSCN7182.JPG
DSCN7183.JPG

ページの一番上へ

【出前講義】鹿児島県立錦江湾高校・コアSSH「課題研究支援ネットワークと教育資源活用プログラムによる中核拠点形成」・研究発表会コメンテーター(8/17-18)

2013年8月18日 (日)

 一昨日の運営指導委員会に続いて、2日間は今年度の研究発表会。昨日も書いたとおり、「ダイコン」が出発点だったですが、それ以外の分野への展開もすすめる2年目。そんなこともあり、全体の1/3の課題は、ダイコン以外の研究で、動物、食物、火山灰、火山雷、津波など、去年とはまた趣も異なり、相互に連携もできるのではと。。

 研究計画発表を聞いていて、気になっていたことは質問しましたが、いくつか記しておきます。新しい実験をしているチームもあれば、先輩の実験・研究を引き継いでいたり。。。その時に、せっかく興味深いことを先輩が発見しているのに、それを継続して、追求しないのは、少し残念なのでは。。。もちろん、引き継ぎをする方々の興味もあると思いますが。。。また、植物、作物であれば、それが生育している環境などをしっかり考えて、やっている実験が自然環境からの何を見ているのかということ、つまり、自然界でそうしたことが起きないことを実験するとしたら、実験のための実験にならないかと。。また、実験をするためには、様々な準備が必要です。ダイコンを使うとしたら、まず、種子が必要です。市販の品種であれば、購入すればよい訳ですが、例えば、ハマダイコンのような自分で種子を増殖しないといけないものは、その労力も実験のうち。そこを計算に入れないと、実験系は機能しなくなります。時間の制限もあるかもしれないですが、グラフだけでなく、可能な限り、実際の現物の写真があること、その写真に物差しがあれば、大きさも想像できます。

DSCN7163.JPG 遺伝学の実験もいくつかありましたが、考えなければならない要因はできるだけ少ない方が、結果を考えやすい、つまり、なるべく単純系にするということではないかと思います。そんなこともあり、特定の染色体の領域のみ置換したような系統もあります。もちろん、イネとか、シロイヌナズナとかのようなモデル植物の場合ですが。。。そうしたものを使うのは難しくても、できるだけ、比較するものの遺伝的背景をそろえるというのは、実験を組み立てる上で、考えないといけないと思います。大変かもしれないですが、ぜひ、トライしてみてください。もちろん、遺伝学だけでなくても、実験は単純系の方が比較しやすいです。統計を駆使して、複雑系を扱う方法もありますが、主成分分析のような多変量解析として。。。ただ、高校生が扱うのは、大変さがかなりあると思いますので。。。いずれ、次回の発表会で、おもしろいdataが出るのを楽しみにしておりますので。

 いつも議論となるのは、繰り返し実験と統計処理。育種、遺伝学というところでは、分離比などを検定するのは、当たり前のようにたたき込まれているのですが、高校生レベルでは、受験に出題が少ないということから、統計は余り、数学で扱わなかったような。。。ただ、課題研究では、測定値の間の有意な差があるかないかは、重要な問題。ただ、それをどうやってこのコアSSHで指導するのかということで、今回は、運営指導委員もされている、鹿児島大の秦先生が「科学データの統計的取り扱い--入門編--」ということで、正規分布、分散、推定、検定、相関などについて、いろいろな例を出して、課題研究をやる高校生、指導される高校の先生方には、参考になったのではないかと思います。というか、こちらもたくさんのヒントを頂きました。ありがとうございました。

DSCN7164.JPG 各校の交流をするために、3min speechと質疑。3minで自分の学校、県のことを宣伝できるくらいのしゃべることはSSHをやっているからには、ぜひ、身につけてほしいことだと思います。プレゼンをする上でも、しゃべることは、大事ですから。交流会の最後をしめてくれたのは、運営指導委員会の委員長をされている鹿児島大の内海先生から進路というか、人生というか、そんなことについて。自分の癖を知る、目の前のことを努力する、自分で決めて自分で覚悟を決めて実行する、ヒトとの出会いを大切にするなど、たくさんありましたが、他の運営指導委員の先生方もほとんど共通していて。。。人生とは、そんなものなのかもしれないなと。。。また、1日目の会議終了後には、各校の先生方とSSH、課題研究などを含めて、deepな議論を含めて、今後の方向性、出前講義の依頼などもいただきました。ありがとうございました。

 2日目の講演会は、防災について。これもこちらに来てから毎日のように降ってくる桜島からの火山灰に苦労されている都市ならではという感じを受けました。実際には、鹿児島大の柿沼先生から「津波の数値シミュレーション」という演題で。もちろん、2011.03.11の東日本大震災のことは、忘れることはできません。実際に東日本大震災の時には、現地調査にも入られた方と。。。講演では、津波、山崩れ、土石流、火砕流等の実際のモデル実験とそのシミュレーションの比較。あのときのことを思い出すとともに、その物理的な基礎、こうしたシミュレーションを他にも応用できないかなと。。。。最後の締めとしてよい刺激を頂きました。ありがとうございました。

DSCN7133.JPG 最後になりますが、今回の会議をorganize頂きました、鹿児島県立錦江湾高校・郡山先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 生徒交流会の中で、なぜ、SSHをがんばることができるのかということについて、「高校がSSH予算で潤うから。。お金が来るから。。。」というのが、。。。高校の時から、こうした意識を持っているというのは、感動でした。自分たちももっとたくさんの論文を書いて、科研費をがんばらないといけないと。。。。自分もまだまだなと。。反省しきりでした。。。とてもすごい刺激になりました。ありがとうございました。

DSCN7160.JPG

ページの一番上へ

diary Top« 45 | 46 | 47 | 48 | 49 | 50 | 51 | 52 | 53 | 54 | 55

ARCHIVE