東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

足早に過ぎる秋

2013年11月27日 (水)

技術補佐員の伊藤です。


一気に過ぎ去る仙台の秋。

綺麗に紅葉した銀杏の木を撮影しようと思っていたら、

昨日の風で綺麗なじゅうたんに早変わりしていました。


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秋が過ぎ去らぬうちに(もう過ぎ去ったのかな?)

秋らしい話題をいくつか。


芸術の秋

先日、子供たちの通う小学校で学芸会が開かれました。

元気いっぱい、可愛い1年生の劇を楽しみ、

6年生の合奏・合唱に成長を感じ、涙してきました。

朝早くから練習して、放課後に大道具の準備をして。

みんなの頑張りで素敵なひとときを過ごす事が出来ました。


運動の秋

明日は小学校の持久走大会。

低、中,高学年に分かれて学校周辺を走ります。

今年初参加の娘は、「道を間違えないか不安。」と。

先頭を走るわけではないから、、、いらぬ心配です。

母は、、、警備要員として道路に立って見守ります。

子供たちが1、3、6年生に在籍するため、朝から

立ちっぱなしです。

子供たちの為にも、母の為にも、暖かい一日である事を願っています。


食欲の秋

娘がサツマイモを収穫してきました。

サツマイモはすぐに食べるより、少し乾燥させた方が

甘みが増すというので、ベランダに並べてみました。

天ぷらにするか?大学芋にするか?

あ~、楽しみ。


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ここまで書いて、全て子供の話題である事に気づく!

季節感を与えてくれている子供たちに感謝しつつ、

冬支度に入る母です。



いとう

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冬将軍、ダイジェスト、ストーブ(11/26)

2013年11月26日 (火)

 今朝は風が強くて、ずいぶんと落ち葉があったが、日中は日差しは暖かく感じた。そんなで、早めのlab.の大掃除であったが、細かなことは、学生さんが書いてくれるであろうから、そちらに譲る。そんな暖かさも今日限り。どうやら、明日あたりから、朝の寒さが本格的になりそうである。最低気温は、1oC付近というのが、数日。日中の気温が、10oC近くあるので、それほどでもないのかもしれないが、さすがに「冬将軍」到来という感じがする。ただ、一方でよいのは、晴れ間が続くこと。自転車で移動でき、体調管理にもよい。将軍と言えば、先日のゆるキャラグランプリ2013で1位を獲得できず、頭を下げて、断髪をするとか。ゆるキャラでもこんなご時世。。。冬将軍に負けないように、1位を目指さないと。。。

DSCN0453.JPG そんなで12月になると、今年1年を振り返る番組がダイジェスト版というのでしょうか。何があったのか。ぱっと思い出せない。番組を見れば、そうそう、そんなこともあったと思うことがたくさんあるような気がする。研究室のこの1年の反省は、また、いずれこのHPから。。。ダイジェストを日本語的に言えば「消化」でよいのだろうか。DNAを切る制限酵素を使う時、DNA digestionという言葉を使っていた。消化ではなかったような。いずれ、季節の変わり目、消化のよいものを食べるなり、気をつけないと。新型のノロウィルスという話しも。ダイジェストというと、昨日だったか、Nature Digestが手元に。最近こんなことがあったなと思ったり、なるほどと思ったり。。。そんな中に「特許」のはなしが。。。大学関係の方は、netで見ることができるかもしれない。そうでない方には、本屋で見ることも。もちろん、図書館とか。いずれ、簡単な問題ではなさそうであるし、十分に考えないといけない。

 日中の気温が下がったおかげで、足下には暖がほしくなる。一方でこのシーズンを野球なら、「ストーブリーグ」だったような。野球の試合はないが、だれがどこに移籍したとか、FAしたとか。ひいきのチームが最近、どうもいまいちなので、。。気合いが入ってないような。。。ただ、新聞に踊る「年俸◎△円」とか、「ドラフト□位、入団」とか。それなりに気になる。年俸というのは、そうした職が対象というか、大学ではなじみがなかったが、ずいぶん前になる、年俸制というのがしかれた。それを拡大とか。。。そんなニュースを見かけた。そうすると、サッカーのように「移籍金」とか、野球のFAのようなことが、大学でも起きるのだろうか。また、ドラフトのように「第1回選択希望選手、大洋、△、。。。」というようなことは起きないと思うが。。。ただ、起きないと思うことが起きるのが、最近の世の中。。。何が起きても対応できるようにしないと。。。どんなすごい冬将軍がきても、春に咲く花の準備をしておかないと。。。。

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 わたなべしるす

 PS. ふとしたmailで、先日出前講義を受講した子供さん宛のmailのお礼を。その中に、「手紙を机の前に飾っていると。。。」ありがたいことです。テレビに出るわけでも、有名なわけでもないのですが。。。そんなことが理科、科学のきっかけ、何かをやろうとするきっかけになれば。。。と思ったのでした。ありがとうございました。

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10年、ネットワーク、移動(11/25)

2013年11月25日 (月)

 来週からは師走。あっという間に2013年も終わる。ということは、来年からが2014年。渡辺がここに着任したのが、2005年4月となるので、来年の4月からが10年目となる。10年何とかという。ずいぶんと時間があったような、あっという間だったような。この10年間、最初に想定したように、物事が進んだのか。そうでないのか。。。結構判断は難しい。途中に2011年3月11日の東日本大震災があった。真ん中というわけではないが、物事が順調に進み始めた頃だったような。。。という言い訳はおいておいて。。。いずれ10年前と今とでは、世の中もずいぶん変わった。遺伝学の環境というか「次世代高速シークエンサー」がかなりの速度で進化し、手頃な値段で使えるようになってきた。そのぶん、どんなことをやるのかを明確に考えないと、何をしているのかといわれそうになってくる。材料をどれだけいかせるかという知恵を絞って、やらないと。。もちろん、10年後を見すえてであろう。そういえば、この前、文科省のHPに「革新的イノベーション創出プログラム」の採択結果が。。。同じ土俵ではないが、彼らとはちがったイノベーションを植物科学、遺伝学というところで起こせるように。。

DSCN0604.JPG 新しいことをやるためには、やっぱりネットワーク形成であろう。これまでどれだけたくさんの方々と共同研究をしてきたのか。。。もちろん、まだ、けりが付いてない論文などもあり、あちこちにご迷惑をかけているのも事実であるので、それは何とかしないといけない。ただ、一方で、植物科学、遺伝学をやるにも、それ以外のこれとの融合はあり得ないと思えるようなものとの融合を考えないと。。。それが先の10年先を見すえることの目利きになるのであろう。もちろん、自家不和合性の自己シグナルの雌ずい内でのネットワークの理解と言うことについては、当然、front runnerとして、解決しないと。。鉄路も言うなれば、ネットワークである。震災の時に、鉄路を復活させ、物資を大量に運ぶことをしたのは、何かで目にした。ただ、昔から比べると、一度で運べるという側面はよいが、多方面への対応という点で、道路に及ばないのだろうか。。。ずいぶんと貨物列車の長さが短くなってきた。。。なんとかこの鉄路ネットワークを活用できないのだろうか。。。

 子供の頃、近所の川にはザリガニがいなかった。理由はよくわからない。ただ、隣の小学校の校区の川、池にいくとたくさんザリガニがいた。最初はバケツにとってきて、その中で飼っていたが、あまり長生きせず、週末ごとに取りに行った。ただ、その当時、環境と言うことを考えていたとは思えないが、ちがう川から、生物を移動することでどんなことが起きるのか、それを配慮したわけではないが、生きているザリガニを放置することはなかった。今では、その川も、ザリガニを捕りに行った川も、川底までコンクリートで覆われ、彼らのすみかではないので、すっかりどこかへ行ってしまったのかもしれない。それから、小学校1年の時の科学と学習のどちらかだった。アリを捕まえて、アリの巣を見えるように作る、そんなキットが付いてきた。が、うまくありを導入できず、失敗した。そんな風に移動することは容易かもしれないが、移動した時、何が起きるのか、それはそれで大きな環境問題であるというのは様々なところで見かける。ただ、そうした悪いことだけではなく、何かを「移動」することで、それまでいた環境では発揮されなかったものが、うまく機能するようになり、新しいネットワークができて、よりよい環境ができることもある。もちろん、移動してすぐにというわけではない。何年もかかるであろう。自分がこちらに来てから10年近く。その環境にどんな影響を与えているのか、そうしたことも考えないといけない。とおもったりもした。

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 わたなべしるす

 PS. 学部の4年の頃、モノクローナル抗体を作るというので、理学部生物の竹内先生のところで、マウスを飼っていた。自分が使っているマウスは白い毛に赤い目をしていた。竹内先生の部屋では、それ以外にもたくさんのマウスがいた。それ以降、マウスのことを気にかけることがあまりなかったが、渡辺が参画している新学術領域研究「ゲノム遺伝子相関」の研究評価者をやって頂いていた森脇先生はそのマウスの遺伝学の大家であった。発足のシンポジウムの時に、もう少し若ければ、こんな楽しいことができたのではと、目を輝かせてお話し頂いたのを、今でも忘れられない。11/23(土)に亡くなられたと。。。心からご冥福をお祈りします。もっとたくさんの複雑な遺伝のことを教えて頂きたかったです。ありがとうございました。

 PS.のPS. ものを作ることのすごさというか、工夫を教えてくれた教育番組「できるかな」。それに出ていたゴン太くんをやっておられた方もお亡くなりになられたと。。。あの不思議な動きとできあがる過程を見て、いつも「へーーー」と思ったものでした。ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

 PS.のPS.のPS. 先日の記事の最後に修論、博論の題目〆切が今週と。。。encourageしたというか、なんというか。。。早速、今日、1名。〆切に余裕を持ってと言うのがとてもniceです。他のみんなも、がんばれ!!!!!!!

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【出前講義】兵庫県立豊岡高等学校・SSH特別講義「アブラナ科植物のいろいろ---形態的多様性、自家不和合性、品種改良---」(11/23)

2013年11月23日 (土)

 一昨日が盛岡三で、SSH・課題研究の講義。11/22にほぼ7hrという移動時間で、兵庫県立豊岡高等学校でのSSHの講義。ちょうど1年前のこの日も、豊岡高校のSSHの講義でした。四国・今治の出身なので、稲刈りあとの田んぼの風景は、落ち着くものがあります。前回は、福知山線経由でしたが、今回は山陰線経由。京都が起点になる関係でしょうか。行き止まりになった駅の構造。。。助手をしていた頃に、鳥取大で学会があり、その時に使ったことがありましたが、。。。。全線ではないと思いますが(たしか、城崎温泉当たりまで。)、電化され。。。時代の流れを感じました。ただ、電車を高速化というので、振り子式電車と思うのですが。。。電車の中での書き物は少しきついものがありました。。。。(それだけ、今の新幹線がよくできているということも改めて、実感。。。)

DSCN0609.JPG 講義では、先月、天王寺高校で行った「アブラナ科植物の多様性」の講義。天王寺高校では、1hrという時間制限だったので、かなり早足でしたが、今回は十分な時間を頂きましたので、アブラナ科の植物の前に、「進化」、「農耕・栽培化」ということについて、ナス科のトマトなどを例にして。。。どちらも選抜圧をかけて、その中から選ばれしものを残すという点では、同じなのですが。。。栽培化によって選抜圧がかかるというイメージがなかったようです。講義では使うのを忘れたのですが、栽培化というのは、domesticationといって、今はやりの分野であると。。。

DSCN0620.JPG そんな前置きのあと、Brassica oleraceaの多様性から。植物学の基本である、形態を復習して。。。では、この種のキャベツとブロッコリーは交雑して、雑種を作ることが可能。ということで、4名の方々に、その絵を描いてもらい。。。さすが、SSHの科学力。しっかりと、植物の基本をとらえて書いていたのは、さすがと。。

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DSCN0659.JPG では、ダイコンの食する部分は。。。「根」、「茎」???さすがに、これは余り考えてなかったようで、昨日、豊岡駅に着いた時に、スーパーでダイコンを見つけて、実物を見るのがよいだろうと、。。用意した甲斐がありました。なにを言っても実物に勝るものはないでしょうから。。

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DSCN0637.JPG このあとは、自家不和合性の話しと品種改良の実際の話。品種改良は、前半の栽培化のところで、現在の話しではなく、昔の栽培化のところで話をしたので、比較的簡単に。。。また、自家不和合性については、2年生は去年聞いていますし、1年生は来年講義をするということで、動画を見たり、簡単に。。ここでも少し脱線して、栽培化で欠かせないのは、「自家不和合性を失うこと」と「脱粒性を失うこと」が鍵であったろうと。。。

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DSCN0658.JPG 普段何気に食べているアブラナ科の野菜が、ずいぶんと身近になったのではないかと思います。かえって、野菜を食す時、ちょっと、考えてもらえればと。。。最後は、最近はやりの全体集合写真で世界へ情報発信。質問がなかったようですが、できなかった人は、レポートなり、mailでもらえればと。。。。

P1010703-1.jpg 最後になりましたが、お世話になりました三木先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。また、こうした交流ができ、よりよい方向にSSH活動が進めばと思います。また、来年の講義でうかがえるのを楽しみにしております。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 行きの新幹線の中で、先日の宇都宮女子のキャリア教育の講義のレポートの返事を書いて。。。なるべく荷物を減らしたいこともあって、途中でどこかポストがないかと。検索をしたら、京都駅のホームにあるとか。。。京都駅はずいぶん使ったことがあるのですが、こんなところにもあるとは。。。昔は、郵便は鉄路で運ばれていたので、その名残なのか、それとも、利便性を考えてなのか。。。いずれ、荷物が軽くなっての旅というのはよいものです。次の出張時にも、また、検索をして。。。と思ったのでした。

DSCN0605.JPG PS.のPS. 豊岡は「カバンの町」とか。改札をくぐる前に、多様なカバンを見ましたが、驚いたのは。。。ホームに「カバンの自動販売機」が。。。その地方地方で、いろいろあるのだなと。。。

DSCN0663.JPG PS.のPS.のPS. 帰りの山陰線は遅れが。。。四国・予讃線でもそうですが、単線というのは、。。。何とか間に合ったのですが。。。

 PS.のPS.のPS.のPS. そういえば、今日は「勤労感謝の日」で、旗日。今年の勤労と農作物の豊作に感謝したいと思います。ありがとうございました。

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避難訓練

2013年11月22日 (金)

本日、生命科学研究科の避難訓練がありました。

午後1時半すぎにサイレンが鳴って、ヘルメットを着用!

決められた手順で安全を確認し、経路に従い迅速に避難していきます。

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避難場所には一面の白ヘル軍団。非常にレアな光景です。

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集合後、演習用消火器で消火訓練を行いました。

私も挑戦しましたが、無事消火完了。一連の手順を体験できました。

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その後、消火栓の使用法、消火とびらの説明、本館2階に設置の避難はしごの使用法を実践を交えて説明頂きました。

最近の消火栓は、最悪ひとりでも操作可能なのだそう。

手元で水の出方も変わるそうで。すごいです。

避難はしごはぐらぐらしそうで。。。ちょっとエキサイティング。

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本館3階の避難用緩降機の使用では、M1辺本さんも挑戦しました。

緩降機は壁に足をついて壁を蹴りながら、滑車の力でロープがゆっくり落ちていく装置ですが。。。

詳しくは、オリローHPで。はしごより、こっちの方がよりエキサイティングでした。

3階の窓からロープにつかまって消えていく辺本さん。。。

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この後、なかなかロープがスムーズに落ちていかず。。。

あの娘は大丈夫か?とか、異音と、悲鳴が聞こえるとか。。。

諸説ありましたが、担当の方のサポートもあって、無事に降りて帰って来ました。良かったわ。

なんでも、体重の影響でなかなかロープが落ちず、一回ロープを放しちゃったら、一瞬宙づりになってしまい、体が半回転して後ろ頭が壁側になってしまい、壁に頭がガリガリってなった。

そうです。

ヘルメットしてて良かったねー、という話をしました。

その後、色々な人に心配されて声をかけられていました。

 

研究科長からの挨拶で、

3.11から2年8ヶ月になる。実際に体験したメンバーも多く、災害への意識が高いと思うが、実際、災害が起こった際は何が起こるか分からない。自分の命を守り、周りへも心配れるよう、意識を高めて備えてほしい。というお話がありました。

今回、実際に体験しつつシュミレーションが出来、非常に有意義でした。

天災など多かった今年ですが、いつでも心に備えを持っていたいですね。

 

増子

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