文部科学省科学研究費補助金「新学術領域研究」
今回の成果は、ことしの2月にも発表した宮崎大・稲葉チームとの共同研究を発展させたものです。研究材料はモデル生物でない「ザゼンソウ」という花器官が発熱するという特徴を持っています。前回の発表の中から、遺伝子発現パターンが、発熱部位である花器官に特化していると言うことから、ターゲットにしました。こうした解析をベースに、「寒冷地適応」、「生殖」、「細胞質・核ゲノムクロストーク」という相関が解明できればと思っております。
Isolation and Gene Expression Analysis of a Papain-Type Cysteine Protease in Thermogenic Skunk Cabbage (Symplocarpus renifolius)
Ito-Inaba, Y., Masuko, Watanabe, M., and Inaba, T.
Biosci. Biotechnol. Biochem., 76: 1990-1992. (2012)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/bbb/76/10/76_120434/_article/-char/ja/
論文は、free pdfになっております。
わたなべしるす
PS. 渡辺の研究室HPに関連記事があります。あわせてご覧ください。