文部科学省科学研究費補助金「新学術領域研究」
2013年9月19日から21日に慶應義塾大学日吉キャンパスでおこなれる日本遺伝学会第85回大会にて、新学術領域「ゲノム遺伝子相関」共催 シンポジウム "ミクロ進化とマクロ進化のギャップをどう埋めるのか" が開催されます。
7月25日-26日の二日間にわたり、第21回高校生のための夏休み特別講習会が東京工業大学すずかけ台キャンパスで行われました。本講習会は、生命科学の実験を通じて、この分野の研究の面白さを発見してもらうことを目的として行いました。本年度は、田中班員が「卵の中をのぞいてみよう!ーいのちがうまれるきせき」といったテーマで講師をつとめ、全国から集まった40名以上の高校生と発生学実験を行いました。
5 月 18-19 日に東京工業大学すずかけ台キャンパスにて行われたオープンキャンパス•すずかけ祭において、「卵の中を覗いてみよう」というタイトルで、一般向けの研究室展示企画を行いました。
わたしたちの手足は、古代魚の胸鰭と腹鰭(対鰭)から進化したものです。対鰭の獲得は脊椎動物の行動を多様にし、さらに四肢へと進化させることで、脊椎動物の陸上での歩行を可能にしました。本総説では、ナメクジウオのような形をしていたわたしたちの祖先が対鰭を獲得し、さらに対鰭を四肢へと進化させるまでにおこった発生プログラムの変遷について紹介しています。
2012年11月14日から18日に名古屋大学で行われた 7th International Chick Meeting :Avian Model Systems の Special Issue が Development, Growth & Differentiation で出版されることに伴い、シンポジウムのオーガナイザーの一人である田中の総説がオンライン掲載されました。肢芽が形成される領域や肢芽の誘導とその発生プロセスの進化について紹介しています。
Mikiko Tanaka
Molecular and
Evolutionary Basis of Limb Field Specification and Limb Initiation
Development, Growth
& Differentiation 誌
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/dgd.12017/full
Article first
published on line: 6 DEC 2012
DOI:
10.1111/dgd.12017