東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【出前講義】岩沼市・岩沼市教育委員会・理科大好きフェスティバル記念講演「博士になろう!研究をしてみよう」(10/20)

2012年10月20日 (土)

 昨日は、宇都宮の栃木県立宇都宮女子高等学校での講義。今日は仙台市から南にある岩沼市。岩沼市では、2年前に岩沼西小学校で出前講義を。その時の校長先生から、今回の「岩沼市・岩沼市教育委員会・理科大好きフェスティバル」での記念講演をお願いされ。。。前回の講義のことを覚えて頂き、声をかけて頂いたのはうれしい限りです。開催は、岩沼市立岩沼南小学校

 岩沼市・岩沼市教育委員会・理科大好きフェスティバルでは、第7回・只野文哉記念科学技術作品展の表彰式に続いての講演となりました。只野文哉先生は、国産初の電子顕微鏡を作られた方。その方の名前を冠した作品展の表彰式というのは、科学・理科大好きな子供たちには何ともいえない、賞なのではないでしょうか。

DSCN4036.JPG この表彰式に続き、渡辺の講演となり、子供たちを始め、保護者の方、学校関係の方々など、聞かれている方はいろいろでしたが、可能な限り、子供たちへのメッセージという形で、「博士になろう!研究をしてみよう」という演題での、キャリア教育の講義を。自分の子供時代から今に至る過程を。小学校の卒業文集に、「科学者になりたい」と書いた理由は、子供の頃に見ていたアニメなどに出てくる博士、教授。そしてその科学力と。そんな子供時代から、中学、高校、大学と。それぞれの時代でこうしたことを大切にしてほしいというメッセージを入れながら。1hrという時間があっという間でした。1枚でも自分の刺激になるスライドがあればと思いました。また、質問の時間も十分でなかったかもしれません。ぜひ、mailなどで質問をお待ちしております。

DSCN4041.JPG 最後になりますが、今回の後年会の機会を頂きました、岩沼市教育委員会・山川先生を初めとする関係の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。これを機会に、また、岩沼市の小学校でも出前講義ができればと思います。これからもよろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 講義が終わったあとに、宮城県発行・人材育成情報誌「O-ga-le!」に掲載されていた、「あすを拓く--inovation--渡辺正夫氏 東北大学 大学院生命科学研究科 教授」の記事を持って来られた方が。サインを求められ。。記事を読んで頂いたこと、何ともうれしい限りでした。ありがとうございました。



ページの一番上へ

【出前講義】栃木県立宇都宮女子高等学校・SSH特別講義「植物の花からたねができるまでに見られる不思議」(10/19)

2012年10月19日 (金)

 完全に科研費の書類から解放されていませんが、何とか少し到着点が見えてきたこともあって、今日の出前講義は少し落ち着いての講義となりました。栃木県立宇都宮女子高等学校への出前講義は、今年で5年目。初めての時は、SSHに採択が決まった年の講義でした。こちらも全国的に出前講義で歩き始めた頃で。1年生全体ということもあって、ずいぶん緊張して話したような。。。

DSCN4013.JPG 今年の講義も昨年に引き続き、「自家不和合性」というサイエンスの話と「キャリア教育」というこれからの文理選択、進路決定にということで、文理を問わず、1枚のスライドは何か自分に合うものがあったのでは。前半の自家不和合性では、いつものことながら、普段食べている農作物、野菜、果物の花の写真が何の作物か。最初は1名しか手が上がらず。。。でも、いつものように出し物(今回は、花の苗でした)があるとわかると、勢い、すごいたくさんの生徒さんから挙手が。感動でした。目の前に目標があると、猛烈ダッシュ。よいことだと思います。野性味を感じた瞬間でしたし、周りの先生方の感動ぶりもなんともいえず。。そのあと、花粉管伸長、自家不和合性、受精などの動画を見てもらいながら、生殖の不思議に感動してもらえたのではと思います。ぜひ、これを機に、学校の中にある花に興味を持ってもらえれば。

DSCN4020.JPG 後半は、渡辺のこれまでの歩みとこれからの目標というか、。。小学校の頃に覚えた「あやとり」。今でも、こうした場面でやる訳ですが。ひとりあやとり。今日の講義でもできる人がいました。芸は身を助けるといいますが、そんな感じではないかと思います。また、繰り返しやったことは忘れないと。ぜひ、そうしたことを普段の学習、部活動などにも活かしてもらえればと思います。自分が高校時代に何を考えて、大学進学をしたかなど、これからの進路決定などには参考になったのではと思います。最後は、恒例となった、全体での集合写真。今日もありがとうございました。

DSCN4025.JPG 最後になりますが、校長先生、SSH担当の吉永先生、1年生の先生方にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。2期目のSSHに向けて、可能な限りのサポートをしたいと思いますので。これからもよろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. これまでいろいろなところで講義をして、講義資料とレポート用紙をあらかじめ、送付しておくのですが、講義資料だけ送って、レポート用紙を送ってなかったということが講義のあとに判明。。。。今日が金曜日。講義を聴いたあとにレポートをまとめるのにはよい機会なのに。。。書くのが月曜日以降になるのは。。。大きなこちらのミスでした。申し訳ありませんでした。言い訳をすると何とかですが、科研費の申請と、出前講義が重なったということにはしたくないのですが。。。改めて、気合いを入れ直す出来事でした。

 PS.のPS. 昨年の記事にも書きましたが、OGに「なでしこジャパン」のFW・安藤梢選手が。正門、玄関にいろいろとあり、校長室では、サインを見つけました。卒業生にこうしたすばらしい方がいることは、それぞれの活躍の場での目標になるのではと。こちらも気持ちが引き締まりました。ありがとうございました。

DSCN4027.JPG




ページの一番上へ

【出前講義】仙台市立七北田小学校 NSP 4年生「ヘチマとそのなかまたち--実は、たくさんの仲間がいます--」(10/16)

2012年10月16日 (火)

 秋のNSPシリーズ(仙台市立七北田小学校・出前講義;Nanakita Science Project)は、9/20に5年生10/4に3年生。そして、今日が4年生と。ヘチマの話をするのは、今年は、9/27の今治市立富田小学校10/12の仙台市立木町通小学校に続いて、3回目。1ヵ月に満たない間に、この講義を3回もというのは、。。

DSCN3969.JPG この時期になると、ヘチマもずいぶんと大きくなっていて、食べるには既に時遅し。ただ、まだ、乾燥するには早く、。。学校で栽培されているヘチマとキュウリも比較してもらいながら。ヘチマを切ってたのを観察して、「キュウリ」のにおいがすると。次に、「キュウリ」を切って。同じように触ったり、においをかいだり。ぬるぬるしているのが気になったようですが、肌にもよいということを説明したら、納得のようでした。

DSCN3977.JPG あとは、ヘチマ、つまり、ウリ科の他の作物の雌花、果実、種子などの写真を見てもらう。ヘチマ以外には、スイカ、キュウリ、メロン、カボチャ、ゴーヤ。簡単に見分けができる果実から、種子、子葉のように区別が難しいものまで。とても積極的に答えてくれました。途中で、キュウリとメロンが似ていることから、それぞれの学名、Cucumis sativusとCucumis meloというのを説明したら、なるほどと。答えるだけでなく、質問もとても積極的で。「なぜ、黄色い花なのか。」、「おいしいスイカの見分け方は。」、「メロンは種のところを食べないのに、スイカはなぜ食べるのか」、等、たくさんの質問をもらいました。最後は、恒例の各教室訪問。時間の関係で十分な質問の時間がありませんでした。質問カードに書いておくってください。

DSCN4007.JPG 最後になりましたが、校長先生、教頭先生、理科の椎名先生、4年生の先生方、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。終わった後の反省会が大事なのですが、科研費の申請の書類が終わらず。。。急ぎ戻ってしまい失礼しました。次の11月の科学クラブの時には、時間ができるのではと思っています。


 わたなべしるす


 PS. 学校に着いたら、この前講義をした5年生から質問。「どうやって標本を作るのか。。」と。何のと聞いたら、いろいろ。昆虫、動物のようでした。時間の関係であまり説明ができませんでした。また、mailなどで連絡をもらえれば。もちろん、手紙でも。お待ちしております。というか、すごい質問でした。



ページの一番上へ

【出前講義】秋田県立秋田高等学校生との「科学者の卵養成講座」特別討論-2(10/10)

2012年10月14日 (日)

 去年も「科学者の卵養成講座」特別討論を9/13, 10/29に行いましたが、今年はなかなか時間がとれず、10/10が最初でした。

 秋田県立秋田高等学校の「科学者の卵養成講座」受講生とその友達も含めて、5人とサイエンス、研究、大学、進路など多岐に亘る議論をしたいというリクエストを頂き、あっという間の4hrでしたが、「科学者の卵養成講座」特別討論というか、番外編を行いました。

 受験生である3年生だったこともあり、もちろん、受験の話からその先の大学、大学院、研究者など多岐にわたるテーマについて、今話題になっていることなどを含めて、deepに議論できました。いろいろなことに興味を示し、それぞれの話を連動して議論できる力に感動しました。それに加えて、何より、集まってくれた生徒さんたちの興味が植物、食糧、医学、文系など多様性があったことが盛り上がった要因なのかもしれません。こちらにもよい刺激でした。ありがとうございました。ぜひ、目標を達成できるようにがんばってください。

DSCN2195.JPG
また、こうした機会を作れるように。。。


 わたなべしるす

 PS. 様々なことが重なり、掲載が遅くなりました。お許しください。。。。

ページの一番上へ

【出前講義】仙台市立木町通小学校・4年生特別講義「ヘチマとそのなかまたち--実は、たくさんの仲間がいます--」(10/12, 18追記)

2012年10月12日 (金)

 このところ、本当に朝晩涼しくなりました。朝は車のガラスに水滴が。やっぱり秋なんだなと。そんな風に思えるくらい。というか、10月も半ばです。ぼちぼち、涼しくなってくれないと。ただ、日中は結構日差しがあり、外はすごしやすいですが、部屋の中は西日が当たる毎日で。。。

 さて、昨日は、秋田県立秋田南高等学校での講義でした。今日は一転、市内の小学校。仙台市立木町通小学校の4年生。先週の月曜日に、3年生に「ひまわりのお花の秘密--たねはいくつあるのかな???--」ということで講義をしましたが、今日は、4年生。この講義は、今年になって2回目。前回は、今治市立富田小学校でした。

DSCN3919.JPG
DSCN3943.JPG 4年生の講義は、「ウリ科」のいろいろな作物の発芽から結実までの写真を見てもらい、ヘチマ以外のたとえば、キュウリ、スイカ、メロンなどと、どこが同じで、どこが違うのか。同じ科であれば、違うところも同じところも。そんな観点での講義。説明するより、写真を見てもらってのクイズ形式。今日も元気に答えてくれたのは、何よりでした。それから、どこの小学校でも、メロンに「Tの字の茎の一部が残っているのはなぜか」というようなことを話すと、なるほどと。また、メロンの周りに、あみあみになっているのは、なぜかなど。その理由をきちんと答えてくれた女の子も。とてもすごかったです。その発想を大切にしてください。途中で、担任の先生が、乾燥して繊維状になったヘチマを用意して頂き、実際の緑のヘチマと何がどう違うのかなど。初めて見た子供たちには感動だったのではないかと思います。質問で、ヘチマのそばに、学校で、「ゆうがお」が植えてあり、それが大きく成長して、ヘチマは負けていたとか。ところで、ユウガオは、何科???という質問も。とてもよい発想でした。たくさんの質問があったのも、すごかったです。

DSCN3954.JPG 講義のあとは、恒例の給食タイム。今日も登場した講義を手伝ってくれる「博士」。それのことをずいぶん質問され、帰り際には、「サイン会」と「握手会」。十分質問ができなかった方は、ぜひ、質問とかを手紙に書いておくってください。お待ちしております。

 最後になりましたが、教務の熊谷先生、4年生の先生方、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。次の講義は、12月のキャリア教育だったような。しばらく間が開きますが、。。


 わたなべしるす

 PS. このところ、いわゆる、「科研費」の〆切に追われる毎日。皆さんからもらっている手紙に返事が追いついていません。来週には、科研費の書類書きを終わらせ、可能な限り早く返事を書きますので。お待ちください。

 PS.のPS. ようやく時間ができて、あちこちを見ていたら、木町通小学校のHPに関連記事を見つけました。ありがとうございました。


ページの一番上へ

diary Top« 67 | 68 | 69 | 70 | 71 | 72 | 73 | 74 | 75 | 76 | 77

ARCHIVE