東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2013年度のはじめに思うこと(4/3, 4追記)

2013年4月 3日 (水)

 東北大では明日が入学式とか。自分が学生の時には、大学紛争の名残ということで、入学式はなく、いきなり、オリエンテーションだけが始まるという、「まあ、大学とは、そんなのだ。」と思ったのを覚えています。また、当時の担任の教員は、英語が担当だったような気がしますが、「2年間の教養生活で、会うことはないでしょうから。これが最後でと。。」。実際に、担任の教員に何かお世話になることもなく、単位が出るかでないかで、気になって、教員のところにその有無を聞きにいったことがあったくらいで。もちろん、他の教員ですが。。。時代も変わったものだと。。

 という間に今年度も始まり、。。。新しいメンバーもお迎えしましたところ、最初から、先日の第62期王将戦七番勝負の第何局か忘れましたが、終盤の難解な局面があったのを思い出しています。普通に考えたら、こちらの手番のほうがと思いつつも、結局、そうはならなかったというのを何かで見たような。。そんな年度の始まりも、はじめではないかもしれないですが、。。。はて、何のことという気がするかもしれないですが、そのことは、また、おいおいと。。。。というより、名将・野村監督のお言葉、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」を思いだし、。。。

DSCN5080.JPG さて、年度初めから「これまでのことを総括しての反省」からという形ですが、研究面では、この2年間の震災からの復旧、復興で築き上げたdataをきちんと、「より多くの論文として形にすること」に、邁進したいと思います。それが何より重要なことなのであろうと。教育面では、何かで読んだような気がしますが、「教育成果は、10年以上たたないとわからない」と。。。。たしかに。。。そうだと思います。10年後に禍根を残さないような教育の充実を図りたいと思います。また、これまで通り、社会貢献、アウトリーチ活動も。

 話は変わりますが、この前、献血で、駅前の20Fの建物から、沿岸部の方を見ることがありました。。。昔なら、マツがあり、緑があったところが、茶色の地面のままで。。。これから、どの様に何を描けばよいのかという思いになります。そうした地域の大変さを考えれば、まだ、仙台市内であり、ほぼ、震災前と同じ状態に復旧した研究室な訳なので。。。その大変さを胸に、ここは「臥薪嘗胆」。この2013年度を、さらなる復興の年として、努力したいと。。。そんな年度の始まりでした。。。


 わたなべしるす

 PS. 4/4追記. そういえば、年度末から、年度初めにかけて、昨年度伺った、SSH実施校から、昨年度の報告書をたくさん頂いております。この場を借りて、お礼申し上げます。その中のとある高校の巻頭言を校長先生が書かれてあり、その中に、渡辺が行った自家不和合性の講義のことを取り上げて頂き、植物への興味を高めたという記述を見つけました。こういうのを見つけると、また、今年度も継続してがんばろうという元気を頂きます。ありがとうございました。

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