東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2008年2月の記事です。

2008修論発表会

2008年2月23日 (土)

増子@こたつでコーヒー、です。
最近少しづつ暖かくなってきて、日差しや風に春と花粉の気配を感じます。しかし、もう春だー。。。と思うやいなや、今日は午後から猛吹雪&暴風。東北道や新幹線も滞る荒れ模様です。まだまだ東北の冬将軍には気が抜けないです。

閑話休題、去る2月15日、修論発表会が行われました。植物生殖遺伝分野からは、4名が発表しました。渡辺サブグループとしては佐藤くんと、藤岡くんの2名が発表を行いました。佐藤くんは、アブラナ科植物における一側性不和合性を支配する因子の遺伝学的解析について、藤岡くんはイネの雄性生殖器官における新規small RNAの解析について。皆、最初は緊張した面持ちでしたが、いざ自分の発表になればしっかり発表し質疑応答にも臆することなく答えており、立派で素晴らしかったです。正直、私は昔あんなにしっかりしてなかったので、すごいな、と思いました。まさに、2年間取り組んできた研究の集大成といえると思います。
また、この日は生命科学研究科恒例の修了祝賀会も行われました。さくらホールの一階ロビーにて。生命科学研究科の学生、教職員が一同に会する貴重な機会で、ロビーは一杯でした。皆、長い研究生活の荷を一時降ろし、交流を楽しんでいましたよ。なんと、寿司職人さんまで来てまして(!)その場で握ってくれたお寿司。。。ホント美味しかったです。

これで、卒業関係の大きな行事は殆ど終了です。折しも、学生バイトの皆さんも忙しいテスト期間を終えて春休みに突入。全体としては目の前の大きなヤマが終了し、つかの間の穏やかな日々です。それが終わったら、いよいよ新年度、新生活に向けて大きく動き出す訳ですが。春は、アブラナの交配の季節、そして、別れと出会いの季節でもあります。もう少し時がゆるやかであったなら。。。なんて、寂しい気持ちをぐっと前向き修正して新しい季節の準備をしてます。


ますこ

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韓国・忠南大、ハクサイゲノム分子マーカーセンター設立シンポジウムに参加

2008年2月21日 (木)

2/19に、韓国・忠南大のLim教授に招待され、「ハクサイゲノム分子マーカーセンター設立シンポジウム」で、渡辺、諏訪部が招待講演をしてきました。諏訪部は、ハクサイ、シロイヌナズナなどとの比較によるゲノムの進化、根こぶ病耐性遺伝子などを紹介し、渡辺は、ハクサイ、カブなどの自家不和合性研究の現状を紹介してきました。ハクサイ、カブは、Brassica属植物で、シロイヌナズナと同じ、アブラナ科です。シロイヌナズナはモデル植物で、食用でないですが、ハクサイ、カブは、Brassica rapa L.と呼ばれ、食用としては、重要です。
昨今の食の問題があり、サイエンスとしては、シロイヌナズナも良いのでしょうが、やはり、10年先、20年先を見れば、基礎から応用というtranslational researchは重要でしょう。その意味で、今回のシンポジウムへの招待講演は、研究室の将来を見すえた共同研究などを考える上では、大変意義深いものでした。

また、渡辺の研究室がある、片平の建物というか、場所は、もとは、1940年に東北帝国大学の付置研究所、農学研究所として設立されたものです。その当時勤務されていた「水島宇三郎助教授」は、韓国では有名な禹(U)博士のお弟子さんにあたる方で、染色体対合による解析から、禹の三角形の研究をサポートされていた方です。そのような話も交えて、自家不和合性の話をしましたら、韓国の方から、近くに禹博士のお墓もあるということで、研究室の遠き、ご先祖様に、手を合わせてもどってきました。

研究室の成り立ち、これからを考えるという意味では、4日間という短い時間でしたが、とても良いシンポジウムへの参加でした。

わたなべ

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博士論文発表

2008年2月13日 (水)

この前お正月と思ったらもう2月も中旬!
ということで、D論・修論の時期です。先日、D論発表が行われました。当研究室では、D3の箱崎さんが発表されました。研究室メンバー一同、箱崎さんの実験の集大成の発表を聞きに行ってきました。D論発表は、発表40分質疑応答30分とハードな内容でしたがビシっと発表していて、あがり性な後輩としてその点も見習いたいものです......。

そして修論発表もいよいよ明後日です。
M2の皆さん頑張ってください!!

金子

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今年も残すところ。。。

2008年2月 2日 (土)

増子です。
今年も残すところ、あと334日となりました。そろそろ暮れの準備をなさっては如何でしょうか。。。。という桂歌丸師匠のネタが好きなんですが。。。はい、笑ってられないです。もう、1月終わりましたよ。。。早い。。。

閑話休題、最近の植物生殖遺伝ですが、D論・修論の一次締め切り、審査が終わり、先週からD論・修論発表会のための練習が入ってます。D3、M2の皆さん、最終ラップです!研究室内でのD論発表練習~研究室内での修論発表練習~生命科学研究科内でのD論発表練習とここまでが今週で。来週から、生命科学科内での修論発表練習~D論発表本番~修論発表本番と。。。軽く混乱をきたすスケジュール。個人的に、外部記憶装置たるスケジュール管理ツール導入を検討している今日この頃です。

就職活動が本格化してます。当研究室の看板娘、M1ーずがスーツに身を包み頑張っています。現在は説明会、エントリーシート作成がメインらしいのですが、そろそろ面接にも進んでくる時期になってくると思います。私は昔、面接、プレゼンの類が苦手でした。今もさして巧くなってないんですが。。。そんな状況を打破するべく、ある時から"ひとつの面接につき一回は笑いを取ろう!"と自分ルールを決めました。最初は苦笑いしか取れなくて。しかし、徐々に笑ってもらうことで空気がくだけて、より相手に話が伝わるようになってきました。最後から2番目の重役面接で、ビシッと説明も出来、ネタで笑いを取れた時は母さん、俺一人前の芸人になったよ!!って。。。話が違う?すいません。ともあれ、苦しい時期ですが頑張って下さい!

明後日は立春。暦の上では春です。仙台の春はまだまだ先ですが、研究室のメンバーにも穏やかな春が訪れますように。そして、春はナタネ交配の季節。温室では沢山のナタネが来るべき春を待っています。

写真は、学生部屋で飼っている金魚、メタボとその仲間たち。学生さんがお祭りですくってきて育てています。写真を撮ろうと近づくと、エサ欲しさに寄ってきて。。。ぶれてしまいました。どれがメタボか分からなくなりましたが。。。一番大きいのがそうですね。名前の由来は、メタボリックから。他の金魚の数倍食べる元気なメタボですが、最近お腹がぽっこりしてきたようでダイエット中です。PCで目が疲れたとき、忙しい現実を忘れられるちょっとした癒しの空間です。

さて先日、メタボの仲間の一匹がお亡くなりになりました。五十川さんが埋葬し、菜の花を供えてくれたとのこと。謹んでご冥福をお祈りいたします。合掌。


ますこ

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