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研究成果がPlant Physiol.に掲載されました。

今回の成果は、東北大・東谷教授との共同研究で、計画班の松岡班との共同研究でもあります。東北地方は今でこそ、冷害という言葉が重くのしかかることはないですが、それでも沿岸部など、イネの作付けができないところもあります。そうした低温での花粉成熟を遺伝子組換えでなく助けることはできないかという画期的な手法です。植物ホルモン・ジベレリンと糖を複合投与することで、稔性が回復することを発見し、その原因を突き止めたものです。「生殖」と「低温適応」という環境との相関のモデルになるようにできればと思います。

Reduction of gibberellin by low temperature disrupts pollen development in rice.

Sakata, T., Oda, S., Tsunaga, Y., Kawagishi-Kobayashi, M., Aya, K., Saeki, K., Endo, T., Nagano, K., Kojima, M., Sakakibara, H., Watanabe, M., Matsuoka, M., and Higashitani, A.

Plant Physiol., in press, (2014)

http://www.plantphysiol.org/content/early/2014/02/25/pp.113.234401.full.pdf+html

論文は、open acessなpdfになっております。まだ、版組がされていないですが、最終的なvol., pageが決まりましたら、情報を更新します。

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わたなべしるす

PS. 渡辺の研究室HPに関連記事があります。あわせてご覧ください。


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