東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

昔のこと、新しいこと、やってみること、(2/7)

2013年2月 7日 (木)

 1月にセンター試験があり、昨日が国公立の出願の〆切だったとか。学部がなく、研究科、つまり、大学院生だけの対応と言うこともあり、こうした季節の流れにどうも疎い。新聞で、大学の学部ごとの倍率がでているのを見て、昔は今頃というか、もう少し前に、悩んだのであろうと。それくらいしか思わなかった。冷静に考えたとき、大学受験をしたのは、1984年。30年ほど前になる。そんな昔のことと思っているかも知れないが、新聞に、今年のセンター試験の国語の平均点が過去最低とか。自分の時は、その前の共通一次。国語、その中でも、「現代国語」には、模擬試験の時から、「小林秀雄」の文章がよくでていて、何が言いたいのか、分からなかった。今読んだらどうか。。。分からないとしておく。その「小林秀雄」の文章が、センター試験では、初めて出題とか。その影響で、受験生は苦戦して、と。。。その新聞には、30年前には、よく出題されたと。。。確かにそうであった。何を言いたいのか、書いてあるのか、いつも分からず、現代国語の先生に、「渡辺君は、何で、わざわざ間違った答えを選ぶのか???」と言われたが、そんなつもりはなく、読んで解答していた。そんな昔のことが、今頃になって。。。。何か不思議であった。

DSC_7377.JPG そういえば、1984年の冬にもたくさんの雪が降った。出身の愛媛・今治でも積雪があった。すごかった。3月に仙台に受験にきて、雪が残っていて、大きな池が凍ると聞いて、びっくりした。。。。というか、さすがに寒いと思った。ちょうど、30年ほどたって、また、寒さが来たり、国語の問題が出現するのは、何とも不思議である。今年の問題と30年前と何か関係があるのだろうか。偶然だろう。。。ただ、実験というか、研究をやっていて、昔のことをみたら、今の新しいことをほのめかすというか、suggestしているようなこともある。つまり、昔のことに対しても、尊敬というか、respectして、それを発展させて、新しいことを考えるのは、どんなfieldでも重要なのであろう。

 とはいっても、今月の25, 26日には、二次試験になる。あと、20日を切った。30年ほど前の自分がその当時何をやっていたのか、思い出すのは、問題集の問題を解いていたような。ラジオを聞きながら。。。。どこまでがむしゃらだったのか、今考えても思い出せないが、受験当日のことは、不思議なくらい、覚えている。鉛筆をおれないようにするために、サランラップの芯の部分に入れて、上下をティッシュでふたをして、輪ゴム止めして。鉛筆は、カッターナイフで削っていた。時間いっぱいまでできる問題を探して、できる限りのことをやっていた。これが良かったのかどうかはよく分からないが、今に至っている。最後の最後まで、可能な限りの可能性を考えて、努力の限りを尽くして、やってみること。それが、どんなことでも物事を達成するために必要なのであろう。たとえ、30年前の不思議で、困ったことに出会っても。そんな不思議な新聞記事であった。

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 わたなべしるす

 PS. というか、あと少しになった二次試験むけて、受験生の方々。研究をしたり、論文を書いていてそう思うが、最後の最後でどこまでできるかで、結構結果は違う。と言うか、明らかに違う。なんでも最後の最後まであきらめず、がんばること、考えて工夫をすること。それが成功への道だろう。がんばれ!!


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