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研究経過報告|新学術領域|ゲノム・遺伝子相関

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2015年4月の記事を表示しています

"Scienceに載った日本人研究者"にて研究成果を解説

アウトリーチ


 過去1年間、雑誌Scienceに掲載された日本人の論文を著者が自ら解説する『サイエンス誌に載った日本人研究者』に山元と濵田が寄稿しました。山元は同じ冊子のコラムに、"フェロモンはホントに効くの?"と題したエッセイも執筆しています。


出典

濵田典子、山元大輔 (2015) Btk29Aはショウジョウバエ卵巣のニッチでWnt4シグナリングを促進することによって、生殖細胞の増殖にブレーキをかける.Science Japanese Scientists in Science 2014: 2015 issue, 18 (AAAS).


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山元大輔 (2015) フェロモンはホントに効くの? Science Japanese Scientists in Science 2014: 2015 issue, 19 (AAAS).


:掲載誌の表紙

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遺伝子治療に関する本を書評しました

アウトリーチ


山元は、遺伝学で学位を取得したサイエンスライター、リッキー・ルイスの近著、『「永久に治る」ことは可能か?』の書評を、公明新聞に著しました。この本は、急速に広がりつつある遺伝子治療の成功と失敗の克明な記録であるとともに、そこに関わった患者、家族、医師、そして研究者の人間ドラマともなっています。


出典:公明新聞、2015330日、第6面、読書欄。


公明新聞2015年3月30日書評.jpg


図:書評記事

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研究成果


キイロショウジョウバエの卵発達は母性因子に依存し、母性因子は卵細胞と同一の幹細胞に由来する15個の哺育細胞から送り込まれます。ここで細胞間の連絡路となるring canalは、アクチンを主体とする収縮環が閉じきらずに残った構造で、発生が進むにつれ成長します。山元班の濵田(川口)典子と山元はこのたび、非受容体型チロシンキナーゼ、Btk29Aによるβカテニンのリン酸化(特にY150)が、ring canalの成長に必須であることを示しました。


出典:Hamada-Kawaguchi, N., Nishida, Y. and Yamamoto, D. (2015) Btk29A-mediated tyrosine phosphorylation of Armadillo/β-catenin promotes ring canal growth in Drosohpila oogenesis. PLoS ONE 10(3): e0121484. doi:10.1371/journal. pone.0121484


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Btk29AficP突然変異体の卵室にring canalが見える。

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