東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【基礎ゼミ113】渡辺グループ経過報告(9)

2013年8月19日 (月)

前回から1ヶ月強たちました。

あれから気温も日照も上がり、野菜たちは多くの実りをもたらしています。

写真に撮っていても、なかなかダイアリーに上げる時間が無くて、時間が空いてしまいました。

 

7月中旬からは、非常に湿っぽい気候で、気温も低く病気が発生しがちになりました。

都度、対策を取ってきましたが、なんとか乗り切って盛夏を迎える事が出来ました。

そして8月。気温も高く、夏らしい天候が続きました。

別件で農繁期でして、なかなか手をかける事が出来なかった印象です。

追肥もほどほどにしていたため、全体に弱ってきました。

大きな収穫も終えたので、そろそろ温室農園もお終いかなあ、と考えています。

 

ミニキュウリ(ベランダキュウリ)は、いよいよ終わりが近いようです。

モザイク病か、肥料不足か、非常に葉の色が薄くなってきました。

新芽には新しい花芽も付いていますが、すぐ枯れてしまう印象です。

これまで、コンスタントにキュウリを食べてきて、とても楽しませてもらいました。

最後追肥して、ダメなら片付けようかな、と思ってます。

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鉢の小玉スイカ(紅しぐれ 写真左)は、収穫を終えました。

玉の直近のツルが枯れたのが収穫のサイン。

↓は7/22の写真。これより、大きくなったものを収穫しました。

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余裕が無かったので、収穫時の植物の写真が無いですが。。。割った様子。

普通の甘くて美味しい小玉スイカの味がしました。ご馳走様でした。

スイカは他の作物より、ツル当りの玉数が少なく、効率が悪い印象。

水管理は比較的適当にしていましたが、難しい所以も分かる気がしました。

今年は、スーパーで買った大きいスイカを食べると、農家の方々の苦労を思って、感慨深くなってしまいます。

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プランター(大)の様子。

7/22の様子では非常に茂って(写真左)、ミニメロン(写真右)もまだ青かったですが。。。

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現在、ミニメロン(かわい~ナ 写真左)は無事収穫を終え、植物を倒しました。追熟中です。

写真右は、7/22時点のメロンの雄花。沢山咲いていました。

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しかし、メロンも、非常に手がかかる割に、収穫が少ない作物の一つでした。

中身の熟し具合が一見して分からないため、収穫しても甘くなくて一度失敗しています(8/9収穫)。

蛍光イエローの色味なのに、中身はキュウリみたいで美味しくなかったです。

もうちょっと室温で置けば良かったかも。。。見た目は立派なのに。。。

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この苦い経験から、今回は焦らない事にしました。

メロンから甘い香りがしてきて、柔らかくなるまで、割っちゃダメですね。

 

正直、メロンもスイカも成らせるだけで精一杯で、味まで意識が行きませんでした。

スーパーで売ってる、アンデスメロンとか高い!とか、文句言えないです。スイカもね。

農家の方々は、毎日どれだけ気を遣って育ててらっしゃるのか。大変ですね。

 

小玉スイカ(写真左)は背丈が伸びました。ツルも伸びて、だいぶ大きくなった印象です。

小さな実がついているため、育てています。落ちないように、袋をかけています。

ミニニンジンも徐々に大きくなってきているので、密かに楽しみにしています。

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プランター小1の様子。オクラ2種とトウガラシのプランターです。

7/22の様子は↓。非常にトウガラシが茂っています。

実もついていて、この頃は、食べ頃を測りかねていました(笑)

そのため、非常に大きく育っています。

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その後(8/~)、バナナクリームはダニにやられました。。。

実に栄養が行って、本体が弱っていたところをやられて、さらに弱っていきました。

葉が落ち、殆どダメになってしまったため、この写真の後に収穫して、倒しました。

少し枝を整理してやっていれば、ダニの防除をしていれば、と悔やむ部分もありますね。

オクラ(レッドソード 写真右)にもダニ被害などありますが(葉に小さな斑点が出ています)、もう少し楽しめそうです。

温室は毎日40度を超える気温で、オクラ類が急に元気になってきました。

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プランター小2の様子。ミニトマト(ミニキャロル)とスイートバジルのプランターです。

ミニトマトは背丈が高くなりすぎ、実が重たくなりすぎたため、倒れてしまいました。

現在は温室の柱に立てかけています。

沢山の実が徐々に赤くなっていき、収穫を楽しめる状態です。

しかし、だいぶ実が少なくなり、本体も弱ったため、今の実を取り切ったら倒すつもりでいます。

ミニトマトは、楽にコンスタントに収穫出来、成長や出来具合を実感しやすい作物でした。

大きなトマトは難しくて(庭で育てていたんですが)。

虫にやられる率が高くて。。。まあ管理が悪かったんですが。

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スイートバジルはここにきて急成長してきました。

トマトを倒した後に、本格的に楽しめる状態になるかも。

室内で育てているトマトやキュウリ達と、種で直植えしたバジルには1ヶ月ほどタイムラグがあります。

早いうちから育てていれば、今頃トマトと一緒に楽しめていたと思います。

最初はひょろひょろだけど、ちゃんと日に当ててやれば、かなりの大木に育ちます。

花が咲き始める頃になると、急に木化するので心配ないです(去年の庭のバジルがそうだった)。

花がついたらマメに取った方がいいです。

本体が弱るし、葉が硬くなって楽しめなくなるので。

そして、摘心した方がいいらしいです。脇芽を伸ばして沢山葉を取るのね。

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プランター小3の様子。オクラ3種のプランターです。

白ひすい(写真左)が非常に大きくなり、赤まるみちゃんを駆逐する勢いです。

アーリーファイブは。。。陰に隠れて見えないほどになりました。

白ひすいは、花芽が非常に沢山ついているため、都度収穫しています(写真右)。

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赤まるみちゃんにも、実が出来ています(写真)。

出来はじめでまだ青いですが、ここから赤くなります。

収穫を忘れると、硬くなってしまって食べられないので、注意が必要です。

実の先をしならせて、しなる位が食べ頃。しならなくなると、中が種になってます。

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さて、収穫した野菜達ですが、都度調理して食べています

キュウリをニンニク味噌につけて食べたり(写真左)、オクラを茹でてうどんの具にしたり(写真右)。

あ、写真左の青いポップコーンは、アメリカ土産です。

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写真に無いですけどバナナクリームは、しなしなになるまで炒めると、すごい美味しいです!

シェフ須藤作のおかか炒め、すごく美味しかったです。

 

先日、沢山ミニトマトが採れたためメンバーで食べようと冷蔵庫に冷やしておいたんですが。。。

気まぐれに研究室を訪れた、いたずら族が冷えたミニトマトを全部食べてしまいました。

口にトマトを入れて、ご機嫌のいたずら族。

みんな、すまんかった。

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3月から始めた野菜作りでしたが、ようやく終わりが見えてきました。

収穫までこぎ着け、それまでの苦労が洗われました。

皆でとても楽しみました!

最後、すごい長文の記事になってしまった。。。すいません。

渡辺先生、手伝ってくれたメンバーの皆様、ありがとうございました。

 

増子(鈴木)

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